#115 ONEOHTRIX POINT NEVERはビューティフルドリーマー
VOLOJZA(ボロジャザ)という名前でラップをしたり、ビートを作ったり、アートワークをやったり、映像やったりしています。諸々メモがわりに書いて行こうと思います。
ONEOHTRIX POINT NEVER(以下opn)についてはこのnoteでも何回か書いたし昨年リリースされたアルバム「Again」は私の去年のベストアルバムだ。
Opnも観るしなんとなくコンディションを高めるためには最適だろうとずっと観たかった「うる星やつらビューティフルドリーマー」も先日観た。これは完全にOpnを観るに当たって大正解の内容だった。ラムちゃんの夢の中に閉じ込められて永遠に終わらない文化祭の前日が続く話。
原作の高橋留美子は本作が大嫌いらしいが私はとても楽しめた。スティーブン・キングはスタンリーキューブリックのシャイニングが嫌いだし、楳図かずおは大林宣彦の漂流教室が嫌いだけど俺は全部好きだから原作者の気持ちはわかるけど原作者の意向にそった作品が別媒体でよくなるとは限らないと思う。片岡愛之助が主演で楳図かずおが監督したMOTHERとか結構…。 ビューティフルドリーマーはアマプラで観れます。
流れでトワイライトQというのもyoutubeに上がってて観た。これも完全にOpnだった。
第一話 時の結び目
遊びにきていた海で発売されてないカメラを拾い、現像したら自分と知らない男の人が写っていた話。
第二話 迷宮物件
押井守ってずっと同じ事言ってるんだなっていう。
これもまさにOPN。
もこみさんのライブレポート
オープニングアクトのジム・オルークと石橋英子の時点で良すぎて脳みそから汁が出まくりでした。私には脳汁ジュワ系っていうプレイリストがあるんですけどまさにそれ系でした。正直これだけでも来た甲斐があったと感じました。
そしてOPN。
最高だった点
その1
圧倒的な音質の良さと、音圧の太さ、耳で高い寿司食べてるみたい。
とにかく音がでかくて厚いのに全く耳が痛くない。本当に旨い寿司とか焼き肉食った時のしっかりと油がのってるのに臭みがなくモタレナイ感がエグい。
その2
Freeka tetによるopnと思われる傀儡の生操りとVJによる視覚的楽しさの補完が完璧。
バンドライブと違って打ち込みのライブだとライブ特有の肉体性や、ライブ感が弱くなってただプレイボタン押して流すだけみたいな事もありえるかもと危惧していたが全くそんな事はなかった。
むしろ生でOPN傀儡を操ることによって肉体性というか存在の主体を不明確にする事によって観てるこっちは全く新しい体験をする事になった。
Againを聴いた時に思った音の方向性、過去、未来、現在の循環みたいな物 + ライブでは存在自体の問い?まで広がってかなり自分としての理解の補完が強まった。
OPNは再生(Play)をするのではなくAGAIN(再会)を表現していると感じた。何に再会するかといえば 過去、今、未来、自分、自分を動かしているもの、自分を観ているもの 自分が観ているもの これから観るであろうもの 虚構、創作物 などなど、それが同列にあるといった感じだろうか?
全く理解は追いついていないだろうが。そしてそれはやっぱり押井守っぽい。つまりOPN
ビューティフルドリーマーだっちゃ…
再生と再会の違いとすれば永遠という事になるので死という概念がなくなるから、起きている事も起きてない事も既に全てあるしただそれに出会うという感じ。そしてそれを既に知っているという。
とにかくスペシャルな体験で熱狂というより呆然というか今何が起きているのか受け止めるのに精一杯でとにかく脳みそから変な汁がドバドバ出るとてもスペシャルな体験だった。
上げてる奴おる
私はOPN以降を生きている。
読んで頂きありがとうございました。
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