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貧しくても公共放送の受信料を払うべき?英国で「名画泥棒」が投げかけた問い

NHKが手本としたと言われる、イギリスの公共放送BBCの受信料制度。未支払い者への罰が日本より厳しく、毎年6万人以上が起訴されているという。そのためか、受信料の支払い率は9割以上だ(NHKは約8割)。

そんなBBCの受信料制度にまつわる衝撃の事件が過去にあったことをご存じだろうか。1960年代、受信料支払いを拒否して2回も逮捕されたばかりか、国宝級の美術品を盗み出して警察に「絵画を返してほしければ年金受給者のBBCの受信料を無料にせよ!」という脅迫状を送った男がいたのだ。この驚きの事件を映画化した『ゴヤの名画と優しい泥棒』が2月25日に公開される。

本作の脚本のベースを書いたのは、なんと事件を引き起こしたケンプトン・バントンの実の孫だという。映画を企画したプロデューサー、ニッキー・ベンサム氏に取材する機会を得たので、ケンプトン・バントンやその家族の実像、そして現在イギリスで大きな話題となっているBBC受信料制度の廃止問題について聞いた。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/92764


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