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宣伝費とメディア露出少ない『ドライブ・マイ・カー』が、なぜアカデミー賞の候補に? 日本初の偉業の裏事情

#アカデミー賞 の受賞のために、アメリカの大手映画会社は多額を投入してロビー活動を行う。濱口竜介監督のメディア露出は、『#パラサイト 』の #ポン・ジュノ 監督とは対照的にも思える

日本映画として初めてアメリカのアカデミー賞の作品賞にノミネートされ、前哨戦で健闘してきた濱口竜介監督の『#ドライブ・マイ・カー』。

3月28日の授賞式で今年最多のオスカーを獲得するのは、ジェーン・カンピオン監督作『#パワー・オブ・ザ・ドッグ』、もしくはシアン・ヘダー監督作『#コーダ あいのうた』だと多くのメディアが予測しているが、作品賞、監督賞、脚色賞(濱口、大江崇允)、国際長編映画賞の4部門にノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』は最低でも国際長編映画賞を、そして、もしかしたら脚色賞も受賞するのではないかと囁かれている。

ニューヨーク映画批評家協会、ロサンゼルス映画批評家協会、全米映画批評家協会という3つのアメリカの批評家トップ団体から作品賞を受賞した、歴代数少ない作品の一つである本作は、メジャースタジオ作品がかけられるような莫大な宣伝予算なしに、純粋に口コミと作品のクオリティだけでオスカーの賞レースに食い込んだ。

そんな『ドライブ・マイ・カー』の成功要因を、マーケティングの視点から海外メディアを参考にしながら紐解いていきたい。


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