空_2_

願った秋。



あんな夏が来て

こんなエンジョイをして

そんな8月を過ごすつもりだった


夜が去っていったのか

朝がやってきたのか

そんなことはどうでもいい僕は

水色なんては表現しがたい空を見た


ひとり孤独なような気がした

こんなひとりは、

1人なのか独りなのか


本当は夜が行ってほしくなかった

僕だけを置いて行ってほしくなかった

ひとりにしないでって


悲劇のヒロインぶりたかった


静寂の空気を伝って僕の鼓膜を振動させる

秒針の音とと鳥のさえずり

詩をかっこよくするためについた嘘

どこからか聞こえるパパのいびき


こんな夏には僕の王子様が

こんな夏には頭がおかしいほどの太陽が

こんな夏には愛してくれる人の隣に

こんな夏には。。。



濁った空を見る度私は

これから始まる無な1日を思って憂鬱になった


でもいつか誰かが助けに来てくれる

幸せになれるんだ

そうやって毎日思ってた


そんなある日

私の前に王子様が現れた、、、

なんてどこかの恋愛映画のようなストーリーならいいけど

どうも現実はそう上手くはいかないみたい


ベッドの上で天井と会話する

。。。

この作戦もよくないみたい


クーラーつけてるのに誰かのぬくもりがほしい


あぁ、


こんな夏には何も言わず抱きしめて

こんな夏には私をここから連れ出して

こんな夏には私の名前を呼んで

こんな夏には。。。



知ってる、


でもこんな朝だけは


いやこんな朝でも。。


まぁ、また来年頑張るか





(*繰り返し)

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