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【全10回完結】人の流れを再構築する、小さな実践について

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人の流れはどのようにして新しく、懐かしく再構築できるのだろうか?その大きな問いに対して、小さな実践を綴ったこのマガジンは、2018年6月までの全10回完結です。 自身の生い立ち… もっと読む
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#デンマーク

その8、「人に関心がない」、世界で一番幸せな国のからくりで導き出されたもの

「福祉の再構築」という言葉を私に気付かせてくれたのが、北欧デンマークという国で見聞きしたことだった。このタイトルに対する考えとしては、 ①幼児期から鍛えられる対人メンタル ②手は離さないけど、自己責任 ③幸せの定義は物質的から精神的なものへ、と3つ。 かの国で、頭をガツンと打たれたような、でも肘をたたくような感覚を覚えた「人」に対する根本的な考えについてこのマガジン内でしっかり残しておきたい。 ①幼児期から鍛えられる対人メンタル2015年、デンマークにてあるスタディツアーを

その4、その言葉、その姿勢は目の前の人の「自立」につながっているのか

ちょっと刺激的だけれど、一番根っこにある考え方を。3つに分けて ①昼間と夜間の圧倒的な違い ②人生の主役は「当事者」か「支援者」か ③生への納得感を生むために ということから、今考えていることを言語化していきたい。 −−−−− ①昼間と夜間の圧倒的な違い”優しさ”の怖さについて常々感じてきた一方で、ある一定の期間、優しさとは無縁の生活を送って来たことを思い出している。私は三重県のある夜間定時制高校出身者だ。その高校名を聞くと、10人中10人が驚く。「え!あそこって卒業生い