2019年 富士山麓マインドフルネスリトリート体験レポート1

2019年 富士山麓マインドフルネス・リトリート

5月3日から5月6日までティク・ナット・ハン師の教えをもとにプラムヴィレッジで行われている「マインドフルネス」のプラクティスを体験する富士山麓マインドフルネス・リトリートに参加しました。今年で4回目、スタッフとしても関わるようになって3回目の参加です。今年のリトリートの体験を、自分への気づきの振り返りも兼ねながら、書き出してみました。

5月2日(火)リトリート前日、私たちスタッフと僧侶団はバスで東京を出発して、新しい会場の富士calmに到着。バスから降りると、雄大な富士山、新緑、そして新鮮な風、広い空に、体が緩んで、笑顔が戻ってきました。出発前日は、遅くまで持っていく物を考えたり、部屋の片づけが気になったりと、思考がハイスピードで回転していてイライラ、朝起きたら頭痛がしたり止んだりの状態でした。

心がリフレッシュして、早速会場作りにとりかかります。沢山の荷物を運んだり、重い椅子や机を何台も移動させたりという肉体労働。今ここに意識を向けてやることに専念していても、疲れも溜まってきて、イライラする感情が現れてきたことに気づく私。重いものを運ぶ仕事は、みんなでやるべきだ、やる人とやらない人がいるのは不公平だと思っている自分の思考にも気づく。
沢山の連絡事項を聞こうとして、意識を集中するように努力しているけど、スッと頭に入ってきません。
呼吸に戻って静かに待つと、心のスペースがないことに気づきました。その気づきで、心にゆとりが戻ってきました。
モナスティックとスタッフが輪になってミーティングをしました。サークルの中に落ち着きとみなさんの暖かいエネルギーを感じて、肉体労働の緊張が緩みました。同時に一人の微笑みに気づくゆとりが戻り、気づくと頭痛も収まっていました。

以前はリトリートに行くぞ、何か得るぞという、意気込みや、初対面の人に会う緊張感や、私自身の人間性の未熟さも相まって、他の人へのライバル視、他人の粗探しのようなネガティブなモードに入りがちでした。今回は、他の人に対してフレンドリーな気持ちで接して過ごすことができたし、そういう自分でいられるように気づきを高めることができたのがうれしい。





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