副業メンバーを含むプロジェクトマネジメントの課題

スタートアップの初期など最初からエンジニアを採用することはなかなか難しいため、副業でスタートアップなどを手伝ったりするケースが増えてきました。働き方の多様性などの観点でもこれ自体は素晴らしいと思うのですが、個人的に感じているのは副業という関わり方の難しさです。

プロジェクトをマネージメントするにあたってスクラムなどの手法を取り入れているチームは多いと思うのですが、スクラムの基本的な考え方に以下のものがあります。

・自己組織化されている。プロダクトバックログをリリース判断可能な機能のインクリメントに変える方法は、誰も(スクラムマスターでさえも)教えてくれない。
・ 機能横断的である。インクリメントを作成するスキルをチームとしてすべて備えている。
・ある人にしかできない作業があったとしても、メンバーの肩書きは開発者だけである。このルールに例外はない。
・ テスティングやビジネス分析のような領域であっても、スクラムは開発チームのサブチームを認めていない。このルールに例外はない。
・開発チームのメンバーに専門能力や専門分野があったとしても、最終的な責任は開発チーム全体が持つ。

スクラムの基本理念とのコンフリクト

このときに副業メンバーを含むプロジェクト運営はいくつかの問題点が発生します。「機能横断的であること」「開発チームのサブチームを認めない」のあたりです。

機能横断的であることの難しさ

上記の点はそのまま考えればぶつからない点ではあるのですが、週に稼働できる時間が2時間x3日の6時間だとした場合、そのコミットした時間帯で機能横断的にできるのだろうかという課題が発生してきます。どうしても稼働をしているプロダクトは常に進化を続けており、1つの実装をとってもコンテキストが重要なものとなってきます。そのためどうしても横断的な仕事の依頼ではなく、点での作業の依頼になってしまうというのが発生します。

開発チームのサブチームを認めない

そうなると、通常のスクラムのタスクのとり方とは別のとり方にしていかなければなりません。しかしながら、「開発チームのサブチームを認めない」というものがあります。そのため、スクラムの管理内に「コンテキストが不要な細かい修正をするための人」というような枠を作って管理することは原則的に認められていません。

一方で副業をする側にとって最適な環境とは?

一方で副業をするモチベーションはどういったものでしょうか?収入を増やしたいという思いもあるでしょうし、既存の仕事ではできない体験をしたいといったニーズもあるかもしれません。

これはベルセルクのロスト・チルドレンの章のコマです。行き場を失ってしまったジルに対してのガッツの言葉ですが、現在の仕事から目を背けたいという気持ちから選んだ副業ではお互いにとって良い関係を築くことも難しいでしょう。

唐突にベルセルクのワンシーンを紹介してしまいましたが、最近この埋め込み機能ができたこと、そしてベルセルクを投稿できるようになった流れで強引にいれてしまいました、すみません。

プロジェクトマネジメント上どうするのが最適か?

といった現実的な問題があるものの、副業のメンバーが活躍をしているチームや組織は増えてきています。私自身はそこに対して明確な解をもっていないのですが、すでに副業のメンバーを招き入れてうまくプロジェクトを推進できている組織も多数いるので、そのようなナレッジを共有できるような場として勉強会をやってみることにしました。

今回は「副業メンバーを含む組織側」だけではなく「副業として働いている側」の人も招いて色々なお話を伺えればと思っています。

このような書いてきましたが、私自身も副業に対しては決して批判的な立場ではなく、副業として入ってきたメンバーが最大限に活躍できるような場をどうしたらつくれるのだろうか?という疑問からこのようなイベントをやろうと思いました。現場でのマッチングも推奨をしているイベントなので、興味がある方はぜひご参加ください!

なお、人材紹介会社の方によるリクルーティング目的の参加はお断りさせていただきます。


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