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ビジョン「Turn on, Tune in, Drop Out」

バーチャルイノベーターとしてのビジョン決めたよ。
タイトルにある通り「Turn on, Tune in, Drop Out」だ。スティーブ・ジョブズの伝記の章タイトルにもある言葉なので、知っている人もいるだろう。

でも、こんな風に勘違いされている。

Turn on(ドラッグの力で意識を拡大させ)、Tune in(そのチューニングした意識を表現・開放し)、Drop out(社会に背き脱落せよ)

ジョブズは、LSDによって名状しがたいサイケデリック体験をしたことが、常人離れした行動につながっていた、みたいな印象さえある。

私バーチャルイノベーターの一人としては、幸福をドラッグで得るようなディストピアをビジョンとして描いているわけではない。

元々のティモシー・リアリー教授の言葉を正しく解釈してほしい。
Yahoo知恵袋にナイスな解答があったので引用する。

Turn on
自分の神経を研ぎ澄まし、持ってうまれたものを磨け。異なる状況における自分の意識をを細かく観察し、何がそう考えさせるのか知ること。ドラッグの使用もこれを可能にするものに含まれる。
Tune in
自分のいる世界に調和すること。自己の感情を外在化し、具体化する、新しく心(内面)に現れた考え方を表現しなさい。
Drop out
自立する、自己の個性を発見し、動性、選択、変化に専心しなさい。

残念ながら、自己発達に関する私の言葉は、「ドラッグでラリって建設的なすべての行動から遠ざかる」というように誤解されている。

LSDは手段の一つなだけであって、もっと深い自己洞察・自己表現・自己練磨のことを推奨した言葉なのだ。なんて素晴らしい投げかけだろうか。

というわけで、この言葉を拝借して、バーチャルイノベーターとしてのビジョン、つまりどういう社会が希望かを説明させてもらうよ。

ビジョン

Turn On, Tune In, Drop Out
個人が個人のイノベーションを起こし続けられる社会を目指す

Turn On
直訳すると「スイッチを入れる」だ。

何のスイッチか? 社会の何に囚われているか、自分の思い込みは何か、ということをスキャンし始めるためのスイッチだ。変化が求められる時代、足かせになっている共同的な幻想を看破ろう。国、会社、家庭、個人。あらゆる階層にはびこる思考のバイアスを見つけよう。

バーチャルイノベーターとしては「それって、こういう思い込みですよね」みたいなツッコミをSNSを中心に入れていく、ひたすら目がさめるようなブログを書く、常識の覆る劇薬のような本を紹介する、などで誰かのスイッチをTurn Onしていきます。

Tune In
直訳すると「チューニングする」だ。

何にチューニングするか? 自分は何なのか、人間はどういうものなのか、社会はどういうものなのか、その答えにチューニングするのだ。当然、Turn onしている必要がある。機械が苦手な人が「使ってたら勝手に壊れたんです」みたいな言い訳をすることはあるあるネタだろう。間違っていると気が付かなければ直せない。Turn Onして間違えに気づけた、じゃあ正しいことは何なのかと探すことがTune Inだ。

いわゆる「自分探し」のような陳腐なことではない。むしろ今までの自分を殺す気概だ。あらゆる人生の意味は妄想であると知っていても、新たな人生の意味を自分で決めて進む覚悟である。その人生の意味・価値を決めることがTune Inだ。

バーチャルイノベーターとしては、Tune Inの仕方やTune Inすることへの種類などをブログで紹介する、すでにTune Inしている人=何かに狂っている(ように常人からは見える)人と交流をする、何をしたらいいか悩める人の公開人生相談にのる、などでTune Inをサポートします。

Drop Out
直訳すると「脱落する」だ。

何から脱落するか? 茶番のような現代社会からだ。かといって退廃的に生きることを推奨しているわけではないのは、冒頭の誤解解説の通りだ。自分をもっと活かせるよう磨き、他の人の役に立てよう、そのための選択をし続けよう、というティモシーの本来の意味合いを推し進める。今の行動が何からきているかにTurn Onし、自身を発揮できることにTune Inし、それを具現化してそれら同士がつながる社会にDrop Outしよう。

バーチャルイノベーターとしては、Drop Out後の新たな技術の磨き方を支援していきます。Drop Outすると「洞察力」「調整力」「創造力」「行動力」などの技術が、新しい意味合いを持ってきます。それらが確実に身につくような方法をオープンな状態で開発していき、Drop Outを広めます。

まとめ

自己洞察・自己表現・自己練磨。まさに個人のイノベーションだ。そんな言葉を引用したビジョンでした。

ガンジーもこう言ってます。

あなたがこの世で見たいと思う変化に、あなた自身がなりなさい。

「変化」になろう。「革新」になろう。
「イノベーションをする」のではなく、「イノベーションになる」のだ!

…。

知ってます。自己啓発セミナーや、宗教じみた雰囲気が醸し出ているのは。

しかしながら、「科学がどの方向が正しいか、科学的に証明する手段はない」ので、なんかしらの非科学な指針が必要なのだ。ビジョンの多くが胡散臭いのはこのためだ。このビジョンも数ある指針の一つ。

この指針を目指すことを決意したので、その覚悟で取り組む。
自分にはこれしかない。

Turn On, Tune In, Drop Out

先に述べたように人生の意味はすべて妄想である。それを知っていたら、狂ってないと合理的な理屈ではないことを目指すことは無理なのだ。

吉田松陰の言葉の超訳にこうある。

諸君、狂いたまえ。

同じとは言わないまでも、似たような方向を目指している人がいるなら教えて欲しい。Twitterで。ボールペン売場の試し書きぐらいの気軽さで。

もちろん「今からその方向を目指し始めた」なんて人がいたら最高だが、そういう人はまず、怪しいものにTune Inしていないか常にTurn Onする技術を鍛える必要があるかもしれない。

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