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『幸せ拾い』第234言

子ども用の遊び場に、「幸せ拾い」がありました。

カラーボールでいっぱいになった小プール。

それはゲームでした。

プールの底にある「幸せ」を3つ、早く拾いあげた順で、賞品をもらえるというゲーム。

AちゃんもBちゃんも 必死にあちこち探し回っています。

Cちゃんは、動きは激しくありませんが探しています。

この感じ、、勘の鋭い貴方様は展開が読めたでしょうw

そう、1番はやく3つの幸せを拾い上げたのは、Cちゃんです。

なぜだったでしょう。

Cちゃんは言います。「しゃがんで手で触ってたらあったよ

・・・。

おおっと。これはたまたまCちゃんの周りに「幸せ」が集中してしまったのでしょうか!? 審議が必要ですねぇ。。?

いえ、そんなことはありません。

実はこのあと、メンバー変わり、もう一度やった時もCちゃんが1番だったのです。(Cちゃんは今度は2位の賞品がほしくて、はやく1位の人がでないか待っていたくらい、よこしまな腹黒さはありましたが(;'∀')、、審議の必要まではないでしょうw)

このときも、DちゃんEちゃんだって必死に探していたんです。

大人が教えてくれました。

Cちゃんは足元にある「幸せ」を確実に拾い上げてる。

他の子たちは「幸せ」を探すのに、足で蹴りあげ、手で払いのけ、前に横に進むものだから、カラーボールと一緒に「幸せ」も飛ばされていってるんだろう、と。

どうやらそのようです。

Cちゃんはのんびり歩いては、しゃがんで足元に手をやり、「幸せ」があるかなぁとトントン触って確かめて探していたのです。歩いていると、足に「幸せ」があたって気づいたり、ね。

人生も似ているところある気がしませんか?

、、はい、わたしがこのCちゃんです。「なんだよ自慢かよ」に思われたらごめんなさいw

いやいや、人生においては、わたしもAちゃんBちゃん、DちゃんEちゃんのように、自分から目の前にあった幸せを蹴散らして、払いのけて、幸せを棒にしてしまった時なんて、たくさんありますよっ。

だけど、そうですね、、今は圧倒的にCちゃんが多いですw


足元にある幸せを拾い上げたら、
こんなにも幸せになれたのにね!


あのひとばっかり足元に幸せが集中してる!んじゃなくて、って案外、自分で自分の足元にある幸せを(えーい!どやさー!)と遠くになぎ倒すように追いやってることもあるよね、って話。

だけど、それでも。

まるで自作自演のように幸せ払いをしていた時も、その時のわたしには必要な「気づくまでの時間」であって、それがあって、足元にある喜びに「気づける今」が愛おしいほどにあるんだと思っています。

~『幸せ払いから、幸せ拾いへ』~


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