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成長企業で培われた精神

私の人生においてたった2社の経験しかない。

いまどきなら少ない方かも知れない。

2社ともに繊維製品を扱う会社
1社目はOEMを主体とした赤字企業
2社目はメーカーポジションにある毎年成長を続ける企業

2社目は私が在籍した12年間一度も業績を落とさず、年商80億→200億に成長

その成長過程で得た貴重な経験
何故故に成長できたのか?
もはや今となっては通用しないやり方かもしれませんが、あくまでビジネスであり、ライフスタイルのあり方として参考にはなるかと...

1社目は昭和気質の根性論
体育会畑で育った私にとって居心地が悪い訳ではないけど、もはや根性論で
乗り切れる時代ではない。

2社目では今の礎となる哲学を多く学べた
会社の辞めた今でも経営者をリスペクトしている
そしてそう言う経営者になりたいとも思っている

①顧客より仕入れ先
「顧客の変わりはいくらでもおる、仕入れ先の変わりはそう簡単には見つからん。我々の商品を作れる先が無くなれば我々も沈む。だから何よりも大切にしろ」と言われ続けた。

これって一言で言えばフェアトレードですよね

細かい話、
仕入れ先様には絶対おごって貰うな!こっちが接待しろ」とも言われてた。

②物事は分解してもう一度組み立てて初めて理解できる

例えば腕時計
「これをじっと眺めてて何かがわかるか?一度、分解してもう一度組み立てて、初めて構造を理解できんねん!それをしろと言う

どう言う事かと言うと
例えば原価交渉
「商品作るのにどこに何がどれだけ掛るからどこをどう削ればコストが下がるのか?それを分解して初めて交渉や」「構造がわからんやつが値下げ交渉するな!観光地の土産でマケテって言うてるのと一緒やぞ」と...
「そんな方法で値下げしたら損を被るん仕入先や」「そんなやり方で儲けんなよ!」と...

文書化すると当たり前のように聞こえるけど、実は実践できていない企業は多い。だからこそ繊維業界は労働問題が多い

③頭で考えろ
「お前らの考えは欲と感情が入ってる。物事は頭だけで考えろ」と
毎日のように言われた

自分ではそう言うつもりはなくても考えの中に私利私欲が混じっている事が多い。
確かにビジネスの中には必要のない概念やし、そう言う考えでは成功しない。

④変化に対応する

「生き残るのに必要なのは力の強いモノやなく、変化に対応できるモノ」

世の中はものすごいスピードで移り変わる。その変化を察知して対応できる能力がなければ時代に取り残されて化石になる。

現状に満足せず変化し続け、進化しろ!

全体的に
文書化して改めてビジネス論と言うよりピュアーな人間哲学やなぁーと...

そしていくら儲けようがかわらないライフスタイル

着飾らず、モノを大切にし、社員も大切にする。
社員数が何百人になろうが、社員それぞれの家族構成や生い立ちまで把握している。

大阪人で言葉は悪いけど、愛すべき人物
現在の活動を始めるきっかけもこの精神から来ている

「じゃ 何でそんな会社を辞めたの」てことについては次回また



 


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