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WoRLD's eND〜アンドロイドは最後の恋の夢を見るか〜

というわけで、日曜日より僕の新曲「WoRLD's eND〜アンドロイドは最後の恋の夢を見るか〜」が配信されました。もうお聴きいただけたでしょうか。

今回のテーマは「ピコピコ系」。
しばし白塗りや密室系メイクなど、ヴィジュアル系の中でもよりアングラと呼ばれるジャンルによく用いられるチップチューン(ファミコンの音みたいな8bitって言われるアレね)を用いた音にチャレンジしてみました。
まあ一口にピコピコ系と言っても色んなテイストがあるので、出来るだけどこかのバンドに寄せるわけではなく最大公約数で作成したつもりです。

ピコピコ系といえば近未来サウンド!的な安易な発想により、今回の楽曲の主人公はアンドロイドです。
荒廃した世界でアンドロイドは人間の女の子に恋をする。けれど迎える結末は決して幸せなものではなく…
的な。
歌詞としても世界を描く文としても、なかなか自信作になったかと思います。

ちなみに間奏のバックにポエトリーリーディングが入っているのに気が付いた方はいるでしょうか。肉声に加工に加工を加えたものなのできっと耳で聞き取るのは困難かと思いますが、この歌詞の物語が進む時系列に合わせて主人公の彼が書いた、という設定の日記を読み上げています。
歌詞カードに載せちゃいたい気もするんだけど、きっとこういうのは載せない方が美徳なのよね。ヴィジュアル系的にね。そんな美徳あったっけね。

この曲もそうですけど、このプロジェクトに関してはどこか特定の一つのバンドに寄せることは敢えて避け、◯◯系という単語の大まかなニュアンスを自分の解釈で再現していく、というのがコンセプトで。
毎回そこは意識してやっているんですが、今回もそれなりに自分の中ではうまく行ったと思っています。
なのでリスナーの皆様におかれましては「◯◯(特定のバンド)っぽい」という解釈をむしろして頂きたいんです。
その母数が多ければ多いほど、このコンセプトは成功に近づきますので。
なので、これを聴いた方は「◯◯っぽい」「◯◯を思い出す」といった感想、ドシドシお待ちしております。

ちなみにうちのパソコンの不具合により、現段階でツイッター用の試聴動画を作成できておりません。
せめて一サビぐらいまで聴かないと買うに買えないよね、という方はお手数ですがiTunes StoreなりAmazon musicなりの試聴でお聴きいただければと思います。まあ試聴しようがしまいが買ってくれるのが一番嬉しいけど。

また、お気付きの方もいるかも知れませんが、Călătorie-カラトリア-の中の人は今、「この12曲を配信だけで終わらせるのはもったいないな」と思い始めています。
いくらCDが売れない時代と言われようがCD全盛期に思春期を過ごした身としてはCDに対しての憧れは大きいし、何より配信って年いくら、っていう年間契約なんですよね。
つまりその年間の契約料を支払って一年配信を続けたとして、その元が取れるだけの売上がないと完全に赤字なんです。この先何年も赤を垂れ流し続けるのは社会人としては如何なもの。ましてやそれが12曲ともなると結構な負担になるわけです。

なので、今回の配信音源12曲に関しては配信期間は1年、長くてももう1年ずつかな、と思っています。
つまり昨年9月に配信した第1弾「罪に咲く華〜affection of cruelty〜」に関しては早ければ4カ月後の9月、遅くても来年の9月には配信を終えようと思っています。

だからといってCDにするかどうかはまた別の話ですけどね。あくまで構想ですし、僕も自分の生活がある一社会人なので音楽に無尽蔵にお金を費やしていられるわけではないのでね。
CDを作るとしても普通に売ることは今の所考えてなくて、例えば配信を12曲買ってくれた人へ特別価格で提供もしくは無料プレゼント、とか、完全受注生産にして事前入金制にしてその金額を制作費に充てる、とか、そんなことをざっくり考えています。
まあ、まだ何も決まっていないので何とも言えませんけど。もしかしたら当初の予定通りCDにはしないかも知れないし。

と、そんなわけで配信をしてみてあれこれ分かってきたこともありますので、その辺はまたおいおい。
ひとまず「WoRLD's eND〜アンドロイドは最後の恋の夢を見るか〜」、是非お聴きください。どうぞよろしく。それではまた来月。

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