残存寿命から考える金銭価値

お金というものの価値について考えるとき、絶対的な基準ではないと感じる事が増えた。経済的な観点で言ってしまえば、世界経済がドルで動いていると考えると日々変動する為替相場がある時点でその数値は変わってくるわけだがそれについての話ではない。私は自分の年齢に応じて金銭的価値は変わってくると思っている。

年齢に対するお金の価値

100万円という単位のお金についてどういった感情を抱くだろうか?それなりに大きな金額ではあるけれど、この金額に対する感じ方は年齢によって変わってくるはずだ。普通に仕事をしていて相応の貯蓄がある30代の人であれば、100万円という金額は大金でこそあれど人生がなにか大きく変わるような金額ではない。仮に何らかのきっかけで唐突に100万円得る機会があっても、少し贅沢したり欲しいものをかったり貯蓄に回す程度で何か大きな人生の機転になるようなことはないと思う。

でもこれが自分が20歳のときだったらどうだろうか?20歳にとっての100万円はおそらく途方もない金額であり、たぶんそれを使って30代ではできないような体験(これは具体的な体験の内容ではなく、そこから得ること)をできるだろう。さらに金額を削って若くしてみる。自分が15歳で50万を得たらどうだったか?10歳で10万円を得たらどうだったか?

その年齢ごとでの正解は無いけれど、この思考方法から得るべきことはこれから自分が年齢を重ねていく上でもっとも100万円の価値が高いのは今この瞬間ということだ。実年齢が今以上に若くなることはないし、確実に日々歳を重ねていく。20歳のころよりいまの自分のほうが同じ金額を軽く感じるのであれば、それは同じことが自分の未来にも起きうるということだ。

お金というものはある程度絶対的な基準値だとも言える。ただそれはお金をただのデジタルな数値として考えた場合であり、そのお金を何らかの価値や体験に交換するときの交換レート自体は年齢に応じて不利になっていく。だからこそ、相応の体験というものはしていくべきなんだろうなと日々思うようになった。

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