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原付北海道一周10日目

 知床半島羅臼町→根室市 総移動距離178km

 ライダーハウスお気軽屋で快適すぎる一晩を過ごし、予定より1時間ほど遅い8時半近くに起床。

 300円で布団を貸し出してくれ、その布団が本当に快適で疲れを取ることができた。

 9時半頃にお気軽屋を出発。800mほど先の朝ご飯をそこで取ろうと決めていた場所に向かう。

道の駅 知床・羅臼
オホーツク海を一望できる食堂

 朝からこんなに豪華なものを食べてよいのだろうか。メニューの数も豊富にあり、僕の食べたサーモンイクラ丼も確か2,000円もしておらず安い。もしこれが地元にあったらかなり通っている気がする。

 食事を終え、第一目的に向けて出発。今日は朝から晴れ間が広がり、オホーツク海沿岸とはいえ暑い。寄った郵便局で温度計を見ると31.4℃の表示。

 正直、夜以外は本土と北海道でそこまで気温の差がなくなってきているような気がする。

 夏日和の中バイクを漕ぎ進め、第一目的地に到着。

開陽台

 地球が実際に丸いことを体感できるという噂は本当だと頷けるくらい360℃地平線を見渡すことができる。

 今日は晴れ間が広がってくれたおかげで見渡しの良い景色を堪能することができた。

 ただ、正直僕達は北海道で大自然の景色を堪能しすぎて目が肥えてきてしまっている。北海道上陸前だと感動でずっと景色に入り浸っているはずだが、すぐに慣れてしまう。

 まあそれだけ有難い日々を過ごさせていただけていると前向きに捉えよう。

 開陽台を出発し、第二目的地である野付半島に向かう。

道中の標津ミルクロードは圧巻の景色

 また道中に広がる圧巻の景色を自分の夏曲プレイリストと共に堪能しながら向かう。

 第二目的地の野付半島に到着。

ラムサール条約で保護されている地区
野生でしかみられない角の生えた鹿

 ここは大学時代に同じようにバイクで北海道一周をした父親からおススメされていた場所。正直、オススメされていなかったらきていなかっただろう。

 ここは、ラムサール条約で生物が保護されている地区であり、普段見ることのできない動物たちを見ることができる。

 潮風に吹かれながら、両サイド海に囲まれた細い道をひたすら走らせる。

野付半島のイビツな形

 野付半島ならではの野鳥を見ることができたり、島から北方領土や、その北方領土を守るための意識づけをさせる看板など普段触れることのない文化を体感することができた。

 また、北方領土奪還を訴えかける看板などを見て、道民の島への思いの強さであったり、どれだけ自分が見て見ぬふりをしてきたかなど考えさせられることがたくさんあった。

北方領土返還の看板

 野付半島での観光を終え、今日の宿泊地である根室市に向けて出発。

 野付半島を出たのが16時くらいであったが、根室市までは約80km。到着が遅くなりそうな予感。

 熊がでてもおかしくないような、実際に熊注意の看板が立っている国道の道をひたすらに走っていく。

 根室市の入口に差し掛かると、急に気温が下がり日本最東端根室市の洗礼を浴びる。

 一度バイクを路肩に止め、急いで防寒着を着て再び出発。

 結果的に19時過ぎくらいに今日の宿泊地である根室市のゲストハウス「ネムロマン」に到着。

ゲストハウス ネムロマン
部屋の様子

 ロマン溢れる名前に惹かれ、即予約したゲストハウス。僕の直感も冴え渡りかなりの当たり宿であった。

 1人一泊4,000円でかなり整備されたドミトリーベッドやシャワールームを堪能することができる。あまりに魅力に惹かれてしまい、ステッカーまで購入してしまった。

 一度宿で荷物を置き、本日の夕食へ向かう。

 今日は節約Dayと言うことで近くのすき家で夕食を取った。

高菜明太子牛丼 大盛

 このような非日常に少しずつ慣れてきた段階で食べるジャンクフードが1番美味い。夏を感じる水と麦茶の中間のような水と共にいただいた。

 今日はおそらく晴れの北海道を堪能できる最後の日であった。台風の影響で1日早く敦賀港に戻ることになったため、終わりの日も近いが最後まで仲間たちと全力で楽しんでいきたい。

               10日目終わり

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