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いっこく堂劇場⑥(町のねずみと田舎のねずみ)(ありとキリギリス)

いっこく堂劇場続きです。更新が遅れてしまいました。昔懐かしいお話。町のねずみと田舎のねずみがいました。いっこく堂さんがアレンジして腹話術にすると
※登場人物 いっこく堂さん、サトル(トリの腹話術人形)、師匠(おじいさんの腹話術人形)、サトルの母オペーラ(くまの腹話術人形)
<町のねずみと田舎のねずみ>
いっこく堂さん:いつもサトルと師匠は仲良し。あるとき、サトルは師匠のうちへ遊びにいきました。
サトル:師匠!遊びに来たぜ。
師匠:おーい、サトルか。よく来たな。早速遊ぼ。何がしたい?囲碁?将棋?すごろくでもしよう。
サトル:ねえ、師匠。いつもこんなので、遊んでいるの?
師匠:うん。
サトル:こんな古い遊びなんか、面白くないよ。そうだ。そうだ。うちへおいでよ。もっとすごいもの、たくさんやらせてあげるから。
いっこく堂さん:・・と言ってサトルは、自分の家に帰ってしまいました。古いあそびを馬鹿にされた師匠は少し寂しい気持ちになりました。しかし、次の日、今度は師匠がサトルの家へあそびに行きました。
師匠:サトル、あそびにきたぞ。
サトル:よく来たな。師匠、入っておくれ。
いっこく堂さん:師匠は、サトルの部屋をみて、びっくりしました。
なんと、そこには最新のゲームがびっしり並べられていました。
師匠:サトル。いつもこんなんので遊んでいるのかい?
サトル:うん。そうだよ。今はこれぐらいあたりまえだよ。早速、あそぼうよ。
師匠:あーあ。そうしよう。
いっこく堂さん:二人は、楽しそうにTVゲームをはじめました。しかし。そのとき、部屋のドアが開いてサトルのお母さんが入ってきました。
続きは、ご想像でお楽しみ下さいね。

ありとキリギリスをお送りします。

登場人物は、いっこく堂さん、オペーラ(クマの腹話術人形)、サトル(トリの人形)
<ありとキリギリス>
いっこく堂さん:なまけもののトリのサトルくんとちょっとまぬけだけど、しっかりもののクマのオペーラくんと大の仲良し。いつも一緒に遊んでいました。
オペーラ:ちょっとまぬけって、なんだよ。
サトル:なまけているんじゃないよ。人生を楽しんでるんだよ。
いっこく堂さん:やがて、夏になりおまちかねの夏休みがやってきました。サトル:よーし。今日から夏休みだぜ。よーし、いつも以上にいっぱい遊んでやるぜ。おーい。オペーラあそぼうぜ。
オペーラ:だめだよ。夏休みなんだから、宿題がたくさんあるだろう?
サトル:そんなの、あとでいいだろ。夏休みは長いんだから。
オペーラ:だめだよ。
サトル:何、言っているんだよ。それより、あそぼうぜ。プールに行ったり、空飛んだりして、遊ぼうよ。
オペーラ:なんだよ。空を飛べるのはサトルだけだよ。
サトル:何言っているんだよ。それより、あそぼうぜ。プールに行ったり、空飛んだりして遊ぼうよ。
オペーラ:なんだよ。空を飛べるのはサトルだけだよ。
サトル:なんだよ。おーい。とにかく遊ぼうよ。
オペーラ:だめだよ。ぼくは、宿題をやることにするよ。
サトル:ちえっ。つまんない奴だなあ。オレ一人であそんでいるよ。
いっこく堂さん:こう言って、サトルくんが遊んでばかりいる間、オペーラくんはしっかり宿題やり続けました。
サトル:やっぱり夏休みは、楽しまなければ・・。
いっこく堂さん:しかし、時間はどんどん過ぎてとうとう夏休み最後の日がやってきました。
サトル:なんだって。今日で夏休みが終わりだ。まいったなあ。宿題、全然やっていないよ。絵日記、漢字ドリル、
朝顔の観察、全然やっていない。どうしよう?どうしたらいいのかな?
いっこく堂さん:そんな、あわてるサトルのところに、宿題をすっかり終わらせたオペーラくんが遊びにやってきました。
オペーラ:サトル、今日で夏休み終わりだから、一緒に遊ぼうよ。

続きは、皆様ご想像してお楽しみ下さい。

次回は、姥捨て山とキツネとつるです。




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