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SDGsはつまらない

SDGsってのがある。
Sustainable Development Goalsの略で「持続可能性を目指して世界で協力すていくゴール」ってやつ。人間、豊かさ、地球、平和、パートナーシップに対して、「貧困をなくそう」「不平等をなくそう」のような17の目標に分けたものだ。

SDGsは本当につまらない
SDGs推しの人々がそのつまらさに気づいてないことにはウケる。

SDGsには優等生学級委員が決める「ほめられるための決議」に近いつまらなさがあるのだ。「いじめは良くない」みたいな。OK、確かにいじめは好ましくはないね、いじめをなくそう。で、なくした後はどうするか? そこは先頭に立って決めたがらない。悪いことをなくそうみたいな「マイナスをゼロにもっていく」考え方だ。優等生は「ゼロからプラスにもっていく」ことをあまり語らない。

医療で考えてもいい。
アルツハイマーという記憶力のマイナスを薬で治せるとする。その薬を健常者であるゼロの人に使って高い記憶力のプラスのために使うことはなぜかあまり語られない。

SDGsもゼロになった後がまったく見えない。
どうすればいいか?

ゼロからプラスを考えるには方向性がいるのだ。
科学には科学自身の方向性を決める科学的は手法がないので、人類の進歩にはイデオロギー・宗教のような偏った方向性が必須なのだ。優等生はこの偏りを恐れる。偏りは、誰かに嫌われることになるだからだ。だから明らかに方向性を避けてしまう。
SDGsにはゼロからプラスの後が想像できる方向性がない。
それゆえSDGsは本当につまらないのだ。

だからといって「持続可能性の問題解決を目指す必要はない」というわけではない。

そこで!
問題解決のために方向性を持つ、ということを提案したい。

どんな方向性?

どんな方向性があるか。イデオロギーの「○○主義」がわかりやすい。
例えば、資本主義。「再投資し雇用を増やせば世の中が幸せになる」という現代で最も強い勢力のイデオロギーだ。資本を増やすという方向と資本の量というモノサシ方向性。人の扱いに関していろいろマイナスはあるものの、トータルでは世の中にプラスを増やし続けている。

資本主義の立場でSDGsを見てみると、こうだ。

1.「貧困をなくそう」→「雇用を増やせば貧困がなくなる、雇用を増やそう」
2.「飢餓をゼロに」→「再投資して生産性を高め食料価格を下げよう」
3.「すべての人に健康と福祉を」→「福利厚生を高めて雇用を増やそう」
4.「質の良い教育」→「雇用されやすい教育に投資しよう」
5.「ジェンダー平等を実現しよう」→「ジェンダー関係なく雇用しよう」
6. 「安全な水とトイレを世界中に」→「トイレと水に再投資しよう」
7. 「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」→「クリーンエネルギーに再投資を」
8. 「働きがいも経済成長も」→「いい雇用と再投資を」
9. 「産業と技術革新」→「技術に再投資を」
10. 「人や国の不平等をなくそう」→「平等に雇用を」
11. 「住み続けられる街づくり」→「街に雇用と投資を」
12. 「つくる責任、つかう責任」→「リサイクル・グリーン材料に投資を」
13. 「気候変動に具体的な対策を」→「温暖化・CO2排出に投資を」
14. 「海の豊かさを守ろう」→「海洋資源を増やす投資を」
15. 「陸の豊かさも守ろう」→「陸上資源を増やす投資を」
16. 「平和と公正を全ての人に」→「戦争は投資効率が悪いので平和に投資を」
17. 「パートナーシップで目標を達成しよう」→「アライアンスを組むよう投資を」

「再投資」と「雇用」芸人ですね。つまらなさがグッと減ったんではないでだろうか。資本の量が増え続けるという、ゼロからプラスが果てしないからだ。とにもかくにも再投資して雇用と資本を増やしながら、ついでにSDGsを解決すればいい、という尖った考え方なのだ。

他の主義ではどうか?
貫くような尖った方向性があれば何でもいい。
筋トレが世界を救う、とする「筋トレ主義」でもいい。

筋トレ主義の立場で、SDGsを解くとこうだ。

1.「貧困をなくそう」→「みんなで筋トレをして生産性を上げ、雇用を増やそう」
2.「飢餓をゼロに」→「みんなが筋トレすれば良質なタンパク質が多く出回る」
3.「すべての人に健康と福祉を」→「筋トレは健康にいい。すべての人に筋トレを」
4.「質の良い教育を」→「正しい筋トレについての教育を広めよう」
5.「ジェンダー平等を実現しよう」→「筋トレにジェンダーは関係ない」
6. 「安全な水とトイレを世界中に」→「筋トレに必須である水とトイレを広めよう、そのために筋トレを広めよう」
7. 「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」→「筋トレはクリーンエネルギー。筋トレをしよう」
8. 「働きがいも経済成長も」→「筋トレは働きがいにつながる、働きがいが経済成長にも」
9. 「産業と技術革新の基盤をつくろう」→「産業に体は資本。筋トレで資本の基盤をつくろう」
10. 「人や国の不平等をなくそう」→「筋トレは平等、筋トレをしよう」
11. 「住み続けられる街づくり」→「筋トレはどこでもできる、どこでも住み続けられる。筋トレをしよう」
12. 「つくる責任、つかう責任」→「筋トレには再生金属のウェイトがあればいい、責任をもって筋トレをしよう」
13. 「気候変動に具体的な対策を」→「筋トレで暖をとれ」
14. 「海の豊かさを守ろう」→「筋トレにはソイプロテイン・ホエイプロテインなど持続可能食品があればいい」
15. 「陸の豊かさも守ろう」→「筋トレにはソイプロテイン・ホエイプロテインなど持続可能食品があればいい」
16. 「平和と公正を全ての人に」→「筋トレは自分との闘い。筋トレは公正。だから筋トレで平和に。筋トレしよう」
17. 「パートナーシップで目標を達成しよう」→「筋トレをするお互いを尊重して筋トレしよう」

筋トレは世界を救う。上記の通りほとんどの問題が筋トレで解決できるといっても過言ではない!

筋トレはマイナスをゼロにだけではなく、その先も筋トレによってゼロをプラスにしつづけるというビジョンがある。だからこそその無限の希望は、つまらなさはないと言えるだろう。

まとめ

いかがだろうか?
 現状のSDGsがいかにつまらないかが、わかっていただけたのではないだろうか。持続可能性の問題解決に方向性を持とう、その方が解決に向けて強い推進力ある、方向性をぶつけあってでも解決を競おうぜ、という提案でした。

というわけで、あなたもつまらなさを捨てるため、決めてもらいたい。
何主義で世界を良くしたいかを。


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