経営者に大切なこと/経営者じゃない方々へ

経営者に大切なこと

いきなり結論です。
経営者に大切なことは

『ビジョン』と『先見の明』と『外交力』です。

細かく言ったら、

・決断力とか
・決断可能になるだけの情報収集力とか
・実行力とか
・知識や知恵とか
・臨機応変感覚とか
・センスとか
・人を見る目とか
・カリスマ性とか

挙げたらきりがないけれど。

自己顕示欲とか、独裁政治やストレス解消の場とか、俺すげえの場とかではなく、
関わる各位の生活のための『延命』を最重要視でなければなりません。

延命について『国』から『代行』して『雇用』しているから『貢献』なのだと心得ましょう。

他の誰かに出来ないこと、専門家が情報収集や意見は出来ても決断は無理なこと、他の誰かがやっても効果が薄いこと。
創業5年から10年を超える会社には、必ず『在る』もの。

そしてこれを蔑ろにする事業者や会社は、3年保てば良い方では。
3年残れても、その後の社内は様々な壁に阻まれてボロボロでしょう。
(というか視点が高い方々からは『ひよっこ』扱いされるでしょうねぇ)

◆『ビジョン』
理想像。未来像。展望。見通し。
まぼろし。幻影。
ビジョンとは夢であり、羅針盤であり、存在の宣言です。
長く続いている会社には必ずあるものです(例えコーポレートサイトがなくても、事務所には額に社訓がある)
社員が二択で困った時、その場に経営者がいなくても、優先すべきものはどちらなのかが判ります。
ビジョンから生まれるエピソードこそ、唯一無二のブランドです。

◆『先見の明』
将来の事柄について、見通す力や、見識の力量などを意味する表現。
陰陽道や超能力に目覚めろ! というお話ではありません。
出来るだけ先を予測出来る様に、事前にリスクを回避可能な様に、常に内外の情報を取り入れて分析して検討しましょう。
一般の社員さんには難易度が高いので、経営者役のあなたが担って下さい。
あなたを知らない他者には「荒唐無稽」とか「絵に描いた餅」とか「机上の空論」と視えるかもしれませんが、大事なことです。

◆『外交力』
外部との交渉・交際。特に会社・商店などで、外部に出て勧誘・受注などの仕事をすること。
交流であり、営業であり、ブランディングであり、常に『将来性』を持ち続けるという重要な活動です。
人、物、金、情報。この全てを持っているのは『ヒト』です。
繋がっている『ヒト』のネットワークを拡大出来るだけ広げましょう。
正直言いましょう、深さよりも広さです。深さは、後からやってきます。それは、あなたを守ります。
その繋がりや経緯の体験は、他社も欲しがる価値あるものであり、資産です。

後は、頼ってみましょうか。
耐えられる範囲で、少しずつでも良いので。
『後継者を育てる』という視点でならば、いけるでしょう?

経営者じゃない方々へ

経営者も、あなたと同じ『普通の人』です。
ただ、同じ経験をしても、得る経験値の量が、経営未経験者より数倍も多いのです。

見地によって『視点』が高くて『視界』が広いお陰で、受信するアンテナの性能が上がっているから。
犠牲を払うにしても、搾取選択してもっとも効率の良いものが選べてしまうというだけなのです。

その遠くが見えてしまうアンテナのお陰で、皆さまには、
「何言ってるんだ?」「また言ってることが変わったか……」「こうしておけば良かったのによ」「自分の事しか考えていないね」
と観えることもあるかもしれません。

この世界では『最善』を尽くして、少しでも『マシ』になる選択しか出来ない様になっています。
歴史にIFはないので。
それでも、どうしても納得がいかないのならば、こう言ってください。
「私の言う通りにして、だめだった場合は、全貯金と家族親族の資産を投げ打って補填しますし、場合によっては一生タダ働きします」
これだけで、一応は経営者と並べます。お勧めはしませんが。

人の上に立つということは、初めは楽しく喜び、自分の三分の一も稼働しない部下への怒りに満ちて、上手くいかずに独りで泣き、やっとの思いで安楽を得るのです。
文字通り『人生を賭け』て『喜怒哀楽』を体現するのです。
それはもう、疲弊します。
例として、内容によっては30歳の時点で、90歳を迎えた様な、老衰にも似た状態にもなります。

喜怒哀楽、どれかの『一部』だけ観て評価するのはフェアじゃない。
彼らにも経営者じゃない時代があり、経営者になっての初年度があり、今があって、将来もある。
自動的に、誰よりも負う責任が重いというだけの『仲間』です。

社長さんが100の責任を負っていて、月給(役員報酬)が100万円なのだとしたら。
1責任を換算すると1万円です。

搾取されているのですか?
よろしい、ならば『責任』を奪い取れ!

ということで。
給料の上げ方は、社長から責任を取り上げて暇にさせて、社内改善や新規事業が出来る様に仕向けることです。

『楽して高給が可能な限り長期に渡って欲しい』

という目的で、当たり前の様に繋がれるはずです。ベクトルの方向は、実は皆一緒です。

逃がすな! 追え!

じゃないと、外部者の私みたいな『経営コンサルタント』や『外部発注者』らが、本来は君たちが貰えるはずの『責任』と『大金』を持って行っちゃうぞっ。

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