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#109 VOLOJZA -『2020』


このアップリケの怪物は娘が書いたものを奥さんがフエルトで作ってれて誕生日かなんかに頂きました。がち宝物。

Title:『2020』
Track List:
1. ゼリヤでフェス
2. 和名ケ谷市営プール
3. 思い出のスイフト
4. サルノリ→バチンキ→ゴリランダ→
5. とある一人の時間
6. 天国エアポート
7. Rip先払い
8. 2021(Lost Mow Mow)
9.松戸にいる(Demo ver)
10.Flower2016(Bonus Track)


このEP『2020』はタイトル通り2020年に主に作られた曲で構成されています。回想すると当時はコロナ禍で鬱屈した中、細やかな楽しみや気づきみたいなものを日記のようにリリックにしていたのかなと。または生活に追われてそんなに考える暇がなかったのかも…。
サイゼリヤの曲や、市営プールの曲、今は無き愛車の思い出、子供が好きなポケモンから着想を得たり、久しぶりの一人の時間を満喫出来た喜びや特別養護老人ホームにいる祖母のことなど、ラッパーとしての自分というより、市井の人としての自分がより出せていると思います。

このラッパーと市井の人との境界線を越境できた事は自分としては成果だと感じていて当時、同時に製作していた『其レハ鳴リ続ケル』の後にすぐリリースしたかったのですが友人の死などもあり、このEPに収録されているような曲をリリースする気持ちにはとてもなれず結果より風合いの違う『割れた鏡が見た何か』をリリースしました。

年末にはLEXUZ YENとPoivreとのユニットDie,No Ties,Flyのフルアルバム『SEASONS』もリリースし、結果、この2作を完成させた事、またたくさんの方に聴いていただけた事が功奏したのもあると思うんですが昨年自分が持っていたメロウでモノクロームなトーンからちょっと違うものもリリースしてもいいような気がしてきました。徐々にというよりこれは閃きです。ノリです。ほぼいつもそうなんですが…。

ミックスマスタリングしないのも作品なのか?ただの生活記録なのか?その境界も曖昧なのも面白いかもと思いました。(本音はただケチなだけです。) ビートにしても打つというよりもサンプルを並べてループするっという感覚が強く、そこも曖昧にしたかった。作為と無作為の良い塩梅をさぐるというか。(この作品に限った事ではなく今後出る作品もそういうものがありますがリリックの方向性はまたちょっと違います。)

他愛もないことや些細なことが今一番自分にとっては大事な事のような気もします。結構真面目に書いたんですが内容はかなり砕けてるので普通に楽しんでもらえたら幸いです笑

VOLOJZA




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