グラレコをするなら2つの脳をバランス良く使う
グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)は難しい。もしくは難しそうだ。解決するには2つの脳をバランス良く使うことをおすすめします。
あんなにはやくかけない
「あんなに速くかけてスゴイ!」「私が言いたかったことがまとまっている!」これは、私がグラレコをかいた後に皆さんに言われることです。
グラレコの実践者はかかない人と比べると明らかにかくスピードが異なります。また、要約もどんどんしていきます。
実践したことない人からすると絶対真似できない。そう思ってしまうようです。
2つの脳をバランスよく使う
結論から言うと、2つの脳をバランスよく使うことが大事だと思っています。一つは、潜在意識(システム1)、もう一つは、顕在意識(システム2)。
システム1とシステム2の両方を使う
システム1,システム2とは書籍「ファスト&スロー」で紹介される言い方です。分かりやすく例えてみましょう。システム1は自転車を運転すること。システム2は数学の問題をとくこと。
システム1:潜在意識(身体性)
前者の場合はマルチタスクできることが特徴です。自転車の運転を考えましょう。自転車でどこかに向かっているとき。口笛を吹きながらでも運転ができると思います。
単純もしくはある程度の決まりごとである必要があります。また、身体性が伴います。漢字を書く場合を思い出してください。よくしらない文字は1画ずつ書きます。一方、慣れた文字は意識せずにどんどん書けると思います。この違いです。
システム2:顕在意識(思考)
後者はその対象に集中することが必要です。数学の問題を解く。そのときには数学の世界にどっぷりと浸かる。そしてそのことを考え続けることが必要になります。
システム2の使いこなしにはフローに入っていることも重要です。対象から目をはなさない。考え続ける。思考にはどうしてもこの2つが必要です。
両方使うと見た目良く楽に楽しくかける
システム1とシステム2。両方を使うようになると、見た目がよい絵が楽に楽しくかけます。
グラレコも最初のうちはシステム2ばかりを使うことになります。これはなかなか大変です。ヘトヘトになってしまいます。初学者の方が苦手意識を持つのも当然です。私もシステム2ばかりを使ってかくのは御免被りたいところです。
まずはシステム2からシステム2へ移行する
私がおすすめしているのはシステム2からシステム1への移行です。このための方法を「#グラレコ写経」などでお伝えしています。これからも皆様に広めて参ります。
楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。