創作ダイアリー⑳+⑨

僕は巳年。蛇の道。中学生の時に引いた石灰の白線。太く細く蛇行してまるでなってない。大蛇の腹の筋線がまる見えのままのオリンピックがはじまった。固定観念にそりよい登り立とうとするようにかま首の聖火台に火がともっている。ことに固定観念がむかえうつ観念は固まったままか。ここに来る前に多くのことが飲み込まれていた。どこだってストライキできた。でこだってボイコットできた。ストライキもボイコットも呑み込まれてはいたのかもしれない。大義名分はスキャンダルとなり。アスリートの弾き出す数字とともに因果のような感染者の数字も増えている。まず、身近なことで、動いてみろよ。そう直感できた。ぼくの場合は走り出した。快楽があった。それをのうしゅくするように走る長さは短くなっていた。そこを走り抜けた。どんどん速く走っていった。わずか、6秒そこそこで消えていく走路があった。何本も何本も走ってみた。そして太っていることがいやになった。やせていった。研いでいった。そして、スマホを握ってみた。そこには魔球のように消えてしまえ、馬鹿野郎の言葉が刻まれていた。

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