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ミンヒジン・K-popで最も有名なクリエイティブディレクターの素顔

K-popではファンの愛の熱量ゆえ、クリエイターや裏方のスタッフもたびたび脚光を浴び、話題になる。そんな中でも特別な存在感を放ってきたクリエイティブディレクターがミンヒジン(Min Heejin・43)である。 今回は、今やクリエイティブディレクターの枠を大きく超えて活躍するミンヒジンのキャリアや功績と、最新のロングインタビューの翻訳をまとめた。翻訳の過程では、DeepLの偉大なるAIの力の助けを借りた。 1.ミンヒジンとは誰か ミンヒジンは1979年に生まれた。芸術系

    • 韓国エンタメ業界が次に狙うグローバルプラットフォーマーの夢

      韓国のエンターテイメント企業が次に狙うのはグローバルプラットフォーマーだ。 BTS、梨泰院クラスやイカゲーム、パラサイトなど、韓国の優れたコンテンツをグローバルでヒットさせる能力は圧倒的だ。一方でYouTubeやNetflixといったグローバルプラットフォーマーたちがそれらのコンテンツを流通させ、エンドユーザーから収入を得て、大部分を持っていく。しかもユーザーの詳細なデータは得られない。 このままプラットフォーマーに依存する構造では、利益でもデータ活用の観点でも限度がある

      • NiziUがもたらすかもしれない3つのインパクト

        12月に本格的なデビューを控えるNiziUは、すでに記録的な成功を収めた。今後、j-pop、アイドルを中心とする日本型コンテンツの国際競争力は現在以上に停滞し、日本市場では外資コンテンツのプレゼンスが現在以上に増すだろう。 一応前段として、NiziUのインパクトの大きさを示しておきたい。下記は、Googleのウェブ検索ボリュームである。NiziUがグループ結成・プリデビュー曲発表を行った2020年6月から、突き抜けたボリュームが確認できる。日本における女性グループアイドルと

        • Kpopコンテンツはなぜクリエイティブで世界を圧倒できるのか

          「2015-6年ごろ、アーティストや会社の成長スピードに、コンテンツを製作するプロセスが全く追いついていないと気がついた。これに対応すべく、様々な実験を通し、会社組織を作り変えた」 2018年、JYP Entertainmentの創業者であるJ.Y.Parkの言葉である。  この言葉はKpopの特徴を非常にわかりやすく捉えている。彼らの戦略的要衝はオンラインプラットフォームにあり、そこに投射する戦力たる質的・量的にハイクオリティなコンテンツと、それらを生産し届けるための兵

        ミンヒジン・K-popで最も有名なクリエイティブディレクターの素顔

        • 韓国エンタメ業界が次に狙うグローバルプラットフォーマーの夢

        • NiziUがもたらすかもしれない3つのインパクト

        • Kpopコンテンツはなぜクリエイティブで世界を圧倒できるのか

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        • TRANS
          1本

        記事

          これからのブランドドリブンな音楽(アーティスト)ビジネス

          ・仮説として、「音楽ビジネス」という概念自体が変化し、「アーティスト(ブランド)ビジネス」に本格的に変化していくのではないか。と思っている。 ■いまどんな世界なのか ・前提として、ユーザーはオンラインをベースにした行動をし※、テクノロジーの力でより価値ある仕事にフォーカスし、自分のなりたき姿のために投資を行うようになる。私なりに考える、安藤先生の言う「変革経済」※である。 ※考え方として、『アフターデジタル』など。https://markezine.jp/article/d

          これからのブランドドリブンな音楽(アーティスト)ビジネス

          直線的でないアイデア

          加藤昌治さんの「考具」を読んでいて、腑に落ちたことがあった。 それは「私たちの知的活動と脳の動き方は異なっていて、右から左に直線的に動く文字に対して、脳は拡散的で、3次元的にマップのように広がる」というもの。 なぜかiPhoneのメモ帳だとアイデアをまとめずらい。ノートや紙にペンで書きながら考えをまとめるのが、遅いようで最もスピーディーだと日頃から感じる。その理由がずっとよくわからなかった。それは脳の動き方により近いのが手書きだからだ、と考えると氷解した。

          直線的でないアイデア

          Kpopは日本と何が違うかについて、思ったこと

          2020/9/12:KPOPについて新しいエントリを書きました。ぜひご笑覧ください→Kpopコンテンツはなぜクリエイティブで世界を圧倒できるのか ・Kpopはなぜ強いのか、様々な論調があるが、ほとんどが的を得ていないように思われる。極めて雑だが、日頃思っていることをまとめてみたい。 ・海外市場を狙わざるおえないとか、日本語をよく学んでいるとか、あるいはトレーニングシステムが違うなど。それぞれ正しい一面もあるが、韓国と同じように国内の音楽市場が小さい国などいくらでもあるし、各

          Kpopは日本と何が違うかについて、思ったこと

          LiveNation-世界最強の音楽イベント会社は、なぜ強いのか?

          1.はじめに ・LiveNation(NYSE:LYV)は、アメリカを拠点とする世界で最大のライブエンターテイメント企業であり、その強みを分析します。 ・その目的は、世界で最も先進的なライブエンターテイメントのビジネスモデルを本質的に理解し、日本のコンテンツの世界展開を考える第一歩とすることです。 ・日本では、ライブ市場成長という文脈で、マドンナとの360度契約などをきっかけに有名になったLiveNationですが、日本でそのビジネスの全体像はあまり理解されていないように

          LiveNation-世界最強の音楽イベント会社は、なぜ強いのか?

          LiveNationにおける様々なトピック-技術や独占の危険まで

          ※2019.5現在 ・LiveNationはチケッティングを独占し、不当な行動をしているのではないか? Live Nation Rules Music Ticketing, Some Say With Threats - NewYork Times(2018.4.1) ・NYTが報道し、話題となった記事。なお、非常に長い力作。 ・LiveNationは2010年にTicketmasterを買収した。当時はそれによって競争が加速し、チケット価格は下がると言われたこともあったが

          LiveNationにおける様々なトピック-技術や独占の危険まで

          LiveNation 2018年10-Kの翻訳 part.2

          はじめに LiveNationおける各エントリの全体像と要約は、下記のpostにまとめています。  ・LiveNation-世界最強の音楽イベント会社は、なぜ強いのか?  ・LiveNationの10-K(有価証券報告書)の翻訳 Part1  ・LiveNationにおける様々なトピック-技術や独占の危険まで ・このpostは、10-Kと呼ばれるLIVE NATIONの2018年度決算における10-K(有価証券報告書)の翻訳のPART2です。原文はこちらです。 ・10-

          LiveNation 2018年10-Kの翻訳 part.2

          LiveNation 2018年10-Kの翻訳 part.1

          はじめに LiveNationおける各エントリの全体像と要約は、下記のpostにまとめています。  ・LiveNation-世界最強の音楽イベント会社は、なぜ強いのか?  ・LiveNationの10-K(有価証券報告書)の翻訳 Part2  ・LiveNationにおける様々なトピック-技術や独占の危険まで ・このpostは、10-Kと呼ばれるLIVE NATIONの2018年度決算における10-K(有価証券報告書)の翻訳のPART1です。原文はこちらです。 ・10-

          LiveNation 2018年10-Kの翻訳 part.1

          TEG

          オーストラリアのコンサートプロモーター、TEGを紹介する。 NZの会場建設でLIVE NATIONやAEGと競るなどグローバルで存在感を見せており、上記2社に続いてベンチマークすべき企業である。 元々NINE LIVEという社名で、TICKETEKを運営しており、2015年に香港のPEファンドAffinity Equity Partnersに買収される。 (およそ640Mにて、とのこと https://www.afr.com/street-talk/affinity-boo

          武蔵野の森スポーツプラザについて

           TWICE、Hey!Say!JUMP……。オープンして1年未満にも関わらず、数多くの著名アーティストがこぞってイベントを開くコンサート会場がある。収容人数1万人を誇る、武蔵野の森スポーツプラザ メインアリーナである。  東京多摩エリアのスポーツ拠点として整備された本会場は、新宿から25分、京王線飛田給駅が最寄りだ。隣には味の素スタジアムがある。敷地はサブアリーナをあわせて3.3万平米。東京都が持つスポーツ施設としては5つ目の拠点になり、メインアリーナは東京オリンピックでフ

          武蔵野の森スポーツプラザについて

          P&G Anual Report 2014 (part 1)

          http://www.pginvestor.com/interactive/lookandfeel/4004124/PG_Annual_Report_2014.pdf At P&G, we are focused on building consumer-preferred brands and products that create value for consumers and shareowners. Everything begins with consume

          P&G Anual Report 2014 (part 1)