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E判定でも受かる!普通の高校生が独学で東大に現役合格した勉強方法徹底解説

■バックグラウンド

”東大”と聞いて皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか。
「日本最難関の大学」
「猛勉強しないと入れない」
「頭の良い人しか行けないところ」
ということが世間ではよく言われています。

私もよく
「初めて生で東大の人と会った」や、
「本当に東大の人って存在するんだ!」
とさえ言われてきました笑

世間で抱かれている「天才やガリ勉しないと入れない」というイメージに対して、私は自分がそうかと言われると全く違いました。

そもそも地元のヤンキーが跋扈するような中学から、公立高校に進学した、いわゆる普通の高校生でした。1年生のときに全校で受けた模試の成績に至っては、学年330人中100番台という微妙な位置にいました。

高校2年まではラグビー部で週5-6日は練習や試合漬けでしたし、
残りの1日はローソンでバイトしたり、友だちと遊んで過ごしていました。
しかも4人兄弟の末っ子が産まれたタイミングで、それまで住んでいた都内から郊外に引越ししたため、片道1時間半、往復3時間もかかる通学時間の中過ごしていました。

更に高校3年になった時点で受けた全国模試の判定は、
なんと、E判定。。
合格する可能性5%以下。。

そんな折、追い打ちをかけるように親が職を失い家計がゼロに・・・

当然塾や予備校に通うような経済的な余裕はない上に、
浪人するという選択肢はありませんでした。

「独学となるとさぞかし猛勉強をしたのではないか?」
「寝る間も惜しんで1日15時間とか勉強したのでは?」
と思う方もいらっしゃることかと思います。

しかし実際は長くても1日8時間程度しか勉強していませんでした。
(それ以上は集中力と体力が持ちませんでした、、通学に1日3時間かかりますしね笑)
高3の夏は勉強の合間にポケモンやモンハンに勤しみ、数百時間という総プレイ時間を費やしました笑

およそ世間でいう「天才」や「ガリ勉」とは程遠いことがお分かりになったと思います。

しかし実際にはこのように現役で東大に、しかも理系に現役合格しました。

今回は東大に限らず、志望校に現役合格する私なりの勉強方法について、ご紹介したいと思います。

難関校を志願される方や、受験を控えたお子さんをお持ちの親御さん、
また学校のテストの成績向上などにも共通して使える考え方となりますので、多分にご活用いただけるかと思います。


■目標達成の基本メソッド”KPI”と”3W1H”

結論から言うと

KPIと3WIHを明確にして定点観測をする

ということです。

ビジネスにおいて、KGIとKPIという言葉があります。

KGI(Key Goal Indicator)とは最終目標を定量的に評価できる指標
KPI(key performance indicator )とは過程を計測・評価する中間指標

です。 
例えば「今期目標売上100億達成」「前年比粗利120%成長」が会社組織が目指す大きなゴールがKGIだとすると、そのための中間指標「新規顧客10社開拓」「顧客満足度100%の案件を5社増やす」などはKPIと言えます。

なぜここでビジネスの話をしているかというと、東大受験に限らずこのKGIとKPIは何を目標にして達成を目指すにも当たり前のように出てくる考え方だからです。

3W1Hとは、

Who(誰が)
What(何を)
When(いつまでに)
How(どのように)

です。

具体的に見ていきましょう。

東京大学には一次試験である全国センター試験および二次試験があります。
私が受験した理科一類であれば、定員1000名程度に対して、センター試験で3000名程度を選抜し、そこから二次試験を突破して合格となります。
※私は前期で合格したため、後期受験に関しては割愛します。

東大受験の場合、長期的に考えると、
KGIは東大の二次試験を突破する得点をとることで、
KPIは受験する科目に対してそれぞれに必要な正答率、

となります。

3W1Hについては、
設定したKPIを「誰が」「何を」「いつまでに」「どの状態にするか」という要素に分解し、中間指数を定点観測していくことになります。

「誰が」は明確です。受験を乗り越えていくあなた自身です。
「何を」はここでは参考書や模擬試験に設定します。
「いつまでに」は受験までの期間から逆算して設定します。
「どの状態にするか」は「教科書をひと通り先取りする」「この参考書の問題を1周解き終わる」「センター試験の過去問を10年分解いて正答率9割を突破する」といった概念です。

天才や猛勉強できるような超人ではない普通の人の場合、
このKPIと3W1Hを定量的に決める必要があります。
すなわち測定可能な目標設定をするということです。

ありがちな設定は「英単語をマスターしている」というようなものです。
これですと「マスター」というだけではどういう状態なのか不明確なのと、「英単語」と指している範囲がどこまでか、どれくらいの難易度の単語なのか、更にはいつまでに達成すべきなのかが分かりません。
そこで例えば「高校2年の3月までに、速読英単語必修編の太字の英単語を、全て覚える」のように設定するといかがでしょうか。
具体的に状態が浮かび上がってきました。
3W1Hを決めることで、更に現時点からそこまでの中期的な目標を決めることができます。上記の例であれば「高校2年の12月までに速単必修編を読破する」「1月までに太字英単語を7割覚える」のように段階的に設定できます。

※定量的に測定可能にすることで、中間指数を設定しやすくなる。

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