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【全10回完結】人の流れを再構築する、小さな実践について

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人の流れはどのようにして新しく、懐かしく再構築できるのだろうか?その大きな問いに対して、小さな実践を綴ったこのマガジンは、2018年6月までの全10回完結。自身の生い立ちから有料… もっと読む
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2018年5月の記事一覧

その9、”それっぽいコミュニティ”ではなく、”確かな文化をつくる”ために

私という存在、媒介者がおらずとも、場に集うそれぞれがそれぞれに反応していった結果「こんな文化ができていた」。そんな光景をつくらないと、本当の意味での持続性が生まれないと思っていた。だから長崎二丁目家庭科室を始めたときから、どんな仕掛けが必要かを日々考え続けていた。 時が経ち、2018年2月ごろ、インタビュアー/IT時代の編集者、くいしんさんのツイートに反応して、こんな返信をした。 文化ってなんだろう。調べていて、今回書きたい内容ととっても近いなと思ったものを紹介します。

その8、「人に関心がない」、世界で一番幸せな国のからくりで導き出されたもの

「福祉の再構築」という言葉を私に気付かせてくれたのが、北欧デンマークという国で見聞きしたことだった。このタイトルに対する考えとしては、 ①幼児期から鍛えられる対人メンタル ②手は離さないけど、自己責任 ③幸せの定義は物質的から精神的なものへ、と3つ。 かの国で、頭をガツンと打たれたような、でも肘をたたくような感覚を覚えた「人」に対する根本的な考えについてこのマガジン内でしっかり残しておきたい。 ①幼児期から鍛えられる対人メンタル2015年、デンマークにてあるスタディツアーを