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紅葉と春夏秋冬

少しずつ空気も景色も変わっている。平日は会社帰りに真っ暗になることで(在宅ワーク未経験)、土日はベランダで洗濯物を出し入れしながら空を眺め、朝に遠くの山がクリアに見えるようになると、秋を感じる。

赤〜オレンジ〜黄色のグラデーションに、常緑樹の緑色が青空を背景に。紅葉を観るために旅行に行くこともある。10年くらい前に皆で絵を描いてた時、いくら綺麗に描いてもそう言った色は自然の色には敵わないからなあ、と友人が言ってたのを思い出す。全くその通りで自然の色は作れない。L a b同じでも、テクスチャが違えば違うのよね。

先々週はハナミズキ、先週は桜、今週はその他の落葉樹が色付き、来週は銀杏などの遅めの紅葉樹が見頃になるかもしれない。特に桜の紅葉は花🌸と同様にはかない。色が変わるのと散るのがほぼ同時で、気付いたらスカスカになってる。色もサーモンピンクというか火の通った鮭というか、ほかとひと味ちがう。遠くからは光ってるようにも見える。



春と秋は変化の季節。四季のうちでいつが好き?ときかれたら秋と答える。食べ物が美味しいこと、葉っぱの色が変わること、暑くも寒くもないことが理由。着る物が難しいと言われるけど、こだわらなきゃさほど不便はない。11月だと言うのにまだ衣更えもせず、年中出しっぱなしの薄い上着、2着の綿のセーター、巨大なシルクウールのストールで今のところ問題ない。ウールのセーターが必要になった週の土日に衣更えする。(もしや更年期かな?)


春夏秋冬がある風土が日本人の繊細さや感受性を作っているらしい。ってことは、熱帯の人は繊細ではないってことかしら?あったかいところの人のおおらかな人が多いのはわかるけど、おおらかさと繊細さは同一直線にはない気もする。

35℃の日や、木枯らしで体感温度氷点下の日など、年中20℃くらいの快適なところに住みたいと思う。でもいざ住んだらもの足りなくなるんだろうな。試してみたいけど、こればかりは在宅可能な仕事に転職しないと無理。今の私にはチャレンジングかつリスキー過ぎる。死ぬまでにはやってみたいリストに入れとこう。繊細さを定量的に測る方法はあるのだろうか?

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