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ハゲゲルゲ

 大阪万博の2年後、1972年(昭和47年)。私が小学6年生の時にテレビで放送された特撮ヒーローもの《超人バロム 1 》。

 今から考えたら、むちゃくちゃ、アバンギャルドでした。

 悪役の怪人の名が、なんと「ハゲゲルゲ」。

 こともあろうか"コヤツ"、罪なき人に、「必殺 ハゲ爆弾」を投げつけて、ハゲにしてしまうのです。

 いやあ……よう考えたら私らの世代は、なんでもありのすごい時代に、幼年期〜思春期を生かせてもろうたんですね。

 何でも良い子ちゃんで規制された世の中に生きる今の子らが、ちょっとかわいそうに思えてなりません。

 だって、差別や偏見はたしかにいかんし、今の方がいろんな意味で正しいのは、わかるんですが……。
 それでも、悪いのも、人間の本性の一つなんですよ。特に子供は……。

 社会を考える時、難しい問題ですな。コレは。

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