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複数の画像のリサイズ・回転などを一括処理が出来るGIMPプラグイン「BIMP」

GIMPのデフォルト状態では、複数の画像のリサイズ・回転などを一括処理する事が出来ません。しかし、GIMPプラグイン「BIMP」をインストールする事で、GIMP上で複数の画像の一括処理が可能になります。

1.GIMPでバッチ処理を手軽に出来るようにしてくれるBIMP

BIMPは、Windows版とmac版のインストーラーが用意されています。しかし、Linux版には用意されていない為、ソースコードをビルドする必要があります。ビルド作業は、必要なツールをインストールしてmake && make installするだけである為、難しくはありません。

2.BIMPをビルド・インストールする

BIMPのソースコードはGitHubで公開されています。

ソースコードをダウンロードして解凍を行ってください。その後、ビルドに必要なツールをインストールします。Ubuntuで作業をするので、APTコマンドでインストールしてください。

$ sudo apt install libgimp2.0-dev libgegl-dev

ビルドは以下のコマンドを実行します。

$ make && make install

3.BIMPを使う

BIMPは、GIMPを立ち上げて「ファイル」→「Batch Image Manipulation…」から起動させます。バッチ操作セットで実行したい処理を指定します。その後、バッチ処理したい画像を読み込みます。階層を保持したまま、フォルダ内の画像をバッチ処理する事も出来ます。


GIMP 2.10.36からDDSに対応しており、ゲームのテクスチャの圧縮に使う事も可能です。以前から出回っているGIMPプラグイン経由に比べると品質は普通ですが、ENBやReShadeで光源・影処理を行うなら問題なく使えると思います。但し、GIMPで対応しているDDSはDXGI形式に対応していないので、新しめのDDSをリサイズしたい場合は手動で行った方が良いです。


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