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Coinbase株これから上がる!!なぜ??

今回はCoinbase株について解説したいと思います。Coinbaseは最近流行の暗号資産(仮想通貨)の大手取引所で、2020年暮れに株式上場しています。しかし2022年に入って約75%下落しており、今の株価は$60前半。。。私個人もCoinbaseの株は所持しており、大分高値掴みしてしまい、塩漬けしている状態です。そんなCoinbase株ですが、Google Cloudと提携というBig newsが飛び込んできました。今回の動画ではGoogle Cloudと提携した事によりどうなるのか、Coinbaseの株価は$200近く上がるとも言われおり、今後どうなるのかそしてびCoinbase株は買いなのかどうなのか、について解説したいと思います。

①     CoinbaseがGoogle Cloudと提携!?


10月11日Google CloudがWeb3.0イノベーションにおける開発においてCoinbaseをパートナーとして選んだと発表しました。そもそもWeb3.0とは2018年頃から始まった比較的新しい概念で「次世代インターネット」と言われる物です。特徴としてはブロックチェーン技術が使用されている点です。ブロックチェーン技術を用いることで複数人でデータを分散して管理できるため、情報を改ざんされる心配がありません。また、個人間での取引が可能なため、特定の企業に個人情報が集中するのを避けられます。ブロックチェーンの技術により暗号資産(仮想通貨)やNFTなどの取引ができるようになるわけです。これによりGoogle Cloudの顧客はCoinbaseを通して仮想通貨でサービス等に対して支払いができるようになります。2023年からサービスを開始し使用できる仮想通貨としてはBitcoin、Ether、Dogecoinとなるようです。ShopifyとWooCommerceではすでに使用されており、仮想通貨が支払いオプションとして使用されるたびに取引手数料が請求され、Coinbaseが収益を生み出すことができるのです。CoinbaseはAmazon Web Service(AWS)と提携していたようですが、今回Google Cloud鞍替えしたと言われており、その理由はGoogle Cloudの方が分析能力に長けている為の様です。CoinbaseはこのGoogle Cloudとの提携発表により株価が$67.04⇒$70.16と一日で5%株価が上昇しました。

②     今後はどうなるのか?


今後はどうなるかというところですが、主にトピックが2つあります。まず一つ目は先程のGoogleとの提携です。今回の提携によりCoinbaseはGoogle Cloudで仮想通貨が使用される事による新しい収入源を得る事ができます。同時にGoogle Cloudとしてもブロックチェーン技術及び仮想通貨という新しいWeb3.0への道が開ける訳です。GoogleはWeb3.0への開拓による称賛を望んでおり、これはNetflixがストリーミングサービスを始めDVDが無くなる時と同じ様な事になるかもしれません。またWeb3.0が完全に実現された場合はGoogleの今のビジネスモデルは大きく変わります。ブロックチェーン技術によりネット上手でも生まれたアイデアに対して所有権が発生する為です。記事、ビデオ、ゲームやその他メディア等簡単に個人で簡単に制作できるものに対しても収益が発生します。Google AdSenceサービスのような仲介的な役割はブロックチェーン技術により独自のアイデアを収益化する上での役割は小さくなり、Googleの主な収入源が損なわれる可能性がります。しかしGoogleは今回のCoinbaseとの提携により更にその先を見据えていると考えられます。特に具体的にそれが何かというところまではこの記事には上げられていませんが、GoogleのWeb3.0対応への懸念に対してはCoinbaseと提携する事によって払拭され、収益性の懸念についてはここまで成長してきたGoogleであれば必ず乗り換えられると著者は考えている様です。Coinbaseもこの巨大企業であるGoogleとパートナーを組めるのであればその恩恵は絶大な物になると思われます。
二つ目のトピックとしてはCoinbaseがシンガポールの中央銀行であり金融監視機関であるシンガポール金融管理局からシンガポールで決済サービスを提供するための承認を得ました。この承認によりシンガポールの決済サービス法律の下でデジタル決済トークン製品(承認されている範囲内の)とサービスを提供できるようになります。つまりCoinbaseが提供するサービスでBitcoinやEther等の仮想通貨で決済をできるという訳です。イメージとしてはQRコードやICカードの様に決済方法の一つとして選べるようになるイメージです。申請した仮想通貨企業が全てシンガポール金融管理局から承認を得る訳ではなく、Crypto.com、Luno、Paxos等少数しか承認が得られていませんが、今回Coinbaseが新たにこの中に加わりました。2022年2月にはBinanceシンガポールが営業許可申請を取り下げました。日経アジアの報道によるとデジタル決済トークンサービスを提供したいとする、シンガポール金融管理局への申請は約170社の内100社以上が拒否されています。Binanceは大手仮想通貨取引所でありCoinbaseのライバルと言っても過言ではないですが、Coinbaseはそれに勝利しシンガポールで承認を得るという狭き門を通ったのです。しかし、Coinbaseはシンガポール国内での広告は禁止されています。2022年の頭にシンガポール金融管理局からガイドラインが発表され、公共の場、例えばバスやテレビでの宣伝活動は禁止されている為です。しかしWEBサイトやソーシャルメディアでの広告は承認されており、今後のシンガポールでの活躍が期待されます。

③     Coinbase株は買いなのか?


そんなCoinbase株は買いなのか?私自身思いっ切り高値掴みをしてしまっておりますが、買いだと考えます。その理由は主に2つあります。1つ目はCoinbaseが機関投資家にサービスを提供する事によって収入源を多様化しようとしている事です。このサービスはCoinbase Primeと呼ばれ、仮想通貨の取引所、トレンドのリサーチそして既存のソフトウェアと統合させることによりシームレス取引を提供します。個人投資家と機関投資家の取引量を比較すると取引量に圧倒的な差があり、このサービスにより機関投資家に取引を行ってもらいたいという魂胆です。昨年の平均では機関投資家は個人投資家よりも40%以上も多く取引しており、2021年Q4では$371Billionになりました。Coinbaseの売上は2022年Q1から17%下がっていますが、1500の新たな機関投資家が加わっており、現在では14,500件を超えています。更にこの数字は2020年Q2 から2倍に増えた事になります。2022年8月には世界的に有名な投資会社BlackRockがCoinbase Primeに契約し、彼らの既存の投資ソフトウェアであるAladdinに統合されました。このAladdinでは2020年では$21Trillion以上の取引が行われています。確かにこの$21Trillionが全て仮想通貨取引として使用される訳ではないですが、仮に1%だとしても約$210Billionとなりこの数字は現在のCoinbaseの機関資産の2倍に値します。もしBlackRockの競合他社/機関投資家がBlackRock同様に仮想通貨取引を行いたいとなった場合は現在のCoinbaseの立場は非常に有利になります(既にBlackRockにCoinbase Primeの導入実績がある為)。これはまさにCoinbaseが求めていた事となり、機関投資家に対する仮想通貨取引のブローカーとしての世界的な先駆者になりたいという訳です。2つ目はサブスクリプションサービスです。コインベースのビジネスモデルは個人投資家、機関投資家が取引した際の手数料を得るという物です。しかし仮想通貨市場はボラティリティが激しく、一瞬の内に投資家の心理は左右され、それに合わせCoinbaseの収益も左右され、四半期毎の売上も予想がつきません。CoinbaseのCEO Brian Armstrongはこの収益のボラティリティ性を避けるためサブスクリプションサービスによる売上割合を現在の18.4%から50%まで上げたいと言っています。このセグメントはQ2の前年対比で43.7%成長しています。サービスの主な内容としてはBlockchainによる報酬、ステーキングによる売上、アカウント保護機能、取引手数料無料化といった物になります。要はCoinbaseとしても収益の安定化は課題となっており、それに対しての対策を取っているという事です。
これが私が考えるCoinbase株が買いだという理由です。


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