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拳法の稽古に行くと声が出にくくなる

今朝は、久々に中国武術「韓氏意拳」の、内田先生のモーニングクラス に参加。

https://hsyqjapan.dreama.jp/40/192/

このクラスに参加する為に、いつもよりだいぶ早起きするが、週1なら問題ない。むしろスッキリする。

そして、このクラスに出ると、終了後に声が出にくくなる。

これは否定的な感想ではなく、あくまでも「そうなる」ということであって、ここではそれが何故なのか、少し考えてみたい。
(実際、帰り道に同じクラスの参加者とは普通に喋れる状態にすぐ戻る)

また、クラスの他の参加者は普通に先生と会話しているのを見ると、これは私個人の問題のような気がする。

そして、以下の記述は私の記憶・理解に寄るものなので、実際の先生の説明と違う可能性もある。よって、文責は全て私にある。

◆考えられる理由1 稽古中、ほぼ無言だから

このクラスでは、自分の身体に物凄く集注することを求められる。なので、特に質問などなければ、無言で過ごしていい。先生の指示に対して反応もしなくて良い、とさえされているので、私自身、最近は先生からの指示に対して頷きもしない。

(ただ、こうなるには少し時間がかかった。過去に受けてきた教育のためか、どうしても反射的に頷く癖が付いていたためだ)

断続的な身体への深い集中で、身体がより楽に、地が足に着き、心も楽になる。経験上、こういう状態になると、むしろ声は出しやすくなる。

なのに声は出しにくくなる。はて。

◆考えられる理由2

という訳で理由のふたつ目。

ズバリ核心に迫ると、
私が日常的に出す喋り声の”身体の層”と、
このクラスで求められる”身体の層”が一致していない、
ということなのだろう。

”身体の層”というのは、
中国の伝統的な身体観をベースにしている身体の見方だ。

例えば、
中国の伝統的な考え方では、二足歩行の動物である人間には、
人間が人間になるより前の四足歩行の特徴が沢山残っている、

否、
四足歩行が二足歩行のベースにあると考える。

なので、
現代の我々が慣れきっている、二足歩行の身体の層ではなく、
四足歩行の層にアクセスする。

今日のクラスでは、実際に四つん這いになり、じっくり身体に集注して行った。事情を知らない人がみたら、見た目にはほとんど変化は感じられないだろう。(ただ、慣れてくると見た目にも少し分かるようになる)

先生の指導によって、適切な方向・手順で身体を集注して観て行くと、
身体の連動が強くなり、身体が一気に安定する。

その安定した身体で動くと、身体の質量そのものが動くので、その動きを妨げようとすると、凄い圧力がかかるのが分かる。

身体の見方を変えると、身体の在り方が変わり、それで動き、相手にぶつかると、現象として非常に強い効果が現れる。だから武術として強いのだ。

と、こう書くと、魔法のように感じるかもしれないが、この集注を持続して行くのが実に難しい。

いとも簡単に集注が途切れる。
そもそも、最初のうちは、適切な集注の仕方が分からない。

だから、何度も何度も集注をトライするのだ。

説明はこれぐらいにして、本来のテーマに戻ろう。

そう、私の場合、人間より前の身体の層にアクセスすると、声が出にくくなるのだ。

それは、普段の喋り声では、全然違う層で喋っているからなのだと思う。

「普段の喋り声」と書いたのは、
これがトゥバのホーメイ、モンゴルのホーミーといった、
遊牧民の伝統的な歌唱芸術だったら、
むしろ出しやすくなっている可能性があるからだ
(まだ試して無いので推測でしか無いが)

こういった、普段の喋り声とは全く違う発声法の場合は、そもそも最初から普段の身体とは違うモードに入らないと上手く行かない。

また、実際、こういった他国の伝統文化に対するアプローチの仕方は、私の場合、韓氏意拳の影響が大きい。

なので、このモーニングクラス後に声を出したら出しやすいだろう。

ということは、普段の日常から、この状態を思い出しながら喋って見る、というのが今後の課題になるだろう。

実は、意識しているつもりだったが、
今でもクラス後に声が出しにくい、ということは、
より深い集中観が必要なのだろう。

これを試みることで、
より身体的に楽で、落ち着いた感じの喋りになれそうだ。

◆考えられる理由3 単に??だから

単に早朝だから声が出にくいのかもしれない笑

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