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まぼろし博覧会と伊豆旅行の総評編

劇団WAGNASオンダです!

伊豆旅行三連記事の、今回最終回となります!!

シャボテン公園の後は、劇団WAGNASで共に活動しているみこるんさんが言っていた、「まぼろし博覧会〜怪しい秘密基地〜」に行ってきました!

事前に少し調べたところ「なんじゃこりゃ」と言った感じ。
とりあえず行ってみなければ、体験しなければ理解もできなさそうなので、シャボテン公園から10分ほど車で移動です。

ヨレヨレですが…是非拡大して見て下さい!

上記マップのエリアに分かれています。

大仏殿(売店、聖徳太子像、宝物殿、昭和思い出の階段通り)→
メルヘンランド(おばあちゃんの部屋、ストリップ記念館、メルヘンの丘、メルヘンハウス、大英智博物館)→
まぼろし島(おっさん神宮、まぼろし舞台)→中庭テラス→
ほろ酔い横丁(未確認生物博覧会、村崎百郎館、有識者会議、アートパラダイス、年がら年中、ハロウィン天国、思い出いっぱい!、少年少女時代)→
魔界神社(昭和の時代を通り抜け、文化祭記念館、セピア館)

↑からなりますが、名前だけ見ても意味不明だし、noteでもnote外でも他の「まぼろし」について書かれた方のブログを見ればわかりますが、常に変更や改装が行われておりますので、大体展示が変わっています。
その為、下手したら今回見た「まぼろし」は二度と見られないかもしれません…

まさに、夢かうつつかまぼろしか…

とりあえずすべてを通して人形とマネキンが多すぎる。
この辺が苦手な人は怖いかもしれません(笑)

早くもネタバレ?ですが、下記のワードが10個以上引っかかる人は多分好きな世界観です(笑)

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サブカル、アングラ、カオス、エログロ、パロディ、ブラックユーモア、狂気、不思議、ドール、マネキン、剥製、ホラー、オカルト、スピリチュアル、精神世界、ゴシック、ゴスロリ、ロリータ、キモ可愛い、ファンシー、ビジュアル系、サーカス、シュールレアリスム、アバンギャルド、現代アート、ヒッピー、共産趣味、学生運動、ドラッグ的世界観、メンヘラ的世界観、変人、変態、インモラル、ガロ系、丸尾末広、花輪和一、江戸川乱歩、夢野久作、小栗虫太郎、カルト、廃墟、退廃的、猟奇的、官能的、電波系、鬼畜系、不謹慎、見世物小屋、秘宝館、懐古趣味、レトロ玩具、昭和レトロ、昭和エロス、90年代、80年代、70年代、戦後文化、B級スポット、お化け屋敷、私設博物館
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↑統一性があるようであまりない上記ワード30個以上ヒットした人は、仕事も学校も放り投げて今すぐ「まぼろし博覧会」へ行くべきです!(笑)

上記ワードは「まぼろし」側が用意したコンセプトと言う訳ではなく、僕の主観と感性で感じたフレーズたちなのですが、多分大きく相違はないと感じています!

エログロナンセンスな狂気と共にどこかポップでファンシーな雰囲気で、不思議な郷愁を感じさせられ、
ものすごーく端的に言ってしまうと所謂「ガロ系漫画」の持つ世界観が、一番適切かつ端的な説明に近いような気がします。

しかし「◯◯系」と言う端的な説明だけでは、決して表現しきれない不思議な魅力があるのです…

何より館内はとにかく情報量が多すぎる!
多分小ネタを一つずつ見ていたら、マジで2.3日かかる情報量があります。

何か展示で何がゴミなのかわからない(笑)
道順に簡単な柵やルートはあるが、どこまで行っていいのかどこまで行ったらダメなのかわからない(笑)
明らかに触れない展示物は当然として、手の届く展示物は触っていいのかダメなのかもわからない(笑)

その雰囲気は狂気の宴そのもの!
長くいるとSAN値がグイグイ削られて、廃人になってしまうかのような気さえしてくる!
しかしそのラインを超えると、心地よい安心感を覚えられそうな…気もする!

たくさんいるマネキンは、もしかしたらまぼろし博覧会の虜になった来場客の成れの果て…なのかもしれない(笑)

でも僕はこういう世界観は大好きですねー
お化け屋敷は怖いですが、この手の怖さならむしろ好きな方です!

というか若い頃、サブカルやアングラが割りかし好きでした。
ただ、それらを好きな人のイメージが何となく苦手で徐々に離れていったという、ひねくれ根性丸出しな経緯があります(笑)

さて!
口では伝えるのに限界があるので、無作為に館内の写真を何枚か、展示の中で特に気になったものなどを述べたいと思います!

巷ではレポート風のブログも数多くありますしとても参考?になりますが、結局は行かなきゃ・体験しなきゃ、ここの良さはわからないと僕は思いました!
どうかこの限られた写真の中から「Don’t think. FEEL」していただき、実際に訪れてほしいです!

考えるな感じろの精神で、↑の写真たちから感じ取ってください(笑)

こ、これは…!?

マップ右上「ストリップ記念館」にて発見!

僕の地元の蕨には、つい数年前までも全国でも少数となったストリップ劇場があったのです。
僕はこの看板の前を何百、いや何千と通っていた記憶があります。

それが恐らくコロナの影響で閉めてしまったらしく、気づいたら看板を見なくなって…というより、そもそも気にしてさえもいませんでした。

その看板が、まぼろし博覧会のストリップ小屋に飾られていました!!
まさかこんな遠く離れた伊豆の土地で再び見ることができるとは!!

こういう発見って心振るえる感動だと思ってしまいます。

しかし閉店してしまうのだったら一度は行ってみたかったなぁと思いますね。

マップ左下には「村崎百郎館」とあるが…?

この名前どっかで聞いたことあるなと引っかかっていたのですが、後ほど調べたら高校の頃この人が執筆した雑誌持ってました!

当時の趣味の一つがブックオフ巡りだったのですが、たまたま偶然手に取った「危ない1号」という、もうとんでもない不謹慎雑誌です(笑)

「鬼畜系」なんてカテゴライズされるそうですが、なかなか名は体を表すというか、もうサブカルアングラの極みのような雑誌で、現実と虚構が入り混じるような一種の洒落として楽しんで、他の巻を探してブックオフを周っていました。

ただ、心の弱い人や全てを真に受けてしまう人は読むべきものではないと断言できますね…

実際この記念館も狭いながらなかなか怪しいものだらけというか「危なっかしい度」で言えば博覧会全体でもトップでした!

しかもこの雑誌を出していたのがまぼろし博覧会の運営会社だそうで、蕨ミニ劇場に続き妙な縁を感じてやみません!


セーラちゃん?

そろそろ閉館時間も近づいてきた頃、館内後半の道を歩いていると、妙にダンディーな館員さんが話しかけてきました。

まぼろし博覧会のコンセプトや色々なお話、裏話?も聞かせていただき、とても興味深かったです。

そして恐らくあの「セーラちゃん」その人に間違いはないでしょう!

案外皆チキン?なところがあるメンツだったので、「もしかしてセーラちゃんですか?」とは誰も聞けませんでした(笑)

また、展示物として不用品も随時募集しているそうです!
それは価値があってもなくてもいいそうで、ナマモノ以外、例えばお婆ちゃんの遺体はダメだけど遺灰ならいいですよなんて、とんでもないことを言っていました(笑)

確かに、30年前の有名な本なら高額かもしれないが絶対あるけど、30年前の弱小メーカー(倒産済み)のカレンダーなんかは、もはやこの世に存在せず「まぼろし」なのかもしれません!!

爬虫類やタランチュラなど変な生き物のミイラなど寄贈したら雰囲気も合うしちょっと楽しいかも…と思いました(笑)


いやー、マジでカオス!

だがそれがいい!
伊豆旅のすべてのイメージが「まぼろし」に吹っ飛ばされました(笑)

理由や意味を求める人にはもしかしたら向かないかもしれません…
しかし、遊び心のある人や、漠然と「怪しい文化」が好きな人は楽しめるんじゃないかなと!

マップの裏面です

姉妹館の「怪しい少年少女博物館」「ねこの博物館」も近くにあるので、次回は2日くらい丸っと使って再度「まぼろし」と姉妹館の2つを周りたいです!

また「まぼろし」はほぼ常に改装中というか常に展示は増え続けるという、伊豆のサグラダファミリアなので、何度行っても楽しめると思います!

はい!

最後に行ったまぼろしにすべてを持っていかれた感は否めませんが、総合してもかなり楽しい旅行になりました!

最後の最後にマリンタウンでお土産を購入し、レンタカーを返却し、グリーン車で帰宅しました。

上野東京ライン(東海道線?)で運がいい線に当たり、伊東から赤羽まで一本直通で帰宅できたので、個人的には帰りも大変楽でした!

伊豆…なかなかどうして素晴らしい土地です。

もっとグルメも開拓したいし、夏や冬の大室山にも行ってみたいし、シャボテン公園のボートツアーも楽しそうだし、まぼろしの姉妹館も気になる…
他にも調べれば調べるほどに、楽しそうだったり謎の施設がどんどんどんどん無限の如く出てきます。

今回駆け足で回ってしまったけど、それこそ3泊4日などで行っても満喫しきることは難しい土地だと感じました!

こうなるともはや「伊豆に移住したい!」そういう気持ちにさせられてしまいました!!

そしてついに明日は劇団WAGNASで「夢の島」に行きます!!
まだまだ参加募集しておりますので、合わせて宜しくお願いします!


【開幕告知】
4/20(土)の正午より、都内夢の島(新木場)にて劇団WAGNAS開幕いたします!

当日参加メンバー募集しております!
参加希望はもちろん、ご質問やお問い合わせも下記よりお願いいたします。



【お知らせ】
劇団WAGNASの団員(一緒に活動するメンバー)募集中です!
東京の新たな魅力とノスタルジーを感じたい方はぜひ劇団WAGNASへ!!

※芝居はしません…

興味ある方はこちら↓↓まで


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