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【1】はじめに~なっちゃんへの引継ぎnoteフリースクール学習支援の手引き~

こんにちは。おうちフリースクールでぃありす代表のわたなべさやこです。
私は埼玉県の桶川市を中心としたいくつかのフリースクールで、小学生から中学生の子ども達の支援に携わっています。

そのうちのひとつ、「おうちフリースクールでぃありす」というのが私が代表を務める小さな小さなフリースクールです。
代表というと何かとんでもなく大きなことを成し遂げた人のようにも聞こえますが、スタッフは学習支援者である私と、公認心理士(しかも身内)が1人と、スクールドッグのポターテンの3人(2人と1頭?)なので、全然大したことありません。
便宜上「代表」みたいな人がいないと、学校の校長先生に挨拶する時や名刺を交換するときに困ることがあるので、一応「代表」を名乗っています。
実際のイメージは、おうちでピアノ教室をやっている主婦とか、近所の子ども達向けに家庭塾を運営しているおばちゃんあたりが近いと言えるでしょう。

もう一つ断っておかなくてはいけないのは、フリースクールと言っても私のやり方は「おうちフリースクール」。
読んで字のごとくで、自宅の1室、それも8畳そこらのちんまりしたお部屋で子ども達と学習活動を行なっているということです。
新聞やテレビで取り上げられるような大きくて立派なフリースクールとは全然比べ物にならないくらい小さな場所で、静かにのんびりと運営しています。
普通の主婦が、どこにでもあるような自宅で、マイペースに運営している子どものための学習室。それがおうちフリースクールです。

さて、ワタクシわたなべさやこは2019年頃からnote上にて「おうちフリースクールのはじめ方」という記事をコツコツと書いてまいりました。
個人事業主として、しかも狭い自宅でフリースクールを始めようなんて人は私の周りにいなかったし、あまりにも孤独だったため、いわば独り言のように日々の記録を書き連ねるために始めたのがこのnoteでした。

おかげ様で私の記事を読んでくれ方がちょっとずつ集まって下さり、このnoteは私にとっても貴重な気分転換、情報交換の場となりました。

そんな中、私事ですが、2022年に第1子を妊娠、そして出産。
割と真面目に超難産だったためか産後後遺症がガッツリ残ってしまい、日本語力が小学1年生レベルくらいまでに低下。
書く事はおろか、家族との会話もちんぷんかんぷんになってしまい、すっかりnoteから離れてしまいました。

要は、ちょっぴり頭が悪くなり過ぎて自信を失っていたのです…。

そんな日々の中でありながら、不思議なことに、わたなべのnoteの読者さんや記事の購入者さんはジワジワと増え続けるという現象が起き始めました。
また、「フリースクールを始めてみたけれど、学習支援において壁にぶつかっている」という声があちこちから聞こえるようになりました。

学習支援。

それは、おうちフリースクールでぃありすの一番の柱であるにもかかわらず、noteで記事にまとめてみようと書き始めては、途中で挫折し続けてきたテーマでした。
自分が一番こだわっている物事って、実は一番語りづらかったりしませんか?
きちんと時間もエネルギーも割いてちゃんと書きたい。中途半端で書くのが嫌。
そんなわけで、ずっと先送りにしてきたのが、「フリースクールの学習支援のいろは」についてのアレコレでした。

話は飛びますが、今日はあるお友達とランチをしてきたんです。
そのお友達の近況や、学習支援への真摯な思いを聞いて、ようやくスイッチが入りました。

というわけで、おうちフリースクール業を育休中である今この時期を使って、ようやく重い腰(いやリアルに重いのこれが)をあげてみようかと思います。

題して「なっちゃんへの引継ぎnote フリースクール学習支援の手引き」

本シリーズは、「フリースクールを一緒に手伝ってくれている新卒のなっちゃん(23才/山形県鶴岡市出身/かに座)に向けて書いた業務引き継ぎノート」というスタイルで構成します。
実際には、私のフリースクールにはお手伝いしてくれる女の子なんていないんですけどね。妄想は自由でしょ?子どもが好きで、お仕事に前向きな新卒の女の子がいてくれたらお仕事楽しいだろうなーって(私はちょっとオヤジです)。

どんな構成になっていくかはザックリとしか決めてないんだけど、
・フリースクールで学習支援が必要な理由
・支援者の心得
・各教科の学習時間の進め方
・お気に入りの教材
・わかる授業、のびる学習とは

などなどについて、おうちフリースクールでぃありすでの実践をもとに記録していきたいと思っています。
読者の皆様からのリクエストや質問にも、精一杯答えていけたら嬉しいな。
そうそう、私が実施しているオンラインサービス「おうちフリースクールのはじめ方オンライン相談」でよく頂く質問にも、出来る限り触れ、そしてお答えしていきたいと考えています。
まずは継続だな…継続…できる!…と、思う…。

最後になりますが、わたなべがネットから消え去ってからもnoteに足を運んでくださった方、記事を読んでくださった方、フォローして下さった方、励ましの「スキ」をくださったり、記事の購入をしてくださったたくさんの皆様、この場を借りて心からの「ありがとう」を伝えさせてください。

本当のことを言うと「現場から離れた私などが、現場のことを書くべきではない」と思って、もうnoteの更新もやめようかなと思ったりもしていました。そんな中、皆さんからのフォローや記事購入の通知が入る度にちょっと心が迷いました。

まだ絞り出せるネタが、どなたかのお役に立てるような情報があるかどうかと結構長い間、それもかなり真剣に悩んだ末、今回のリスタートを決意しました。
前述のとおり、もともと鈍かったアタマの働きがまだまだ怪しい日々、またいつ心折れてしまうかわかりませんが、とりあえずスタートラインには立ってみたいと思います。

何はともあれ、皆さんからのスキやフォローをはじめとしたリアクションのおかげで、今、超久しぶりにnoteを開き、文字をタイプするにいたっています。(…そうよ、すごい!私キーボードをたたいてる…!)

それでは皆様、新マガジン「なっちゃんへの引継ぎnote フリースクール学習支援の手引き」をあたたかな、いや生ぬるいまなざしでお見守りくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

追伸
スペシャルサンクス、カフェドクリエの詩人さん。

※画像はまりっかさんの作品をお借りしました。


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