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「ピーターラビット」は女性差別から生まれた。作者が後世に残したかったもの『ピーターラビット2』監督インタビュー

誰もが愛するウサギ「ピーターラビット」が誕生したのは1902年。絵本、アニメ、映画だけでなく、アパレルや食器まで多くのグッズにピーターラビットが登場しているのは知っているだろう。このピーターラビットを生み出したのは、ビアトリクス・ポターというイギリス人女性だ。

当時、ビクトリア朝時代のイギリス女性は参政権もなく、女性の生き方は非常に限定されていた。そんななか、ポターは絵本作家として売れっ子になっただけではなく、キャラクタービジネスを展開し巨万の富を得た。

そのビアトリクス・ポターをモデルにした女性・ビアとピーターラビットたちとの交流を描いた映画『ピーターラビット』の続編、『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』が6月25日に公開される。

大ヒットした前作と同様に脚本とプロデュースも手がけているウィル・グラック監督は、実は日本で暮らした経験がある。グラック監督に本作、そして日本に対する思いについて聞いた。

6月25日(金)全国ロードショー

ビアトリクス・ポター専門家、ビアトリクス・ポター資料館館長・大東文化大学英米文学科教授である河野芳英先生には、ポターの生涯について取材しています。先生の著書もオススメです。

選挙権もなかった時代に、女だからという理由で学者になれずに紆余曲折を経て、絵本作家、起業家、自然保護活動家、多様なバックグラウンドをもつ女子メンバーで設立したガールズスカウト、病気の子供達への慈善活動など、様々な分野で活躍したビアトリクス・ポター。今度イングラドへ行ったら彼女の足跡を辿ろうかと思っています。

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