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2024年7回目のボードゲーム会はテクノシンギュラリティ

今年も1/3が終わってしまいそうな中、今月も月2回のボードゲーム会を開催しました。持ち込んだゲームは以下のものです。

  • テクノシンギュラリティ(ゲームマーケット2023春に購入)

  • ザ・クルー:第9惑星の探索

1.テクノシンギュラリティ

ゲームマーケット2023春で予約購入したのですが、プレイ記事や動画が少なく二の足を踏んでいました。しかし5人で遊べるゲームが尽きてきましたので、数少ないYoutubeの動画で流れを確認した後にルールブックを読み込んでボードゲーム会に持ち込みました。

各プレイヤーは競合企業となり、テックツリーで管理された5ジャンルの技術を研究開発し、これを製品化することで利益を得ていきます。このとき、あらゆる企業活動によってシンギュラリティに近づいてしまう状況をコントロールしながら企業を発展させていきます。

ゲームは3種類の条件いずれかを満たした段階で終わるマルチエンディングで、異なる3種類の終了に沿った3種類の目的カードが配られますので、目的カードの内容を達成させる戦略を練ります。

様々な勝ち筋がありますが、すべて自力で成長させようとしますと成長によるシンギュラリティによる負債が大きくなることがゲーム最大の特徴です。
このゲームのシンギュラリティポイント1点は勝利点の-1点を意味しています。したがって手数を少なく最大利益を狙っていく必要があるのです。そのためには、技術を保持している相手プレイヤーにパテント料を払って前提となる技術開発をスキップして高度な技術開発に着手することが求められます。
相手プレイヤーの研究状況と資金を観察しながら、手番順をコントロールして最大利益を得るところは相当にインタラクション性が高いと思います。また運要素は最初の目的カードと初手の手番順だけですので、実力差は出やすいと思います。

やはり気になる点は主に手番順に関わるところです。

  • 初手の手番でやることがほぼ固定されている

  • スタートプレイヤーの条件がターン毎に変わるのは面白いが、そこから時計回りでターンが進行する

1プレイが90分とありますが、今回はインストを含めて180分かかりました。初回はシンギュラリティポイントが積み上がり、シンギュラリティを迎えたエンディングとなりました。非常に面白かったので次回も持参したいと思います。 

2.ザ・クルー

ザ・クルーは協力型のトリックテイキングです。与えられた任務をプレイヤー全員で協力して任務をこなしていきます。カードは1-9までの4スート(青、黄、赤、緑)と1-4の切り札(黒)で構成されています。

親のプレイヤーが出したスートのカードを可能な限り出し、そのスートの中で一番高い数字を出したプレイヤーがトリックの勝者となり、各プレイヤーが出したカードを回収します。その色を出せないプレイヤーは別の好きなスートのカードを出すことができます。
切り札を出しますと親の出したスートに関係なく一番切り札の値が高いプレイヤーがトリックの勝者となります。トリックの勝者が次のトリックの親となりゲームが続きます。

このトリックテイキングという仕組みを使って与えられたお題を協力して達成します。たとえば、あるプレイヤーのお題が緑5であれば、そのプレイヤーに緑5が含まれるトリックで勝者になってもらう必要があります。これを限られたヒントから達成するのです。

人数が増えるほど難易度が上がりますが、協力型ゲームの傑作であるHanabiが好きでしたら、次のステップとしておすすめしたいゲームです。

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