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夏休みに遊んだ6種類のボードゲームを紹介します

今年の夏休みは家族やボードゲーム会で6種類のボードゲームを遊ぶことができましたので、それぞれの所感を書いていきたいと思います。

  • アグリコラ

  • チューリングマシン

  • リトルタウンビルダーズ

  • フォシリス

  • ヴィヴァリウム

  • キーフラワー


1. アグリコラ

今年の2月に「アグリコラ15周年記念BOX」を購入してから、半年ほど寝かしていました。このゲームデザイナーであるウヴェ・ローゼンベルクさんのゲームは好きなのですが、この方の説明書はとにかく読みにくいため気軽に始められなかったのです。
最初でしたのでルール誤りを途中で気づいたところもありましたが、手持ちのカード種類が非常に豊富なため、どのように得点を積み上げていくか考えされるゲームだと思います。またワーカーは「オーディンの祝祭」のように1ラウンド毎に勝手に増えていくのではなく、自分で増やしていく仕組みです。しかし増やすとラウンド毎の食費も増えるため食糧の確保も重要となります。
最初に配られるカードでゲームの展開は変わりそうなのでリプレイ性も優秀なゲームだと思いました。

なお購入した15周年記念BOXは売れていないようで、どこでも結構な割引で購入できます。ただし箱の形状が特徴的なため、ボードゲームバンドなどを使わないと縦置き厳禁です。

ようやくアグリコラを遊べました

2.チューリングマシン

休み中に遊んでいて一番気に入ったタイトルです。とにかくギミックの心地よさと正解を突き止めた時のスッキリ感が良いです。

ソロ、2人、4人で遊んでみましたが、個人的にはソロでじっくり考えながら遊ぶのが好みです。4人で遊んだ時に判定カードの置き間違いで大混乱が発生した時に何のために裏面にA〜Fのチェックボックスが入っているか理解できました。
問題は専用webページで自動生成してくれるので、その辺りも考えられています。
一点不満なところとしては、箱内の仕切りが厚紙を折っているだけのため、箱を縦に置きますと仕切りの隙間をすり抜けてカードが隣のパーテーションに移動してしまい、せっかく順番に並べたカードがバラバラになってしまいますので縦置きはしない方が良いと思います。

毎日ソロで楽しめます

3. リトルタウンビルダーズ

前回のゲームマーケット2023春で購入した「マイトロッコタウン」が面白かったので、その前に発売した「リトルタウンビルダーズ」も先月購入しました。

こちらはゲームマーケット2017秋に発売した同タイトルをアークライトでリメイクしたものです。前述の「マイトロッコタウン」がタイル配置ゲームの面白さを一番最初に伝えるゲームとして最適であるのと同様に、この「リトルタウンビルダーズ」はワーカープレイスメントゲームの面白さを一番最初に伝えるゲームとして最適だと思います。
こちらは2人で遊びましたが4人で遊ぶと、相手の建築した建物の周りにワーカーを置くといった面白さが出ると思いました。

ワーカープレイスメント入門に最適

4. フォシリス

恐竜が好きな甥が少しでもボードゲームに興味を持ってくれたらと思って購入したゲームです。ゲーム盤面にランダムで眠っている恐竜の化石が眠っているであろう地層を掘り(スライドし)、ピンセットで化石を集めて恐竜を復元していきます。
2人で遊んでみましたが、ゲームの準備でワクワクできるタイトルは珍しいと思います。こちらも4人くらいでワイワイとタイルを動かしながら遊んだ方が面白いかなと思いました。ただしリソース管理が見た目よりも厳しいので恐竜を完全復元するのは難しいと思いました。ただゲームはあっさりと終わるので飽きないで遊んでくれるのではないでしょうか。
ここは非常に重要なポイントですが、すごろくやのゲームに共通していますが、説明書が非常にわかりやすいです。

ゲーム盤面が特徴的

5. ヴィヴァリウム

ゲームマーケット2023春のアークライトブースで販売していたゲムばこ(ボードのゲーム福袋)に入っていたタイトルです。合計7ラウンドでセットコレクションの要領でカードを集めて得点を積み重ねていくのですが、持っているドミノに書かれている数字のX,Y座標にあるカードしか獲得できない仕組みが最大のポイントです。しかし自分が入手できるであろうカードの優先度を考える、相手が欲しいであろうカードを予想するとなりますと前後プレイヤーくらいが限界なので、最適プレイ人数は3人ではないかと思います。イラストが非常に個性的なところに演出を感じますが、整然としたシステムになっていると思います。

気になるルールとして、途中でいくつかの手段で得られる宝石トークンは最終的には1点として換算できますが、宝石トークンを使うとドミノに書かれている数値を±1できるルールがあります。このゲームの1点は勝利ラインの1.3%くらいですので±1を修正することで欲しいカードが獲得できるのであれば迷わず宝石トークンを使った方が良いです。ここがせっかく相手に数字で獲得できるカードを限定することができる割には低いリスクで高いリターンを得られる感じがするので、このルールは好みではないです。

演出は雰囲気先行ですが、ゲームとしてしっかりしています

6. キーフラワー

今回もボードゲーム会に持参したのはキーフラワーです。以前の記事にも書いた通り、様々なジャンルのボードゲームを遊ぶほど楽しさを感じるゲームです。

ゲームで獲得できるタイルもランダムのためリプレイ性が高いと思います。気になる点としては、どのようなタイル構成でも出たら一番優先して取るべきタイル(例えば春のビアホール)が存在することが何度か遊んで分かってきました。これに関しては相手に取られるにせよ、どれだけ多く入札させて取らせるかなど意識しないと1人勝ちされてしまいます。一方で対抗して入札しすぎると自身が厳しくなるリスクもあるため非常に難しいところではあります。

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