KPIとKGI

『KPIとKGI』 目標設定時の基本的な考え方 Vol.2

みなさんはKPIやKGIというワードを聞いたことがありますでしょうか?
目標設定時の基本的な考え方の第2弾ということで、今回はKPIとKGIについての紹介をします。

前回の定性的と定量的については以下参考にしてください。

【KPIとKGIの違い】

KPIについて
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略で、日本語では「重要業績評価指標」といいます。

目標達成のプロセス(具体的な実行施策)が実行されているかを判断するために設定する指標のことです。
具体的には、実行施策の期限や目標数値などがあります。

例)ある企業のプロジェクトで現状の業務にかかっている作業の効率化という目標を掲げた場合を想定。

手動で行っているシステムへの顧客情報登録処理が月20時間かかっており、その処理を自動化して処理時間を月10時間まで削減しようとする場合のKPIは、「◯◯処理の自動化ツールを作成し、月にかかる時間を5割削減する。」となります。

上記KPIは目標に対する施策の1つになります。他にもKPIが設定できるだろうし、これ1つで目標は達成できる場合もあります。

具体的な数値など、明確化された目標を設定することで、達成度の計測が可能となります。
また、目標に対する施策と数値が具体的に表現されるので、実行する人も意識しやすくなり、目標達成率向上に繋がります。

KGIについて
KGIとは、「Key Goal Indicator」の略で、日本語では「重要目標達成指標」といいます。

KPIが具体的な施策なのに対し、KGIはKPIを抽象化した目標をいいます。
普通は大まかな目標であるKGIを設定し、そこから具体的な施策であるKPIを設定していきます。

プロジェクトや企業全体の戦略的な目標や方向性を設定することです。

例)
・今期の売上は昨年より2割アップを目指す。
・顧客満足度10%アップを目指す。

先程上記KPIの例で出てきた企業の場合で言うと、以下のようになります。
KGIは「今期は昨年より利益率1割アップさせる」
➔利益率を伸ばす為にコスト(処理時間にかかっている人件費)削減を行う
➔手動処理を自動化することで処理時間の5割削減がKPI

例えでよく使われるのは、目的地を決めることがKGIの設定、その目的地に行く手段を決めるのがKPI設定です。
山にピクニックに行こうと目的地を決めた(KGI)場合、そこまで車で行くのか、電車で行くのか、徒歩で行くのか、はたまた全部使うのか手段を決めますよね(KPI)。

一般的にはKGIというを設定➔KPI設定という流れで行います。大まかな方向性を決め、具体的な施策を決めていくということですね。

【まとめ】

・KPIは目標達成する具体的な手段。
・KGIは目標の大きな方向性。
・KPIを達成することで、KGIも達成される。

【参考URL】


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