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リクオ君と私……余命宣告からの「ご機嫌元気」なパラレルワールド_その7

苦戦すると思っていた
新たな病院探し。。。


この時、私が探していた理想のイメージは……

食欲不振、若干黄疸が出ている患者(猫)を目の前に、


「症状を深掘りせず(詳しい検査をせず)、
緩和だけしてほしい(きびしい状況を和らげてほしい)。」
という私(飼い主)の要望に対し、


「はいはい、了解しました。」
と言ってくれる、優しい(気さくな)獣医師さん。


いるかなぁ、いないだろうなぁ……
でもいたらいいなぁ……。


私が住んでいる場所は世田谷の住宅街で、
近くに大きな公園があるせいか犬暮らし率が非常に高く、
動物病院も徒歩圏内にいくつもある激戦区。


専門医やら、高度医療やら、
それぞれの病院がそれぞれの強みを持ち、

予約必須、どころか予約しても待たされるのが当たり前……


そんな動物病院ばかり見てきたものだから、


町医者みたいな動物病院は徒歩圏内にはない、
と思い込んでいた。


しかし、そんなある日、
近所のスーパーの帰り道、
それまで全く眼中に入っていなかった動物病院の看板を見つけた。


ガラス張りで見える待合室には誰もいなく……
受付にも誰もいない。


……やっているのか?


そう思いながら中を覗き込んでいると中で電話が鳴り、
先生らしき格好の中年男性が部屋から出てきた。


The町医者といった感じの、こちらを緊張させない雰囲気で、
外の案内を見る限り、完全予約制でもなさそう。


予約せず「今診てほしい」という時に
サクッと連れて行けるのも、かなり理想。


電話が終わるのを待ち、
予約なしでも診てもらえるかを直接確認。

「はい、大丈夫ですよ。」
とのこと。


交わした言葉は少なかったが、
いきなり大ヒットの予感。


これまでの通院&投薬をストップし、
例の調合漢方(リクオ君の状態に合わせオーダーメイド)をスタート。


漢方は1日の量が結構多く、
オブラートに小分けに包み、食事の前にin。


しかし、その小分け漢方をいくつも与えるのは、
リクオ君も「ムムッ。。。」という感じだったので、

1ヶ月分の量を1ヶ月半かけて与えることに。


ご機嫌な挨拶、
不安や心配というネガティブ思考の排除、
リクオ君好みの充実した食事、
全身のベースを上げる漢方、
ストレスフルな通院をストップ、


それぞれがやんわりとリクオ君に効いてくれたのか、

じわじわと毛量&毛艶が戻り、
可愛い丸顔も復活し、
目にも力が入るように。


しかし、通院ストップから数ヶ月後、
夕食:食欲不振→高箱座りで微動だせず
翌朝:前日食べたものを未消化のまま嘔吐。


久々に感じる不安感を抑えながら、
先日見つけた病院に連絡し、
今すぐ連れて行っていいか……一応確認。


OKとのことだったので、
キャリーバッグとお財布だけ持って病院へ。

徒歩7分。
早歩きなら5分。
非常に近い。


軽く、リクオ君のこれまでの状態を伝えつつ、

「症状を深掘りせず、緩和だけしてほしい。」

と伝えると、触診で全体状態を確認し、
熱と体重を測定。


「では首の後ろから輸液しながら強肝剤を入れておきますね。
20分くらいで終わります。
ひとまずこれで様子を見て、明日も食欲が戻らないようなら、また来てください。
あ、吐き止めも入れておきますか?」

「あっ、お願いします」


手際よく輸液点滴の準備をし、黄色い強肝剤を入れ、
香箱座りのリクオ君にin。


輸液をしている20分の間に、
もう少し詳しくこれまでの状況を説明し、

・リクオ君が嫌がることはしたくない
・完治は望んでいない
・リクオ君が気分良く過ごせることだけ追求したい

ということを伝えると、
「それでいいと思いますよ。」
と、承諾をいただいた。


今後、連れ出すのがきつい状態になったら、往診も可能とのこと。


また、
「病院が閉まっている時間でも携帯に転送されるから、急変の時はいつでも電話ください。」
とのことだった。


えーっ、なになに!?
考えていた理想を上回る展開。


病院に行き、40分後には帰宅。
ストレスレス過ぎて、拍子抜けするほど。


輸液が効いたのか、
夕方にはいつも通り食事をし、いつも通りの夜時間。


そうか、そうそう。
リクオ君と私の生活は、これが正解。


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