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思い込みって怖いよね。。

ビックリするけど、高校の時、私はパソコンのマウスを逆に使っていた。

商業高校だったので、情報処理というシステムの勉強でパソコンを取り入れた授業があった。その頃まだパソコンは一家に一台ではなく、会社で使われていたくらいの時代だったので、もちろんはじめて触れるパソコンだった。

特別教室で大きな机にパソコンが置かれ、4つの机でひとつの島を作り、4人ずつが向かい合わせに座るようになっていた。

ワダマキなので、五十音順で出席番号最後の私は、4人ずつグループになると1人余り、1人だけの席だった。

(これ理不尽だよね。なにかってと1人余るんだよ。名前が「わ」ではじまるというだけで毎回その役なんだもんね。高校になると気にならないけど、小学校のときはすごく嫌だったなぁ。)

そして私が座った席のパソコンが、たまたまマウスが上下逆向きに置かれていた

なので、有線だったマウスの線が、パソコンに向かってではなく、手元側にあった。クリックもすごく先っちょをもってやらなきゃいけないし、とてもやりにくかった。

それより何より、カーソルを合わせるのが至難の技だ。

画面で右に行くときは、マウスを左

上に行くときは、マウスは下

斜め右上に行くときは、斜め左下

全部頭の中で、逆に変換しなきゃいけない。


是非一度試していただきたい。本当にやりにくくて仕方ない!

大きく離れているときはまだわかりやすいんだけど、近くになって少しずれている状態なんて本当に難しくて、時間がかかって仕方なかった。


コンピューターってなんでこんなに複雑に作られてるんだろう!?

それなのに、なんでみんなあんなに早くできるの??

不思議で仕方なかった。

でもマウスって名前だしな。。尻尾が後ろにピョロンとある感じでこうだよな、やっぱり。。なんて納得したりして。


1人だけ席が離れていたし、マウスが逆だと気づくことなく、必死で頭の中で逆に変換し、なんとか授業についていってた

数ヶ月してようやく逆マウスにも慣れ、カーソル逆移動もかなり無意識にできるようになってきた頃

「あれ?マウス反対やで?」と、2mくらい向こうの島の友人に指摘される

「え!?」

。。。。


「マジで!?うそ!?だって、マウスって名前やし、尻尾ピョロンってある感じじゃないの?」

「なにそれ?尻尾ピョロンって!」と爆笑された。


もう世界がひっくり返ったような気分だった。


逆マウスの世界から目が覚めたら、なんで気づかなかったのか!?そこに一番ビックリした

わざわざこんなに複雑に作られてるわけないじゃん!?w

本当、何が尻尾ピョロンだよ!w

思い込みって怖いね。。


そして逆マウスに慣れてしまっていたので、

そのあとの通常マウスが逆に使いにくくて仕方なかった。


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