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この一本をファンの皆様の夢の中で打たして頂きますれば【名言マガジン】

劇団WAGNAS副長アキラです!
名言マガジンにこの言葉を加えます。

今回の名言は元プロ野球選手の大杉勝男の言葉です。

大杉勝男は自分の世代よりもだいぶ上の選手でリアルタイムでは見た事ないのですが、この人のエピソードはどれも魅力的でこれぞ昭和の野球選手と言えるような方です。

大杉勝男は東映フライヤーズ(現日本ハムファイターズ)の看板選手で、のちにセリーグのヤクルトスワローズに移籍。通算で19年活躍した選手です。

怒らせたら怖い暴れん坊なのに実は繊細でファンからもチームメイトからも愛された人でした。

そのエピソードを紹介すると
・コーチに「あの月に向かって打て」とアドバイスを受けて打撃開眼

・外国人選手と乱闘になり大杉は1発で外国人選手をKOさせる。しかし退場にはならずその理由が審判が「パンチが速すぎて見えなかった」から

・大先輩のノムさんこと野村克也に打席に入った時にささやき戦術をくらうも「うるさい!」の一言で黙らせる

・ヤクルトに移籍して日本シリーズに出場、ホームランを打つも相手監督がそのホームランに「ファールじゃないか?」と猛抗議して1時間19分も試合中断。
大杉は「俺のホームランにケチをつけやがって…」と発奮して次の打席で誰が見ても文句のないホームランを放つ

エピソードはまだまだあるのですがとても魅力的な野球選手であったことのは変わりありません。

そしてその大杉勝男はセリーグとパリーグの両リーグで1000安打達成(史上初)
さらには両リーグで1000試合出場(史上初)を達成してあとは両リーグでホームラン200本達成を期待されていたのですが、セリーグでは惜しくも199本で引退。

そして引退試合での挨拶で大杉勝男はファンにこの言葉を残しました。


最後に、わがまま気ままなお願いですが、あと1本と迫っておりました両リーグ200号本塁打、この1本をファンの皆様の夢の中で打たして頂きますれば、これにすぐる喜びはございません

大杉勝男

残り1本はみんなの夢の中で打たせてくださいという何ともロマンチックで素敵な言葉ですよね。
この言葉だけでもこの方はただの粗暴な乱暴者ではなかったという事が分かります。

しかし大杉勝男は1992年に47歳の若さで早逝。
自分も物心ついた頃には亡くなられた方なので子供の時は全く知らなかったのですが、ネットなどでこの方のエピソードと引退試合での言葉を知ってからとても好きな選手になりました。

大杉勝男は今でもファンの夢の中で豪快にホームランを打っているのでしょう。

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