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「またあの話か」「高齢者って同じ話ばかり」を、「生き方そのものがアート」に変えてしまうダイアログ・ウィズ・タイム

このダイアログシリーズは、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(真っ暗闇の中の対話)」「ダイアログ・イン・サイレンス(静けさの中の対話)」、70歳以上の高齢者がアテンドをつとめる「ダイアログ・ウィズ・タイム(生き方との対話)」の3つの種類があります。

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今回ご縁があり、「ダイアログ・ウィズ・タイム(生き方との対話)2019」にご招待いただき体験させてもらいました。

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そもそも、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、「ダイアログ・イン・サイレンス」は、視覚もしくは聴覚を遮り体験する環境はなんとなく想像できるのだけれど(ぜひ体験してみたいと思っていますが)、
「ダイアログ・ウィズ・タイム(生き方との対話)」は、一体どの感覚を遮るのだろう?もしくは反対に、どの感覚を研ぎ済ませることになるのだろうか?

いわゆる高齢者、の方と日常を共にすることが多い私にとって、果たして、何かを得られるようなプログラムだろうか?
失礼ながらも、半信半疑だった私。そんな予想を良い意味で大きく裏切ってくれる時間となりました。

主に3点。1つ目はプログラム構成。詳細な内容はもちろん伏せますが、環境設定について特筆すべきところをご紹介。
そして2点目に、アテンドの質。アテンドとは、プログラムを導いてくれる役割の担う人こと。質が高い、低いの論点ではなく、アテンドの関わりによって生まれたドラマティックなシーンについて。
そして、この「ダイアログ」シリーズを運営する団体のマネタイズにおけるユニークなポイントについて。

プログラム構成:参加者に一切記録をとらせない

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