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※東大入試対策※これさえやっておけば大丈夫!フェーズ別おすすめ参考書6選

ここからは実際に私がいつ何の参考書を使って学習していたか、時系列に沿って解説したいと思います。

1.学校の教科書

まずはなんと言っても教科書に手を付け、内容理解と基本例題を一通り済ませておくべきでしょう。
ウォーミングアップをせずにいきなり激しい運動をすると怪我に繋がるのと同じです。

私の高校では数研出版株式会社の教科書を使用していました。

公立高校の場合はたいてい3年間かけて高校数学の全過程を教えることになるため、
中高一貫校で中学からスタートを切っている他の受験生と比べてどうしても遅くなります。
中高一貫校では高校1年の段階で数学ⅢCまでを(新指導要領では数学Ⅲまでですか)一通り学習し、
残り2年間かけてじっくり受験対策や他科目に充てることができますが、
公立高校では高校3年の冬になってようやく数学ⅢCを学び終えるため、大きなビハインドになるわけです。

私は高校1年までは学校の定期試験期間以外ほとんど勉強しておらず、
意識し始めたのが高2の夏からでした。
高2の夏から数学ⅡとBと始め、高2の冬休みからは数学ⅢCの学習を始め、高3になるタイミングで一通り教科書の内容および基本的な問題は解き終えた状態にしていました。

2.引き出し力の強化 ”サクシード”と”青チャート”

同じく数研出版様のサクシードは高校指定の問題集として、
授業中の問題演習時に教科書では足りない演習量を補完したり、
また一部発展的な問題、頻出の応用例題をマスターするために使用していました。

学校の定期試験や校内模試もサクシードの問題を基に出題をしており、「この問題はこう解く」という反射的な引き出し力を養成していました。
教科書の例題レベルから応用編に至っては難関国立大の過去問がバンバン出てくるので、領域的には一通りカバーできると思っています。
(サムネイルでは高価になっていますが中古で400‐500円程度から出品されています。)


また個人的には青チャートを愛用していました。

チャート式の特徴としては何より充実したナビゲーションと解説内容です。

「指針」で問題を見たときに何から手を付けるのか、取っ掛かりとなる解法のポイントを端的に示してくれており、問題文だけ読んで分からないときは指針をまず読むことで前述の引き出し力に直結します。

また解説が肉厚で図解も交えて丁寧に記載してくれており、別解についても分かりやすく紹介してくれるため、読めば丸分かりな内容となっています。
解き終えたら繰り返し熟読し、また時間を空けて何度も解き直しをすると良いでしょう。
応用問題にはまれに東大の過去問が出てくることもあります笑

ちなみに先程高2で数学を学年100番台→5位にしたと書きましたが、その際に愛用したのが青チャートでした。
数学の苦手意識を克服させてくれたので、印象に残っています。

数学ⅡBまでの内容と演習問題を高2の冬までに一通り解ききりました。

3.東大を意識した応用問題の記述力を養う”Z会通信添削”と”東大数学で1点でも多くとる方法”

サクシードや青チャートを繰り返し解いて引き出し力を体得した後は、
東大数学レベルの応用問題にとにかく触れて数をこなしつつ、
記述問題で抑えるべきポイントや自分の解答の書き方でどれくらい得点できるのかを把握していきます。

私の場合は高2の秋からZ会の通信添削をやっていました。
1科目毎月2~3,000円程度の価格で、
(単元ごとの内容が分かりやすく解説しているもの+例題+提出用の課題が大問4つ)×2回/月
だったと思います。
記述量が肉厚なのと、解答に対して採点者が丁寧にコメントを付記してくれるため、
どこでつまづいているかや、正答であっても言及が足りておらず減点されるポイントについて把握することができます。

※引用:https://japaneseclass.jp/img/%E6%B7%BB%E5%89%8A

中の添削者は学生のアルバイトだったりするのですが、
彼らの多くは東大を始め難関大学の現役大学生ですし、
Z会統一の採点マニュアルに則って一定の水準を担保して添削してくれるため、十分な品質だという印象です。

続きまして「東大数学で1点でも多く取る方法」のご紹介です。

こちらは数学教員に薦められて購入しました。
初めは記述問題をブラッシュアップするためのものかと思って購入したのですが、
チョイスが良問揃いな上に、そもそもの解き方の指針を受験生に近い目線で解説してくれており、
QAも交えながらかなり読み進めやすい内容となっています。
別解の考察も豊富にあるため、応用が効きやすいのではないかと思います。

Z会では自分の解答を直接添削してもらう用に、
東大数学で1点でも多く方法は演習量をカバーし更に引き出しを増やすために使うと良いでしょう。
私は高3の秋ごろまでにここで東大の応用問題に対応できる地力を付けるようにしていました。

4.仕上げに「東大数学25ヵ年」「予備校各社模試の過去問」

1~3で東大数学に対応できる地力を身に付けたら後は実戦をひたすら繰り返すのみです。
本番さながらの環境で150分間向き合い続ける体力と、実際に採点してみて何点採れるのかを観測していきます。

私の場合は、高3の12月はセンター試験に特化した対策をしてましたので、(それまでほぼノータッチの政治経済をカバーするため笑)こちらはセンター試験後にこなしていました。

25ヵ年シリーズは問題量は豊富なのですが、解説がシンプルですので、行間を読み解く力が必要となります。
私の高校では数学の教員に添削をお願いできたので解答を提出しフィードバックをもらっていました。あるいはネット上にブログやYoutube動画などで解説されている方もいますので、適宜活用していきます。

それでも足りない場合は駿台予備校の東大実戦模試の過去問や、河合塾の東大オープン模試の過去問もこなすとより盤石でしょう。
それぞれ2000円~3000円、1000円台などで購入できます。

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