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今週の宙予報「探し物は、探すのをやめると見つかるものだ」

自分で自分を認める。
それが出来ればどんなに良いか。

他人の評価を受け入れる。
これが出来ればもっと拡がるのに。

自分で自分がわからない為に永遠に自分探しの旅を続けたり、他者の声を聞き入れることが出来なかったばかりに、全てを失って孤独になってしまったりすることだってある。

ほんとに難しいものです。

どうして自分のことがわからないのか、どうして他人の声を聞き入れられないのかは、生まれながらの気質だけではなく環境が与える影響も大きなもの。

孤独で頼れる人のいなかった幼少期や、周囲の人の顔色を伺って空気をよみ、存在をぼやかす事が生き抜く術だった過去。
他人と比べられ続けいつも誰かに振り回されてきたり、親や家族、周囲のみんなの期待に応えるために頑張り続けてきた子ども時代。。。

いくつになろうとも、こうした幼少期からの経験一つ一つの積み重ねが『今の自分』のベースであることは変えられない。『こんな過去切り捨てて自分らしく生きればよい』という人もいるかもしれない。

でも、これが自分。これが私。

どんな過去であれ、その経験の中で身に付けてきた『生き抜く術』というものがある。

これは大事な大事な宝物。

切り捨てるのではなく、使いこなすべき武器だと私は思う。

さて、今は宇宙のお正月直前。

12星座最後の魚座に太陽が位置するこの季節は、牡羊座から始まる新しい一年の準備期間。自然界では冬籠りの虫たちが這い出てくる『啓蟄』の時期ですね。

新たな始まりと聞くと『さあ、新しく何かをしなければ!』と考える人も多いと思いますが、今年はこの時期に水星が逆行中。

そんな今宙からのメッセージは

『新たな始まりを迎えるにあたり、自らを振り返りなさい。』

今、焦点を合わせるのは新しい『未知』のものではなく『既知』のもの。つまり自らの中にあるもの。

先日、この水星逆行をリレーに例えましたが『リレーのバトン』は新たに与えられるものではなく前走者からの引継ぎ。

そして前走者は自分なのです。

長く走っていると私達は自分がバトンを既に持っていることも、どんなバトンを持っているかもつい忘れてしまう。だからこそ過去の自分からバトンをしっかりと引き継いで、新たに走り出すことが大事。

そんなことを宙は伝えているように思うのです。

今は、誰かとの会話や、他者からもたらされる刺激が『過去の自分と出会う』きっかけとなる時なので、様々な記憶が呼び起されることもあるでしょう。その記憶の中には『そういえば自分にはこんな事が出来るんだった』なんて掘り出し物があるかもしれません。

もしも辛く苦しい過去が思い返されたなら、焦点を合わせるべきはその忘れ難い出来事や体験ではなく『その時どうしたのか?』

そこで培った自分の特技、そこから脱出する為に使った方法、その時自分を救ってくれたもの… こうしたものの方に気付きがあるんですよ。

もう大切なものは見つけられましたか?

さてさて、水星の逆行は3/28で終わり。そこから4/11までは全ての惑星が順行になります。

もしも、今悩んでいたり、決断できないでいたり、頭がボンヤリしたり、同じことばかり考えて前に進めないと感じているなら、桜が咲く頃には進まなかった物事も進み始めることでしょう。
今は過去の振り返り時期ですから身の回りの片付けでもして時を待ってみてくださいね。

『自分探しは』外をいくら探しても見つかりませんが、水星逆行時は『失せ物』が見つかるという特別な時期。失くしたと思っていたものが見つかるかも。 。


東京では桜の蕾もだいぶ膨らんできましたよ。

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