恐ろしいほどでかいTiktok広告市場とマクドナルド・マーケティングまとめ メモ
マクドナルドが最近tiktokの企業アカウントを開設して、なかなかすごいらしいと聞いたので、改めてこれまでのマクドナルドのマーケティングをまとめておきました。
マクドナルドのような大企業も大きな波に呑まれてきましたが、しっかりそれをマーケティングで乗り切ってきた印象があります。
■究極の事業再生:圧倒的なV字回復を成し遂げた日本マクドナルドの秘策とは?
マクドナルドって2014年の鶏肉偽装問題で危なかったですよね、あの時のメディアの報道は狂気に近かった もう随分昔の話、その時どうやって再生したのかこちらに↓
■成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝の紹介
ユニクロの創業者の柳井正さんも推薦しているマクドナルド帝国を築いたレイ・クロックの本です
■レイクロックを主人公にした映画「ファウンダー」
マクドナルドを実質的に大きくしたのは、マクドナルドを創ったマクドナルド兄弟を追い出したレイ・クロックという当時は52歳のミルクシェイクマシンのセールスマンだったという話、興味深いです
この映画とてもおすすめです
FC展開を拡大してもなかなか利益が出ないレイ・クロックに、後にマクドナルドのCFOとなる人が"あなたは間違っている あなたのいる業界はハンバーガー業界ではなく、不動産業界なんですよ"というシーンからマクドナルドは急展開していきます
■「勝てば官軍」日本マクドナルをゼロから立ち上げた藤田田(ふじたでん)さんの本
この本めちゃくちゃ面白いですソフトバンクの孫正義社長が高校生の時に藤田田さんに会いに行って、これから何を勉強すればいい?という問いをしたのは有名な話。商売の本質が書かれています、これもマーケッターには必須の本(お近くの図書館に必ず藤田田の本はあると思います、随分昔の本ですが、本質的な話なので色褪せないです
■マクドナルドtiktokアカウント
マクドナルドの企業アカウントがすごいらしい!!!!
■マクドナルドtiktok企業アカウント
グルメではなく音で勝負したコンテンツ企画
■マクドナルドがtiktokに企業アカウントを作ったのはなぜ?
マーケティングの世界は完全にテキスト→画像→動画の世界に入ってしまいました
Youtubeさえショート動画のtiktokに押されて,Youtube shortsをスタートしましたが、時すでに遅く tiktokにやられています
マクドナルドはなぜtiktokに企業アカウントを作ってのでしょう?それは今後さらにtiktokが拡大すると確信したから?!Z世代を掴まないといけないから?
■tiktokの年間広告売上推移予測
2021年 3.88billions(38億8800万ドル)→5443億円
2022年 11.64billions(116億4000万ドル)→1.6兆円
2023年 18.04billions(180億4000万ドル)→2.5兆円
2024年 23.58billions(235億8000万ドル)→3.3兆円
※1ドル:140円換算
tiktokの広告売上の数値がピンとこない人がいると思うので、日本のインターネット広告費がいくらかを知るとよくわかると思います。
2022年の日本のインターネット広告費は初めて3兆円を超えました
日本のインターネット広告費 3兆円912億円
日本全体の広告費が7兆円なので、
インターネット広告費は43%のシェアを占めます
2023年のtiktok1社だけの広告売上だけで日本のインターネット広告費の50%まできていること、2024年のtiktoの全世界の広告売上予想3.3兆円で、日本のインターネット広告費を超えそうなこと
マクドナルドが今ごろなぜtiktok企業アカウントを作るのかなんとなく分かりますよね
縦型ショート動画の企画力と編集力がある奴がこれから無敵になるってことなんでしょう(僕もコツコツ勉強してます)
■マクドナルドのマーケティングは全世界で秀逸
『ベイビー・ドライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライトがマクドナルドのCMを監督してます マクドナルドの商品は一切登場せさず、眉毛と音ハメ演出一点突破! アイデアってそこらへんに落ちているんだなと思える天才監督のCM
■マクドナルド・スペインの山火事被害にあった方達へのキャンペーン
マクドナルド・スペインが発売した中身のない黒い箱の商品だそうです。商品名は「ありえなかったハンバーガー」。山火事被害に遭った農園を支援。黒い箱は炭と化した土地や作物を、空の中身は生産できなかった商品を表しているそうです。購入されると全額寄付。
以上
新規事業立案時のやくに立てるようなノートを作成していきます!