ロジャーバニスター

限界の正体とは?? 為末大さんの話  メモ 自分自身を支配している思い込みとは??

2019年8月17日陸上のナイトゲームズ・イン福井の男子走り幅跳びで城山正太郎選手が日本新記録となる8.4Mを跳んで優勝したニュースを聞いて為末大さんがグロービスで講演された内容を思い出したのでメモ。

それまでの日本男子走り幅跳びの記録は1992年に森長正樹選手が出した8.25Mの日本記録だったそうです。その記録をを橋岡選手が1回目に7センチ更新した直後、さらに城山選手が今季世界2位の跳躍で塗り替えたそうです。

日本の男子走り幅跳びはなんと27年間も更新されなかったそう。

でも大切なのは、橋岡選手が日本記録を更新された直後に、城山選手が更にその記録を更新したこと。

世界には似たような話があるそうで、1マイルレース4分の壁というものがあったそうです。

当時1マイルを4分以内で走りきるということは、「スポーツ最高のゴール」で「エベレスト登頂に匹敵する難しいもの」と言われてたそうです。

なぜそう言われていたかと言うと、 

1923年にフィンランドのパーヴォ・ヌルミが1マイル4分10秒3の記録を樹立してから31年後の1954年5月6日、オックスフォード大学のトラックで、1マイルを3分59秒4でロジャーバニスター選手が走るまで、1マイル4分を切る選手はいなかったからだそう。

そんな1マイル4分の壁をロジャーバニスター選手は、トレーニングに科学的手法を持ち込み、自分のコンディションを科学的に分析。そして、2人のチームメイトをペースメーカーにして4分の壁を破ったそうです。

話が面白いのはここからで、

〜46日後の1954年6月21日、フィンランドのトゥルクで、ライバルだったオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で走り、バニスターの記録は破られた。その後不思議な事に、1年後までにランディを含め23人もの選手が「1マイル4分」の壁を破った。最初から絶対無理だと決めてかかっていたことが原因で、実際に記録を破る力があっても力を出し切れないまま失敗していたのである。この事例は、メンタルトレーニングの分野でよく取り上げられる。(WIKIより)〜

為末さんはこの講演でこう言われています。

人間は同じグルーピングに属する人ができたことは自分にもできると信じる性質があり、ひっくり返すと人にできないことは自分にもできないと信じる性質がある。

自分はこういう人間なんだとか、親や他人が勝手に貼ったレッテル、思い込みとか、そういうものがどこに起源があるのか遡って、問い直すことはいいことだなと思います。限界の正体を突き詰めるとはそういうことなのかなと思ったニュース・・・・


為末大さんの講義は何度聞いてもいいくらい勉強になります。

そんなコンテンツを無料で配信してくれるグロービスにも頭が下がります。

とても深い話をスポーツという分かりやすい共通言語で語ってくれています。こんな先生身近にいたらいいよね!

                                                                                                                           以上



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