地方演劇を真面目に考える会 特別編 その3 【演劇の魅力について考える編】
概要
2021年に和歌山市のクラブゲートと、オンラインで開催した「地方演劇を真面目に考える会」の記録です。以下のHPにて、開催した動画のアーカイブ、アンケートデータや、インタビュー動画をご覧になれます。ぜひご覧ください。
演劇の魅力ってなんだ?
演劇環境を良くするためにという事を考えてきましたが、今回からは、そもそも演劇の魅力ってなんだ?という事を考えていきたいと思います。演劇の魅力が分からなければ、誰かに演劇っていいよ?って言っても、なにが?と言われたときに答えられないと困ります。今回はそもそも演劇そのものを分解してみます。
演劇の要素
演劇の要素を分解してみます。
◎台本
・ストーリー
・日本語の美しさ
・斬新さ
・リアリティー
・構成
・様式
・同時代性
・話題性
・喜劇性/悲劇性
・風刺
◎役者(観劇側)
・役者個人のキャラクター性
・演技力
・容姿
・ライブ性
・ハプニング/アドリブ
◎役者(体験側)
・戯曲の世界の疑似体験
・コミュニケーション力の向上
・スポーツ的身体的楽しさ
◎空間
・劇場
・舞台美術
・照明
・音響
・非現実感/リアルさ
◎その他
・観客間コミュニティー
・グッズ
・地域性
・
演劇と似た分野
演劇だけでは、魅力の特性をつかみにくいので、比較対象を考えてみたいと思います。
物語系
・小説
・マンガ
・映画/テレビドラマ
・アニメ
・オーディオドラマ
身体表現系
ダンス
パントマイム
空間系
インスタレーション
謎解き(脱出ゲーム)
とりあえず、こんな感じかなと。思いついたら追記していきます。
次回から、これらを一つ一つ考えていきます。
つづきます。
特別編 その4はコチラ
番外編 その8はコチラ
劇作家 松永恭昭謀(まつながひさあきはかりごと)
1982年生 和歌山市在住 劇団和可 代表
劇作家・演出家
劇団公式HP https://his19732002.wixsite.com/gekidankita
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