『幸せ拾い』第234言
子ども用の遊び場に、「幸せ拾い」がありました。
カラーボールでいっぱいになった小プール。
それはゲームでした。
プールの底にある「幸せ」を3つ、早く拾いあげた順で、賞品をもらえるというゲーム。
AちゃんもBちゃんも 必死にあちこち探し回っています。
Cちゃんは、動きは激しくありませんが探しています。
この感じ、、勘の鋭い貴方様は展開が読めたでしょうw
そう、1番はやく3つの幸せを拾い上げたのは、Cちゃんです。
*
なぜだったでしょう。
Cちゃんは言います。「しゃがんで手で触ってたらあったよ」
・・・。
おおっと。これはたまたまCちゃんの周りに「幸せ」が集中してしまったのでしょうか!? 審議が必要ですねぇ。。?
いえ、そんなことはありません。
実はこのあと、メンバー変わり、もう一度やった時もCちゃんが1番だったのです。(Cちゃんは今度は2位の賞品がほしくて、はやく1位の人がでないか待っていたくらい、よこしまな腹黒さはありましたが(;'∀')、、審議の必要まではないでしょうw)
このときも、DちゃんEちゃんだって必死に探していたんです。
*
大人が教えてくれました。
Cちゃんは足元にある「幸せ」を確実に拾い上げてる。
他の子たちは「幸せ」を探すのに、足で蹴りあげ、手で払いのけ、前に横に進むものだから、カラーボールと一緒に「幸せ」も飛ばされていってるんだろう、と。
どうやらそのようです。
Cちゃんはのんびり歩いては、しゃがんで足元に手をやり、「幸せ」があるかなぁとトントン触って確かめて探していたのです。歩いていると、足に「幸せ」があたって気づいたり、ね。
*
人生も似ているところある気がしませんか?
、、はい、わたしがこのCちゃんです。「なんだよ自慢かよ」に思われたらごめんなさいw
いやいや、人生においては、わたしもAちゃんBちゃん、DちゃんEちゃんのように、自分から目の前にあった幸せを蹴散らして、払いのけて、幸せを棒にしてしまった時なんて、たくさんありますよっ。
だけど、そうですね、、今は圧倒的にCちゃんが多いですw
足元にある幸せを拾い上げたら、
こんなにも幸せになれたのにね!
あのひとばっかり足元に幸せが集中してる!んじゃなくて、って案外、自分で自分の足元にある幸せを(えーい!どやさー!)と遠くになぎ倒すように追いやってることもあるよね、って話。
だけど、それでも。
まるで自作自演のように幸せ払いをしていた時も、その時のわたしには必要な「気づくまでの時間」であって、それがあって、足元にある喜びに「気づける今」が愛おしいほどにあるんだと思っています。
~『幸せ払いから、幸せ拾いへ』~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?