見出し画像

戦わなければ生き残れない!【名言マガジン】

劇団WAGNASオンダです!

今回は僕の好きな平成仮面ライダーシリーズ、その中でも「仮面ライダー龍騎」からです!

ネットコピペからの名言紹介はちょっとお休みです。
能動的に名言を探しにネットを漁るのもちょっとまた違う話ですからね(笑)

さて、この龍騎という作品はかなり異端児的作品で、仮面ライダーが13人登場します!

しかもなんと、この13人が殺し合います!
最後の勝ち残った一人は願いを叶えられるという、バトルロワイヤルものなのです!

「戦わなければ生き残れない」も名言ですが、実はこれは作品テーマでもあり、作中でもよく流れるセリフの一つです。

平成初代のクウガ、二作目アギトと、正統派?路線だったのに、三作目にしてこの龍騎の発想はだいぶ攻めてるな~と思わされたものです!

僕はクウガは今でも未視聴でアギトから見始めたのですが、当時かなりハマりましたね!

これも「言葉そのものが名言タイプ」ではなく、「シチュエーション込みで名言になる言葉タイプ」になります!

もはや名言というよりキャラ紹介みたいになっている部分もありますが、仮面ライダー=幼児向けと思っている方にこそ読んで欲しい記事です。

それでは早速!

真司「俺は絶対に死ねない!一つでも命を奪ったら…お前はもう後戻り出来なくなる!」

蓮「俺はそれを望んでいる…」

仮面ライダー龍騎

真司って奴が主人公(仮面ライダー龍騎に変身)です。
で、この真司は願いもないのにたまたま偶然このゲームに参加して仮面ライダーになってしまった奴で、殺し合いという狂ったゲームの内容を知り、必死に戦いを止めようと奮闘している善人でおバカな感じのキャラです。

蓮って奴はライバル兼W主人公(仮面ライダーナイトに変身)で、昏睡状態の恋人を救うために戦っています。
一見冷静で冷徹で自分勝手な奴ですが、本心はとても優しい人情家で、やるべきこと(他者を殺して勝ち残る)をわかっていながらも、それが出来ずクールに振舞いながら内心ウジウジしているキャラです。

そんな二人が紆余曲折ありながらも、時に敵対し時に理解し合い友情を育んでいく訳ですけど、後半でゲームの残り時間はもう短いから急げとゲームマスターに告げられます。

そんな中、焦りから半自暴自棄になった蓮が真司に戦いを申し込み、真司は真司で蓮の願いを知っているから戦いは断れないが蓮に人殺しをさせるわけにはいかないと、そんな男二人戦いの前の「魂の会話と呼べるシーンの名台詞」でした!

双方共にベクトルは違えど、各々悲しい決意が読み取れるセリフですね…

ちなみに仮面ライダー龍騎という作品には大きく分けて「最終回が3つ」あります。

テレビ本編、夏の映画、テレビSP版。

それぞれ3つとも結末は違うマルチエンディングとなりその時点で相当に斬新ですが、特筆すべきはテレビ本編中盤の夏あたりに公開された映画!
そう!「夏の映画も最終回の一つ」と今言ったように、夏の映画で先行最終回をやったわけです!

龍騎は設定のみならず、多方面に冒険しすぎな作品なのです(笑)

その「先行最終回映画」最終シーンでの名台詞をご紹介します!

蓮「だが分かってくれ、俺は勝たなければならない。どんなに可能性が少なくても俺は懸けなければならないんだ。戦ってくれ俺と」

真司「頼みを聞いてくれたら考えてやるよ」

蓮「なんだ?」

真司「死ぬなよ・・・蓮!」

蓮「お前もな!」

二人『変身!』

劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL

色々あって真司と蓮の二人以外の仮面ライダーは全員死にました。
しかしミラーモンスターというライダーではない敵が大量発生してしまい、それを二人で倒すべく死地とも言える状況を前にした掛け合いです。

このセリフにて終幕となり、台詞だけ見ると「ジャンプ漫画の打ち切りみたいだ」と思われるかもしれませんが、二人の友情と絆を感じさせる良いシーンなのです!

ですが、もしモンスターの群れを全て倒せた後、蓮は恋人の為に真司と戦い、殺さなければいけない。
真司ももちろん殺されるつもりもないし、蓮を殺人者にはしたくない…でも蓮の気持ち(戦い)には全力で応えたい。

友情と絆はもちろんですが、それ以上に哀しいシーンでもありますね…。

さて、仮面ライダー龍騎における「本編」と「映画」における名言(掛け合い)を2つご紹介しました。

名言かどうかと言われるとなんとも微妙で「もはや名シーンじゃ…」という気もしますが、お互いの魂や信念を言葉としてぶつけ合い、視聴者としても心揺さぶられるものが確かにある「名言」に間違いないと僕は感じています!


さて、こっからは雑談というか龍騎全体に思うことについて…

この「仮面ライダー龍騎」は、僕が高1の時の作品で、ワクワクドキドキしながらリアルタイムで見ていました!

当時「龍騎」の大まかなプロットが公開され始めた頃、ネットや専門の書籍ではかなり荒れていたのを覚えています。

曰く…
・正義の仮面ライダーに殺し合いとかやめろ
・なんだこの見た目はカッコ悪すぎる
・そんな作風なら仮面ライダーを名乗るな

などなど…匿名から著名な人まで、そのようなコメントや寄稿を寄せていたのを覚えています。

要するに「仮面ライダーは永遠の正義のヒーローを指す称号だから、正義と呼べない行為や変革は許さないぞ」という、昭和ライダーファンたちからの声でした。

それを見てすごく腹が立ち、そもそも僕は「アギト以降の平成仮面ライダーファン」だったので「仮面ライダー」という称号やブランドには一切興味がなく、ますます「仮面ライダー」という言葉に偏見やアンチ心を深めたのも覚えています(笑)

が、蓋を開いてみたら世間の評価はうなぎ上りで、それでも騒ぎ続ける旧世代ファンもいたようですが、「龍騎という作品の実力」が「古き良き仮面ライダーブランド」を黙らせていく感じが爽快でした。

きっと制作関係者はもっと爽快だったんだろうなぁと思います(笑)

この「龍騎」は現在一線で活躍するクリエイターにも大きな影響を与えた作品とされ、有名な話では「まどかマギカ」の脚本の人もそうだとかそうじゃないとか…。

とにかく、昭和シリーズの流れをぶっ壊し、平成シリーズにとって大きな革命的作品であったのは事実です。

恐らく初期平成ライダーにとっての一番の敵は、「昭和仮面ライダー」や「旧世代ファン」だったんだろうなぁと思います。

そして、10年近く平成ライダーという人気とブランドを積み上げてきた制作者側が、もう「平成ライダーも十分世に認められた」と感じたからこそ、
その後は「やりたいようにやろう、昭和シリーズも時々使っちゃおう」と、コラボ・クロスオーバー路線に踏み切ったのではないかなぁとも。

しかしそう思うと不思議なもので、僕が昔嫌っていた「昭和ライダーオタク」の戯言が、今となっては僕が「初期平成ライダーオタク」として、現行モノに戯言を言っているという構図。

まぁそんなものなのかもしれませんね~(笑)

さて、総勢13人の仮面ライダーによる殺し合いゲーム…最後はどんな結末を迎えるかは是非ご自身の目で確かめてみてください!!


【開幕告知】
3/23(土)の正午より、都内下北沢駅にて劇団WAGNAS開幕いたします!

当日参加メンバー募集しております!
参加希望はもちろん、ご質問やお問い合わせも下記よりお願いいたします。


【お知らせ】
劇団WAGNASの団員(一緒に活動するメンバー)募集中です!
東京の新たな魅力とノスタルジーを感じたい方はぜひ劇団WAGNASへ!!

※芝居はしません…

興味ある方はこちら↓↓まで


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?