あおやぎ

映画、TVドラマ、小説、ぼんやりとした考え事について書いています。2023年4月から「…

あおやぎ

映画、TVドラマ、小説、ぼんやりとした考え事について書いています。2023年4月から「Medium」というブログサービスで「Sheshells and Horizons(貝殻と水平線)」というページも始めたのですが、アクセシビリティ上の理由でnoteにも同じ内容を投稿します。

マガジン

  • ずっと読みたい大切なnote

    素敵だなあ、大切なことだなあと感じたnoteを集める宝箱です。

  • 残したい景色

    あおやぎが「残したい」と思った感情を置いています。

  • 本という海を旅して

    あおやぎの読書記録です。感じたことをぜひ残しておきたい、と思った本をご紹介します。

  • イベントレポートやぎ

    興味あるイベントに参加したときのことを書きます。

  • 人生のヒントかもしれない

    あおやぎが「人生において忘れたくない」と感じた気持ちをしまってます。

最近の記事

  • 固定された記事

「書くことが好きです」宣言

新年あけまして2頁目のnoteです。 1頁目では「1月の抱負」を書きましたので、ここでは今年1年の抱負を書こうと思います。 まずは始めてみる少し前の投稿で、純粋意欲というものについて書きました。 私の純粋意欲=「なぜだかわからないけれども、とにかくそれがやりたくて、他人が何と言おうともやりたいもの」の1つに「書くこと」があります。 そう、私は書くことが大好きです。 …。  ああ、言ってしまった。ついに、自分の口で言ってしまった。 「何を今更?ここのところ毎日

    • 内側を通る息

      シニアとよばれる年齢の愛犬、彼の寝息はいつ聞いても心を静めてくれる。 今朝、その寝息をかすかに顔に浴びたとき、「この息は彼の体を通って出てきた息なのだ」と妙なことを思った。 彼の体の内側を直接見ることも、触ることもできないけれど、その内側を通って出てきた空気には触れることができる。 それは少し、人との関わりにも似ている気がした。

      • 無人島に持っていきたい映画「オデッセイ」(THE MARTIAN — the movie I would bring to a desert island)

        ※ネタバレご注意※ この投稿には2016年公開の映画「オデッセイ」の一部ネタバレがあります。 ※使用している画像はフリー素材サイトからライセンスを得たものであり、映画とは一切関係ありません。ちなみにトップ画像は火星の丘に腰掛ける宇宙飛行士のイメージイラストです。実際「オデッセイ」に似たようなシーンがあるので、映画のカットではないものの嬉しくなりました。 もし無人島生活で1本だけ映画を観られるなら、私は迷わず「オデッセイ(原題:THE MARTIAN)」(制作:アメリカ /

        • 安らぎ until then

          無駄じゃなかった。 迷ったのは、無駄じゃなかった。あがいたのも、無駄じゃなかった。 転んだのも、憎んだのも、無駄じゃなかった。 嘘をついたのも、笑ってごまかしたのも、恐れず手放したのも、無駄じゃなかった。 快楽に溺れたのも、無駄だと思うことをしたのも、無駄じゃなかった。 傷ついたのも、傷つけたのも、無駄じゃなかった。痛みを知ったのは、無駄じゃなかった。 晴れの日に空を遠ざけたのも、遠くの声にすがったのも、造られた世界に逃げたのも、無駄じゃなかった。 何もかも、無

        • 固定された記事

        「書くことが好きです」宣言

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        • ずっと読みたい大切なnote
          39本
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          10本
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          11本
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          4本
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          31本
        • 書くことについて
          9本

        記事

          ゴミとゴミじゃないものの違い

          晴天で外気温もちょうど良さそうだったので、午後は散歩に出た。家々の軒先においてある自転車を眺めながら、なるべく知らない道を歩く。 私は今、ロードバイクがほしい。『弱虫ペダル』というアニメにのめりんでいる。原作漫画は10年以上連載が続いている長寿作品にも関わらず、今年1月末からの2週間ほどでアニメ1期~4期まで観てしまった。これほど一気に観ると、リアルタイムで作品とともに少しずつ歩んできたであろうファンの方々に申し訳なさすら感じる。続きが気になって漫画も読んだ。 運動は苦手

          ゴミとゴミじゃないものの違い

          見えない時間を感じる

          毎日、世界中ですばやいコミュニケーションがとられている。「送信」を押した瞬間にそれは「言った」ことになり、相手は「受け取った」ことになる。 メールやチャットにはなるべく早く返事をして、何事もなるべく早く試し、なるべく早く結果を得る。そうできることが、人間として優れている証の1つとされているかのように感じる。 もちろん、こうは考えない人も多いはずだ。じっくり時間をかけること、「寝かせる」ことに価値を見出す人もいる。 しかし地域差や個人差はあれど、数千年、数百年、いや数十年

          見えない時間を感じる

          noteの書き方を思い出せないので、メモをまとめてみました。

          1月の中旬から3週間ほど、SNSを手放してみました。意識を向けているつもりはなくても、日々いろいろな情報や誰かの言葉を浴び続けていると感じたからです。 身体が汗をかいたら、タオルで拭くなりお風呂に入るなりしてさっぱりできるし、肩が凝ったらストレッチをしてほぐせます。でも脳内のケアって、どうも疎かにしがちです。たまには刺激を減らして、すぽーんとした頭で本当にやりたいと思うことをやってみよう。見たいと思うものを見よう。そんな単純な考えで、Twitterやnoteを閉じました。

          noteの書き方を思い出せないので、メモをまとめてみました。

          定期カウンセリングで気づいた「ゆるい光」のよさ

          11月から、cotreeさんのオンラインカウンセリングサービスを利用させてもらっています。今回は、初回と同じカウンセラーさんとお話した2回目の感想です。カウンセリングを受けようかどうか迷っている方のご参考になればいいなと思っています。 ちょうどいい距離感で話せた初回初回は「今後の仕事選択」について、抱えていた迷いを聴いていただきました。そのとき私はWEBライティングで収入を得ていたのですが、また組織に所属して同僚と切磋琢磨したいという気持ちもあったからです。 ただどのよう

          定期カウンセリングで気づいた「ゆるい光」のよさ

          毎日、動く。今年あと5日間の目標

          はやいもので、2020年ももうすぐ終わります。 今年がどんな年だったかは、具体的に書いていると1年くらい経ってしまいそうです。 なのでこのnoteでは、この1年を通して感じたことと、夏に掲げた目標、そして残り5日間をどのように過ごしたいかを書いておこうと思います。 あたりまえのことは、不思議なことであった。この1年、「これまであたりまえだと思っていたけれど、本当はそうでなかった」ことによく気づきました。 一度気づくと、どうしてあたりまえだと思っていたのだろう…と不思議

          毎日、動く。今年あと5日間の目標

          その言葉を追う―池田晶子という「場」―

          最近足を運んだ書店で、どうしても気になる本があった。若松英輔氏の『不滅の哲学 池田晶子』(亜紀書房)である。 表紙を見てまず「あっ」と立ち止まった。挿画はまちがいなく、西淑さんのものだ。奥付で確認したらやはりそう。私の好きなイラストレーター、西淑(にし しゅく)さんが手がけている。 最初の数ページをめくって、もうどこか購入を決めている自分がいた。若松氏の著作をまだ読んだことはなく、この本で取り上げられている池田晶子のこともよく知らない。以前読んだ本で少し引用されていたかな

          その言葉を追う―池田晶子という「場」―

          初カウンセリングに見つけた「はじめの距離感」。

          オンラインカウンセリングサービスを提供している「cotree」さん。以前一度アセスメントコーチングを受けたことがあり、カウンセリングも気になっていました。 そんな折にcotreeのたかれんさんからお声がけをいただいたので、しばらくの間、カウンセリングを続けてみます。 noteに書いていく内容カウンセリング後、毎回noteに感想を書く予定です。初回を受けた今の段階で、どんなことを書きたいか考えてみました。 ・カウンセリング中の話題 ・記憶に残ったこと ・カウンセリング

          初カウンセリングに見つけた「はじめの距離感」。

          【好きなもの聞いてみました】はやしさんって、こんな人。

          こんにちは。とても主張の強い3D画像のバラを入れて楽しくサムネイル画像をつくっていたら、全然収まらないサイズになってしまったことに悔しさを覚えているあおやぎと申します。 私は今年、はやしさんという方の対話セッションを3回受けました。はやしさんは「相手に伴走する」という姿勢を大切に、個人で対話事業に取り組まれている方です。 詳しくは素敵な記事がありますので、ぜひご覧ください。 このnoteの目的と言い訳もしかしたら私のnoteを読んでくださっている方のなかには、このはやし

          【好きなもの聞いてみました】はやしさんって、こんな人。

          輪郭のある夜

          疲れていて眠いはずなのに、妙に目が冴えてしまう夜。前の晩までと違うのは、その輪郭の濃さかもしれない。 さまざまな意思が集まった場所から離れて、3ヶ月ほど経つ。ひとりの時間が多くなると、自分の輪郭がぼやける日が増えた。 ひとり暮らしではないので、ほんとうにひとりの時間は少ない。それでも、1日の多くの時間をともにしたさまざまな意思というものは、不思議と自分の輪郭に影響を与えていたのだと気づいた。 その場所を離れる前、自分の輪郭はどこか遠い場所へ行きたがっていた。 安全で、

          輪郭のある夜

          わかっていた夕方

          今日は話しすぎたかもしれない。別れたばかりの友人の顔を思いうかべながら、自分の足元をみる。 いつもはどちらかというと、話をきいているほうだ。彼女の話題は、私の生活や関心事と重ならないものが多い。重ならないけれど、それゆえにお互い新鮮味を感じていると思う。 じっくり相手の話をきいてさえいれば、くだらないことを言わなくて済む。余計なことや、言っても言わなくても同じようなことを、その時間という水瓶に落とさなくて済む。 しかしどれだけこの口が動いていても、ふっとむなしくなること

          わかっていた夕方

          見つめていたい昼

          数日ぶりに、時間のゆとりができた。 自分よりも忙しい人はいくらでもいるのだけど、自分の時間の過ごし方は自分にしか感じられない。ここのところ、私はゆとりをつくれずにいた。 何をしようか。やりたいことはたくさんある。やろうと思いつつできていなかったこともたくさんある。 こういう日のはじまりはうきうきとするばかりで、結局やろうとしたことの3分の1もできずに終わってしまう。 だから、一番やりたいことからやってみよう。そう思い、玄関の物入れをひらいた。 靴の手入れをするのが好

          見つめていたい昼

          たまたま生きていた朝

          しっかり眠っていつもより少しだけ早く目覚めた朝は、謙虚な気持ちになれる気がする。 謙虚というより、いつもと同じようにやってきた朝を、不思議だと思える気持ち。 今日も私は目が覚めた。 久しく会っていない小学校、中学校の同級生も。先日会った高校の同級生や先輩も。大学で同じバンドを組んだひとたちも、組んでいないひとたちも。私の好きなアーティスト、俳優も。好きな作家も。今まではたらいた職場のひとたちも。いぬをふくめ、私の家族も。 みんなみんな、生きている。どこかでそれぞれの朝

          たまたま生きていた朝