徒チル通信Vol

最初の閲覧数が伸びない時期のこと

お世話になっております。若林です。

無名の人がWEB上で漫画を公開しても、基本ほとんど誰も見てくれませんよね。
そこでつまづいてしまって漫画を公開するのをやめてしまう人もいます。

もちろん僕も最初はそういうところからのスタートでした。

僕が「徒然チルドレン」を最初にWEB上で公開したのは2012年10月のこと。
最初は自分のHPで公開してたのですが、9月までは一日に見に来た人の数が平均27人だったそうです。
そこで他のキュレーションサイトから誘導するようにして、10月の平均が420人になったんですって。

ちなみにこれは全てHPでの数字で、pixivでは10人とかだったと記憶してます。

その時の様子は当時のメモに残っています。

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当時の僕は1日閲覧数が27人から420人に増えたことに喜んでるんですよね。
今の感覚で見るとだいぶしょぼいです。
今なら無名の人でもTwitterで漫画を投稿すればもう少したくさん見てもらえるんじゃないでしょうか。

でも他人と比べず、自分の数字としか向き合ってないので、とっても前向きです。
むしろ今の自分は、当時よりたくさんの人に見られてるのに、他人と比べてしまうせいで後ろ向きですね。
ヒロユキ先生のHPのアクセス数を参考にしていますが、比較はしてません。
小さな目標を設定して、それを一つずつ達成することに集中してたんですね。

そして4色のボールペンでカラフルに書かれたメモ。
「漫画のことを考えてるだけで楽しい」っていうのがめちゃめちゃ伝わってきます。

他人と自分を比べず、自分自身と向き合ってるだけで、こんなにも楽しく前向きになれるんですよ。

しかも僕は当時既に雑誌で連載してるプロ作家でしたからね。
それで1日470人とかで喜んでたんですよ。めっちゃ前向きじゃないですか??

ちなみにこれ以降もメモが残ってます。

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ところどころ計算が合ってるのか怪しいですね。

僕は今でもへこんだ時にこのメモを見返します。
そもそもメモを残したのは、自分が何を考えて行動したか、後で答え合わせできるようにするためでした。
でもそれ以上に、自分の成長を振り返れるようにしたことが精神的な支えになっています。

閲覧数が伸びない、評価されなくて苦しい時は、自分と向き合えばいいと思います。
自分と向き合って、小さな目標を立てて、一つずつ達成していく……この作業は本当に楽しいです。
そしてその成長の記録を振り返れるようにしておくと、ずっと自分の支えになります。

今回すごくいいこと書いた気がしますけどどうでしょう。
このコラムを読んで何かしら心が動いた人はぜひ拡散して広めて下さい。

※補足
最初の月27人から月470人に増えた時って、一か月毎日漫画を更新してたんですよね。
毎日更新してこの数字って、今見るとめちゃめちゃ才能無かったなと。
でも当時はそんなもんだと思ってたので、へこまずに済みました。
継続が大事ですね。

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