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2028年、35億に向けて

24/1/7に徳島ヴォルティス新体制発表会がありました。その中で発表されたものに2028年には営業収益で35億を目指すというものがありました。2023年は20.7億なので額にして14.3億、約1.7倍になります

こんなことできるんでしょうか?ちょっと考えてみました。

※急いで書いた記事なの計算とか仮定が粗いです。おかしな点がありましたらご指摘いただけると幸いです。

スポンサー収入 13.4億→21.6億(約1.6倍)

スポンサー収入はおそらく法人会員収入とその他のスポンサー収入だと思われます。法人会員数はウェブサイトで公開されているので計算してみましょう。2023年12月21日現在のものです。

法人会員収入

法人会員収入

7000万ちょっととなりました。

全体で13.4億なので法人会員収入以外のスポンサー収入は12.7億となります。ほとんどこれじゃないか。スポンサー収入の内訳がさっぱりわからんですが、太いスポンサーを増やすしかなさそうです。社長を含めて、営業頑張れとしか言いようがない。もうちょっとCRM的なことをやってもいいと思ってますのでITやマーケティングに詳しい人がくるといいな。

とりあえず法人会員収入も1.6倍になったときの計算もしておきます。

1.6倍になったときの法人会員収入

1.6倍になったときの法人会員収入

1.1億ほどとなりました。億に届くとそれなりにインパクトが出てきますね。

さらにおまけとして、最上位プランの「徳島最高(仮)」が55万で登場して50社になったときの計算もしておきます。

勝手に作った「徳島最高(仮) 55万」が登場した時

徳島最高(仮)があっても1.4億ほど

1.4億円ほどとなりました。

法人会員数は入場者数にも影響するので金額だけで語ってはいけないですが、収入面に関してはあまり影響しないということがわかります。影響するぐらいの金額になるには3~5倍の法人会員数となりますが、そうなると入場できない人が出てきそうなので現実的ではないですね。

どちらかというと数よりもプランや法人会員向けのサービスの中身を工夫した方がよさそうです。おそらくずっと変わってないでしょうから工夫の余地は大きいそうで、いろんなアイデアがありそうです。

スポンサー企業同士の交流会でビジネスマッチングの機会を作ったり、東京の企業を狙って東京事務所を作ってみてもいいかも。東京の企業と徳島の企業の交流があれば何かしらのメリットがありそうなので。

もちろん企業誘致などで徳島県にもいいことが出てくる可能性だってちょっとはあるはず。

入場料収入 1.6億→4.2億(約2.6倍)

なかなか思い切った数字が出てきましたね。ここが一番無理っぽいのですが実際はどうなんでしょうか?
※法人会員を考慮するとわかりづらいので考慮してません。

2023年は1.6億で1試合平均6,000人で21試合なので、1人当たりのチケット代は1,300円ほどとなります。チケット代をいじくって19試合で計算するとこんな感じになりました。

チケット代を変えたときの4.2億

チケット代だけ変えてみたとき

2.6倍の収入を得たいのならチケット代も2.6倍ぐらいにすればいいでしょう!という安直な考え。3,700円の場合で年間のチケット代は7万ほど。1か月あたり6,000円ぐらいとなります。よっぽど行きたいと思える魅力的なものがあれば…と思ったんですが2022年の川崎Fはチケット単価3,300円ですので無理かも。チケット単価については「Jリーグ マネジメントカップ2022」を参考にしています。

2022年のJ2平均チケット単価が1500円なので、この場合に入場者数がどれぐらいなのかも計算してみましょう。

チケット代1,500円の時の4.2億

チケット単価1500円の時の入場者数

1試合当たり15,000人だと大丈夫となりました。ポカスタの収容人数は18,000人ぐらいなので器としてはクリア。とはいえアウェイの観客も含めてほぼ全試合満員に近い状況は難しそうです。

2022年の大分はチケット代が2,100円でした。徳島もこうなったときにどうなるかを計算しました。

チケット代2,100円の時の4.2億

チケット代2100円の時の入場者数

1試合当たり11,000人となりました。2022年のJ1の平均入場者数も13,000人なので目指せないことはないでしょう。これは5年努力すれば現実的に行けそうな感もあります。1万を超えるとちょっとチケットが取りづらくなってきて単価を上げても買ってくれそうな感じですから。

ちなみに、チケット代が2,500円なら1試合当たり9,000人ほど、3,000円なら7,500人で4.2億に達します。

もちろん駐車場や飲食の問題も

入場者数が増えれば駐車場問題も出てきますし、汽車も少ないので問題になりますし、屋台村さんの数も足りませんし、運営の人数も足りなくなってきます。5年をかけて徐々に入場者数を増やしながら、運営体制を強化していかないといけないでしょう

こっちの課題を解決するのはかなり大変ですが、やらないと未来はないのでそのための人材やマネジメントを考えていると思いたいです。

見たいと思わせる試合、来たいと思わせる雰囲気

これぐらいの人数を集めようと思えば勝つだけの試合では無理でしょう。スタジアムの雰囲気やそれ以外を含めて来たいと思わせないといけません。

勝たなくても人が集まるのか?と思った人はこの記事をどうぞ。最下位かつイマイチな試合が多かった2023年の中日ドラゴンズでも、落合時代に連覇した時の入場者数に近くなってます。

どうでもいい話をすれば、今までは勝てば中日新聞が売れたのでそれでよかったのが、新聞自体が売れなくなって集客を頑張りだしたという説があります。確かにいろいろやっていて試合自体は盛り上がっていたのは間違いないです。何もやっていない=伸びしろしかない。

スタジアムは徳島駅前のほうがよさげ

交通とか飲食とかを考えると徳島駅周辺にスタジアムがあったほうがいいかなと思います。汽車でも来れる人が増えますし飲食店も多いですから。民家も多いのでakippaなどの仕組みを利用して車で来る人の対応もできるかもしれません。

大型の立体駐車場を作ってもいいですよね。どこかにガンバロウズが使うアリーナができたときにも使えるような場所で。

もちろん、ポカスタが限界だ~となったときの話なので、毎試合1万人は入ってからのことでしょう。ポカスタをどうするのかという話とかややこしい話もあるでしょうから。

グッズ収入 1.1億→1.6億(約1.6倍)

ここに関しては入場者数が増えれば自然と増えますよね。問題はスタジアムでのグッズ売り場の増設(最低でも3か所は欲しい)、欲しいと思えるグッズの開発といったところでしょうか。ガチャに頼るのはやめてくれ。

いろんなグッズを販売して、普段使いしてくれる人が増えてこれば認知度も上がるので、収入以外の効果もちゃんと考えてほしいです。エンブレムも変えましたしね。

その他 4.6億→7.6億(約1.7倍)

Jリーグ配分金などとし書かれていないので何ともわかりません。J1に上がってもらえる配分金を増やす、J1での順位を上げることぐらいでしょうか。移籍金が入っていれば話は変わるかもしれません。

まとめ

  • スポンサー収入は法人会員以外で頑張る

  • 入場料収入はチケット単価2,100円、1試合平均1.1万人が目標

  • グッズは良いものを開発して買ってもらう機会を増やす

  • その他収入はわかりません

  • 会社というか組織としての強さが必要になる

実際にやることとしては、楽しくて魅力的なサッカーをする、来たいと思わせるスタジアムの雰囲気を作る、来てもらうための営業と告知を死ぬほど頑張る、これらを実行するためのマネジメント力を向上させる。ということになります。

何かの参考になったでしょうか?

具体的に何をするの?ということに関しては、時間があったら書くかもしれません。

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