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『優しい世界』のためならば、他人が泣いてようが知ったこっちゃない。【Vtuber/潤羽るしあ】

るしあ、意外とあっさりクビになりましたね。

るしあが出る出ないはともかく、ライブ前に大きな動きはないだろうなと勝手に思っていたのでちょっと驚きました。
一方で契約解除という結果については今となっては意外でも何でもないというか、当然の結果かな、という感じですね。

「今となっては」という部分に関しては、下の記事で書いています。
(簡単に言うと、良い悪いは別にして下の記事を書いた時点でなら色々とうやむやにしてしれっと復帰出来るのでは?と個人的には思っていたという話です。)

罪状としては『秘密保持に抵触する情報やSNSのやり取りを許可なく第三者に漏えいするといった契約違反行為や、関係各所への虚偽の申告などの信用失墜行為が認められた』との事で、詳細な内容について我々が知る術はありませんが、まあ大方コレコレとのやりとりや今噂になっている個別DM接待の件なんかが問題になったのでしょう。おそらく。知らんけど。

で、ですよ。

問題を起こしたタレントがクビになりましたね、はい終わり。とは残念ながらならないわけです、今回の件。

事件発生から今に至るまで、るしあもといみけねこは一貫して自分を守る事に終始していて、ファンを含め全方位に対して不誠実な態度を取り続けてきました。

謝罪や説明は一切しないまま執拗に行われる謎の被害者アピール、心身ともにボロボロだというわりには滞りなく進むみけねことしての活動の準備。
3期生の元仲間4人が行った自らの契約解除を受けての心中と今後について語る配信の裏では、相変わらずの被害者アピールと“今の自分を囲ってくれる信者”に向けた謝罪のようなものと営業を垂れ流すだけのツイキャス配信。

もう彼女の中で『潤羽るしあ』は、単にみけねことしての自分に数字をもたらしてくれる都合の良いバフにすぎないのでしょう。
『潤羽るしあ』としての自分を支えてくれたファン、Vtuberという界隈そのものや、それを作ってきた人達。
それらに対する感謝、申し訳無さ。そういったものは彼女の中にはなく、もはや全ては切り捨てた過去なんでしょうね。

ちょうど先日、女性プロゲーマーが配信中不適切な発言をして炎上、契約を解除されるという事もありましたが、奇しくも同時期に起こったこの両件に共通する問題がそこです。

自分の今の地位や名声は、当人の努力や才能はもちろんではあるがまず、界隈やそこに関わる人達が作り上げてきた信頼や実績があってこそのものであるという意識。それが無いから、平気で泥を塗るような事もするし、簡単に裏切ってしまえる。

ノラPがこんなツイートをしていました。

「追い詰められた時にこそ人は本性が出る」
こういった類いの言葉は確かによく聞きますし、今回の件についてこの言葉を使って言及している人もかなり見かけました。
それを受けてのノラPのこの理論自体は確かに理解出来るものなんですが、自分はまずそれ以前にこういったシチュエーションで使われる場合ではこの言葉そのものがイマイチ芯を食ってないんじゃないかと思っています。
キャッチーな言い回しに頼る事でボヤけてしまっていますが、この言葉を使っている人が本当に言いたいのは「自分の利益のために行動した時、周りのものや人をどう扱うかにその人の根っこの意識が表れる。」という事なんじゃないでしょうか。
“炎上した時”という咄嗟の状況に限った話ではなく、その後の対応や言動を含めての話なんです。
実際みけねこには十分な時間がありました。仮に焦りから初手での対応を間違えたとしても、その後冷静になってから落ち着いて事態に向き合い、説明し、謝罪するチャンスはいくらでもありました。
しかし現実として彼女がした事は、皆さんの知っての通りです。
『自分を守る』『今後の活動の地盤を整える』。こういった自分の利益のために彼女がとった言動、そこには十二分に彼女の“本性”が表れていた、自分はそう思います。

このツイートはとくに象徴的です。

これは何かのアピールや自己弁護などではなく、きっと本心なんだと思います。
ファンや皆の事は本当に大好きで、できる事ならずっと潤羽るしあとして一緒に過ごしていたかった。
自分にとって都合よくある限りは。
でも。それなのに。それは理不尽にも奪われてしまった。
そういう事なんでしょう。彼女の中では。


と、色々書いてきましたがここからが本題です。
ここまでで書いた通り、みけねこは方々に泥を塗りたくり、全てを踏みにじりながらVtuberという舞台から(一応、現時点では)去っていったわけですが、残された方はたまったもんじゃありません。
潤羽るしあのファン、3期生のファン、ホロライブのファン。裏切られ、捨てられ、悲しみ怒っているであろう人達を挙げていくとキリがありません。
上でも少し触れた個別DM営業の件が発覚した事で、自分の推しに対して疑心暗鬼になってしまったという人も見ましたし、そうでなくても次はもしかしたら自分の推しが…と不安になっている人は大勢居るでしょう。
ここまで酷い状況になれば、これまで頑なに彼女を擁護していた人達や、かの有名な「いくぜ ダチ公」のようなものを作り、持て囃していた人達も、流石に目を覚ますだろうと。いくらなんでも怒ったり呆れたりしているだろうと。
そう思っていました。

が、そうはなりませんでした。

彼らは彼女に対し思い思いの感謝の言葉を贈り、ハートウォーミングでエモエモなイラストや漫画を描き、一部はみけねこについて行きました。

極小数の信者がそうなっているだけならまだ理解できましたが、明らかにそんな小規模なものではありません。
挙句の果てに、るしあの担当イラストレーターのやすゆき先生までもがこんなツイートをしていました。

その『これまでの配信で多くのファンを楽しませ続けてきたという事実』を汚し裏切ったのは、他でもない本人なんですよ…?
そんな人間に対してありがとう?お疲れ様でした?

これを見た時、気持ちが悪すぎて本気で吐き気がしました。
もちろん、やすゆき先生にしろ上に挙げたファンにしろ、彼女の行いの全てを肯定しているわけでも、許しているわけでもないというのはわかります。
それにしたって何故感謝する?労う?
自分達が切り捨てられ、踏みつけにされたという事がわかっていないんでしょうか。
それとも、わかった上で必死に思い出に縋り、美化しようとしているんでしょうか。
どちらにせよ本当に気持ちが悪いし、1ミリも理解できません。

潤羽るしあが本当に好きだったなら、今言うべきは「ありがとう」なんかじゃなく「クソ食らえ」でしょう。

「こんな事はしちゃいけない」「こんな奴は許しちゃいけない」という事を教訓として刻んでいかないと、間違いなく同じ事の繰り返しになります。泣かされるファンが生まれ続けます。

そんなにまでして『優しい世界』という幻想を守りたいですか?
そんなものを守って、自分達の世界には綺麗なものしかないと言い張って、汚いものは他所に押し付けて、それで何になるんですか?

一生懸命推していた結果割を食わされ泣かされているファンを尻目に、「推しは推せる時に推せ」なんてカビの生えた言葉を吐いて上から目線で悦に浸るのはそんなに気持ちいいですか?


視聴者を大事にできない配信者はゴミです。

それ以上に、文化や人を大事にできない界隈なんてものは、本当にゴミです。

今回の騒動、そういった意味でも本当にがっかりしました。


とにかく今は、傷付いて落ち込んでいるファンが少しでも早く傷を癒して、新しい推しを見つけるなり別な楽しい事を見つけるなり出来るようになる事を祈っています。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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