GoogleコアアップデートでSEO順位が大幅下落…今後の対策



W2Bという底辺の個人ブログを運営しています。2017年1月にスタートして少しずつですがPVを増やして、今月は月間3万PV超える? と過去最高のPVに期待していた所で、2020年5月のGoogleコアアップデートで大幅に順位を下落させました。

アフィリエイトの売上で言えばこのブログから月平均20万円ぐらいありましたが、今後は5万円以下になりホームレスコースです。トホホ……(泣)

コアアップデート直後はWebサイト名の「W2B」で検索しても50位あたりをウロウロしているような始末だったので、よっぽどGoogleさんはウチが嫌いなんでしょう。

今回思いっきり被弾してしまったW2Bの特徴としては、以下のような感じでした。

◯個人ブログ
◯集客はSEOだけ
◯基本こたつ記事
◯競合に勝てる気がしないので、弱そうなKW見つけてのロングテールSEO狙い
◯収益はアフィリエイト広告のみ
◯被リンク営業は面倒だし、アフィサイトは嫌がられると思うのでしない
◯ターゲットユーザーはHP作成初心者な人(同業者には参考にすらされない)
◯ブラックハットはやらない(よく知らないからできない)

これまでは検索順位を上げてきましたが、まぁ、SEO的に順位落とされる要素はいっぱいありますね(笑)

でもアフィリエイトサイトって、みんなW2Bと同じ感じの特徴でしょうし、これから先アフィリエイター・ブロガーの皆さんはどう対策するんでしょうか… 就職か?

W2Bは法人様からサイト売却のお話もいくつか頂いていたので、完全ホワイトハットでも飛ぶのであれば、売っておいもよかったかなと、ほんの少しですが思います。(冗談です)

今回の大幅順位下落はW2Bだけではありません。E-A-T(権威性)重視となり、個人ブログは順位が大幅下落したとTwitter界隈を覗いていると悲鳴が聞こえてきます。

権威性で企業運営のサイトが優遇されて、個人のブログはコンテンツ関係なく、順位が落とされたみたいな印象です。

うちはザコ記事ばかりですが、個人でもかなり濃い記事を書いていたブロガーたちの間では企業運営で内容の薄い記事が上位表示されていたということで、不満の声も多いですね。

Googleの代わりBing検索からの流入が増えたみたいなニュースもあり、ユーザーとしても今のGoogleの検索結果には不便を感じている人もいるようです。

「組織運営の権威性」か「個人の柔軟な情報発信による民主性」の2択として、今は権威性の時代みたいです。

コンテンツが軽視されているのは残念ですが、確かに、個人が好き勝手に情報発信することによって、私利私欲に走る人も増えて問題化しているので、まだ権威性の方がマシって考えは分からんでもありません。

さて、順位が大幅下落してしまったW2Bとしては、今後どう対策するかというと、まだ決まっていないですが、とりあえず以下の対策を検討しています。

1.売れないアフィリエイトリンクは外す
2.アフィリエイト以外でのマネタイズ方法を考える
3.被リンクをもらえるようにする
4.Web制作会社さんに権威性のある記事を寄稿してもらう

①売れないアフィリエイトリンクは外す

1つ目はアフィリエイトリンクを外します。単価の低いアフィリエイトリンクや売上が発生したことがないページのアフィリエイトリンクを減らしていきます。

価格.comなど企業の大規模アフィサイトは検索上位キープしていますが、Googleさんは個人のアフィリエイトは嫌いなんだと思います。アフィサイトはGoogleの利益には1円にもならんし…

逆にアドセンス貼ったらGoogleの利益になるし順位上がるんじゃね? とも思いましたが、アドセンスブロガーも今回のアップデートで順位下がってるみたいなので、施策としては微妙ですね。

アドセンスのアカウントすら持ってないですが、時間があったら、アドセンス貼ればSEO評価が上がるかどうかも検証してみたいと思います。


②アフィリエイト以外でのマネタイズ方法を考える

続いてはアフィリエイト以外でのマネタイズ方法を考えることです。

アフィリエイトリンクを減らして、今後もなるべくアフィリエイト広告を貼らない方向でサイトを作成していくので、その分の売上をカバーしないといけません。

今、W2Bで一番売れているのは国産のWebサイトビルダーの案件です。アフィリエイト単価が高いのでブログ初心者時代にテキトーに選びましたが、他の競合サイトも1位として売っているので間違ってはいないと思います。

ただ、この国産Webサイトビルダーですが、承認率が25〜30%と低めです。月によっては20件売って3件しか承認してもらえない案件で心が折れそうになり、完全放置していた時期もありました。特別単価をいただいたことで、モチベーション立て直して、なんとかコツコツ成果発生数を伸ばしてきました。

しかし、正直このWebサイトビルダーという市場では、ここ数年で圧倒的に海外勢が性能的にアップデートされています。

国産のWebサイトビルダーも一応アップデートされているんですが、海外製はとにかくJavaScriptによるアニメーションも効いているし、レイアウトも今風でオシャレです。

2017年ぐらいは「Webサイトビルダーで作るHPなんてどれも似たりよったりでしょ!」と思ってましたが、今は、少し古いデザインで、機能的にも劣っている国産のWebサイトビルダーを売っていくのは少し抵抗を感じるようにもなってきました。

今の特別単価をもらっているクライアントさんの商品が、デザイン的に大幅に改善してくれれば自信を持って売っていけるのですが、私ではコントロールできません。

いずれ売れなくなる日がやってくる可能性もあるので、今のうちに自分で何かアフィリエイト以外のマネタイズ方法を考えておく必要があります。

誰とも会話しないでも、売上が発生するアフィリエイトは、1人が好きな自分には最高のワークスタイルなのですが、もう卒業を検討です。(やっぱ再就職か!?)


③被リンクをもらえるようにする

3つ目の対策は被リンクをもらえるようにすることです。

W2Bはアフィリエイトサイトということもあり、これまで被リンク営業というものをしてきませんでした。権威性を重視する傾向となると、やはり被リンクは重要になります。

検索で著しく下がったのが「ホームページ制作 地域名」です。ローカルSEO狙いということで、これまでは弱小ブログのまとめ記事でも勝負することができていました。

2019年までは検索上位表示されていたのは「W2B」の他に「Web幹事」「アイミツ」などの見積もりサービスのまとめ記事で5つぐらいが1ページ目で、残り5つが個別のWeb制作会社さんの公式ホームページといった感じです。

1位はWeb幹事さんとアイミツさんが2トップで、W2Bは3〜7番目をウロウロしていました。

厳密にはコアアップデートの1〜2ヶ月前から、地域によっては10位ぐらいまでずるずる順位を下げ始めるページがありました。

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何か記事内に問題があるのかと、リライトしてみたり、非SSLのサイトへの発リンクを消したりなど、色々と試してみましたが、結局順位は元に戻らずコアアップデートで全都道府県もれなく飛びました(泣)

もう地域系は戻ってこれないような気がします。これまで上がっていなかった、企業系のまとめページが登場していますし、個人はもうこのKWでは無理かなと…

老舗の見積もりサービスであるアイミツさんですら、今は1ページ目にかろうじてランクインしているぐらいで、おすすめWeb制作会社まとめページはGoogleから枠が減らされている印象です。

そんなまとめ記事が落ちた中でも、順位が1位となっているのがWeb幹事さんのWeb制作会社まとめページです。

Web幹事さんは2018年にローンチされたドメイン年齢的にはW2Bよりも若いサイトなんですが、ゴリゴリのコンテンツマーケティングでSEO評価がかなり高いです。

今でも1位と2位がWeb幹事のページが立て続けに検索表示されているような良質なカニバリゼーションを引き起こしています。

ただ、Web幹事さんとアイミツさんとでは、どちらも大量の記事投下でのゴリゴリのコンテンツSEOでWebマーケ手法もビジネスモデルも似ているのですが、Web幹事だけがカニバってまでGoogleに評価されているのが、個人的に引っかかりました。

何がアイミツとは違ったのだろう? と考えた時、1つだけ、思い当たるのが「被リンク営業」です。

W2Bも地域別Web制作会社のまとめ記事を作成する際に、全国のWeb制作会社の公式HPをチェックするのですが、多くの制作会社のお知らせ欄で

「Web幹事にて紹介して頂頂きました」

という文とnofollowなしのリンクが貼られていました。Web幹事さん側からも発リンクされているので、相互リンクになります。

同じような文面が、多くのWeb制作会社さんのお知らせ欄に記載があるので、おそらくリンク営業しているんだと思います。

お知らせ欄に同じような文でのリンクが貼られているので、ペナルティにならないんかなぁ?

と思っていましたが、結果として2020年5月のコアアップデートで評価されたのは、Web制作会社さんからの大量の被リンクを獲得していたWeb幹事さんだけが圧倒的なSEO評価となる結果となっているので「まとめ記事で紹介→リンク営業」は有効な手段のようです。

話は脱線しますが、Web幹事の運営会社(ユーティル)は年収チャンネルで有名な StockSun株式会社のナンバー2(岩野氏)が創業メンバーとして在籍していた会社です。代表とは学生時代の友人みたいです。Web幹事で自社サービスに舵を切ったことで、方向性の違いで別々の道を歩みはじめたみたいですが、両者とも別の道で成功していてスゴイですね〜

話戻します。

今のW2Bは、もはや競合の強くなった地域ワードで検索上位できるだけの力はないですし、やはりアフィリエイトサイトということで、発リンクしたくないWeb制作会社さんも多いと思うので、Web幹事さんの被リンク営業はそのまま使えません。

そこで、インタビュー記事を無料で作成して、そのリターンとして、お知らせ欄でインタビューされた旨を紹介してもらえないかと考えています。

インタビューしてもらった旨をお知らせ欄で告知するのは、自然なリンクの流れですし、Web制作会社さんの商標で検索された場合にインタビュー記事からお問い合わせ促進に貢献できるので、まとめ記事以上に喜んでもらえるかと思います。

アフィリエイトサイトへの発リンク必須でも、デメリットよりメリットの方が大きいと思っています。


④Web制作会社さんに権威性のある記事を寄稿してもらう

4つ目が「Web制作会社さんに権威性のある記事を寄稿してもらう」ことです。

個人ブログW2Bは基本的にコタツ記事なので、内容が薄いです。コタツ記事は自分で書いてても楽しくないですし、ユーザーも役に立たないので、今後は広告と共に減らしていきたいと考えています。

その変わり被リンク営業活動でインタビューしたWeb制作会社さんの一部に、それぞれの専門分野の記事を寄稿(または監修)してもらおうと考えています。

書いてもらった記事は好きにCTAしてもらって構わないようにすれば、W2B側にはそれぞれの分野のプロが書いた専門記事が貯まりますし、Web制作会社さんも新しいトラフィックが生まれてwn-winになれるかなと思っています。


◯まとめ

Googleコアアップデートで、個人のブログ・アフィリエイトサイトは、業種関係なくもう終わりだと思います。

これから新しく広告収益に頼った個人ブログを作る気にもなれないので、これまでアフィリエイトとしてやってきたサイトをサービスサイトに寄せていく方向で持っていこうと考えています。

Web制作会社様の方で、何かW2Bとお互いにメリットがあるようなお取り組みのご提案がございましたら、W2Bの公式サイトよりお問い合わせ頂ければ幸いでございます。

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