天才でも秀才でもないこと/逃げから始まるビジネス生活

Twitterのビジネスクラスタでは「なまむぎ(@volt_a)」と申します。
経営コンサルタント歴が2020年で17年目になります(2019年10月現在)
この17年間で、法人設立20社以上に携わりました。
新規事業の立ち上げ数で言ったら40事業以上(記録出来ないものも合わせたら74以上)です。

私は、クラスに2~3名ほどいる、基本的にダメな方の人間でした。

時々、お世辞だったり社交辞令などで、経歴や能力や実績を(特に裏側の)、ゼネラリストとして褒めて貰えることも増えてきましたが、
実際は、手際の悪いダメ理系ですし、長いあいだ共感力の無いコミュ力皆無者でした。
それでいて体力もなく、頭も悪く、自信やら信用信頼とは無縁の、典型的なダメ人間でした。

天才でも秀才でもないこと

当時の趣味はマンガや小説を読んで書くことだけ。
小中高の図書室の、大半の本は読みつくしていたはずです。
(思想本や技術書は無かったので大したことはありませんが……)

理系なのに趣味が文系というアンバランスで非効率な中、過去に読み過ぎたので最近は読書に魅力を感じておらず、だから140文字のTLが適切に感じるし、主に発信なのかなぁと自己診断。
そして自己嫌悪()

アルバイトの面接も受かったことがありません。
(なので面接も審査もない、ゴルフ場でキャディバッグ持ちや、郵便局の年賀状配達で稼いでいました)

高校の卒業と同時に、実家を離れて上京しました。

考えたのは前進ではなく〝逃げること〟でした。

地元にいたくない。
地元にいたら、このダメ人間が作り上げた灰色の人間関係や認識が一生続いてしまう。

私の社会人生活は〝逃げること〟から始まりました。

最初の会社は、2年もせず業務縮小になって、若手社員は全員がクビになりました。

転職先の2社目では、拙い惰性で4年も過ぎた頃に自主退社しました。

その頃、ダメ人間の私はオンラインゲームの『ウルティマオンライン』にハマっており。

派閥もあるし秘薬も買い込まなきゃだしmemが待っているんだ! おのれPKKめT4め!
ああっゲートが閉じる……よしリハビリだ! 会社で働いてなどいられるか!

という理由と、

社内恋愛の失敗(ボーダーの彼女の元彼が実は会社の上司で先輩でバンドのリーダーで妻子(自閉症)持ちでギターとベースで殴り合いして歩道橋の階段を転げ落として鼻を折ろうとブーツで何度も頑張ってみたけれど鼻血も出ない中で止めに入ってきた人を高いテンションで片っ端から子外刈りや足払いで倒してたら体力尽きて別の先輩が出羽三山に行って山伏になって戻って来て中国茶屋で起業するって言いだしてとりあえず同棲を考えたら彼女の元彼女が現れて長くなるのでこの話はまたの機会に)と、
所属していたデマンド系プロジェクトが解体になり、とりあえず待機みたいなことになったので自主退社へ。

生きていかなければならないので、人生初の正攻法でアルバイト探しへ。
運良く入れたアルバイト先が潰れかけて、唯一の正社員経験者というだけの理由で能力もないのにスカウトされ。

「この2000万円を、1年後に2001万円にして返せ」

と言われて、余裕で半年で使い切って発言権や人権を失い(ビジョンも無いただのフリーターに大金渡しちゃダメですよねぇ)

家に帰って猫にごはんあげるにも稟議書の承認が必要な環境を1年ほど続けて完済し。
気が付けば、独立&起業していて、社員が9人もいる状態にいました。

「無能だな」とか「使えない奴だ」とか「芯がないな」とか「覚悟が足りないんじゃないか?」
みたいな評価を下されることから『逃げ回った』結果、能力も無いのに人の上に立ってしまったのです。

逃げから始まるビジネス生活

天才や秀才が、ヒトの皮をかぶって当たり前の様に跋扈するこの『社会』という世界、私にとっては絶望的でした。
能力差や階級で分け守られてもおらず、武器選び(ビジネス)では法律くらいしか規制もないという。

それでも、幾人かの生活を確立させなければならないし、自分も延命しなければなりません。

毎月、数百万円単位で減っていく口座の中身。
まともに眠れず、胃痙攣で胃液を吐いては痛みに耐えて、食欲も無くうずくまる中で見つけた道が、

『一般的な人間らしい生き方(プライベート)を捨てて、他者の何倍も経験値を積もう(ビジネス特化)』

という考えでした。
新たなことに挑戦する人って、見渡してみたら、天才や秀才も含めてほとんどいなかったのです。
100人に1人もいない、1000人でもいない、1万人や10万人どころか、100万人にやっと1人というところでしょうか(企業数は413万社なので違うけれど印象で)
経済成長維持や雇用創出など、需要はあるのにリスクの大きさから、多くの人が戦うことを回避していました。

この面倒事を代行することで、メモリの充実した『天才や秀才』と戦えるのでは。
ハードディスクを初期化し、新規事業関連にのみ従事して、ビジネス経験のみに特化&記憶しまくり。
データから再現性を最大化して、やっと「需要を下さい!」と言える程度にはなれました。

低レベルクリアや無死プレイなどは目指しません。
圧倒的にレベルを上げてから、圧倒的に低リスクで撃破です。
バフ&デバフ? 使うヒマがあったら会心の一撃を狙って戦うのみです。

結果として、ダメージコントロール無しの防御を捨ててノーセーブで熱暴走で突き進んでしまい、3回ほど生命維持が困難になったり、ぷつりと寿命更新に興味を失ったり(他人の3倍の速度で生き急ぎすぎて、精神的に寿命迎えたらしいです)

元同居者らや、周囲の関係各位や、猫さんのお陰で何とか調整が効いて生き残りましたが。
10年以上を『捨てた』お陰で、私の『経験値』は絶対の自信という『背骨』になりました。

死んだこともないのに「命がけでやれ!」「死ぬ気でやれ!」とか言っちゃったり思っちゃってたりの、そこいらのなんちゃって経験値重視者ら程度には、張り合われても対応のし様がないのです。
性質が違いますし。
文句があるなら会社の10社も創って潰してから来て欲しいものです。
(なんちゃって! ごめんなさいそんな好戦的でもありませんので忘れて下さいな)

こんな感じなので、天才でも秀才でもなく、何なら卑屈でゴミな底辺人間なのです。
最も身近な人にばかり、犠牲や高負荷を掛けてきているので。

ということは、私以外の多くの人は、比率的に基本スペックが私以上に優秀者なのは確実です。
なので、未来を支える役に見込みある『優秀者』や、他人に代わって戦う事を覚悟した『経営者』には、少々厳しいかもしれません。
私がただ優しいうちは「どっちでもいいや」で止まっている恐れ。
背中を預けだしたら、議論や協議が飛んで来るのでご注意を()

その理由のまとめ

同じフィールドで、天才や秀才と戦うために、経験値をかき集める生き方でここまで来ています。
能力があれば、他にも色々と効率の良い手段もあったのでしょうが……ないものはない、ないものねだりですね。

理由は、需要が欲しいからです。
貢献を以って「使える奴だな」と思われたい承認欲求です。
要されて、私自身や私の周囲を食べさせて行きたいからです。

美学なく、法に触れてまでこの想いを邪魔する者は、場合によっては、誰であろうとも戦います。
「最早、呼んでくれないならば敵だっ!(違)」

こんな生き方はお勧めしません。
こんなの、運が良くても行方不明者に直行です。

そうしなくても良いように、代わりに私みたいな者が経験してきているので、諸々をお伝えしていく役としてここにいます。

ですので、余裕があるときか、余裕がないときに、必要として下さい。お試しで使ってみてください。
貢献の機会をお願い致します。

(今回はただの正当化とポジショントークですのでお気に慣らさずに!)

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