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VALORANT勝手に講座「耐えスモークの全て(マップ別あり)」

耐えスモーク
起源はDRXのMako選手とされますが現代のVALORANTでは必須も必須の技術です。

しかしそもそもなぜ投げているのか、どういう使い方をすればいいのか、デメリットは何なのか?
今回は耐えスモークのポジティブな部分、ネガティブな部分を解説、その後は現在のマッププール内の基本の耐えスモークを紹介していきます。


耐えスモーク解説

1.射線の数をへらすのが強い

第一にVALORANTの根本はFPSであり、基本は人数を掛けているサイドが有利です。
これは私の記事「エントリーについて」を一読していただきたいですが、要するに一人倒されてもトレードキルすれば問題ないよね?という話です。

しかしこれは射線を複数組みやすい状況で発生する問題です。ではどうするのか?スモークを遮蔽物にします。(この話も先週のスモークの記事で詳しく書いています)

チョークポイントで止める

簡単な例としてスプリットBを例にしていきます。狭い通路の中で大きな柱が目立つサイトですがメインのみの進行の場合この柱を左か右に回ってエリアを広げていくエントリーが必要になります。

基本のスモークの炊き方はこちらです。これとパラノイアや吸い込みをエントリー時に使うだけで多くの射線が通るBサイトは守れたりします。

サイト奥への進行を阻害する

ですがもう一つの守り方としてここへのスモークがあります、スプリットBは基本的には左周りがランクマッチでは多い印象ですがここにスモークを置くと?敵はこれ以上の進行が難しくなっていきます。

しかもこのスモークがあればもし索敵スキルで自分の位置を把握されてもリポジショニング(守る位置を変えること)することができ、サイト奥への侵入ができないと守り側の寄りが間に合い勝率が一気に低下します。

これが耐えスモークを使った守る流れです。強いでしょ?

しかしデメリットも存在します、それは射線が「切れてしまう」という部分です。

例えば味方がヘブンからカバーが取れる状況であれば耐えスモークが邪魔をしてサイトからの射線を組み込めません。その上、メインへのスモークが使えない可能性もあります。

サイトに入ってくる味方が死ねば自分もサイトに孤立する結果になり意味がありません。

要するに「万能なものではないけど強い作戦の一つではある」という話です。

2.どちらに膨らますの?

耐えスモークの基本がわかったところで少し深い部分にいきましょう。
「膨らみ」についてです。

こちらはsmashlog TVにてCrazy Raccoonの元プロadeさんが耐えスモークについて解説しています。
動画内では自分側に膨らました方が良いとされています。
この動画でわからなかった人用にもう少し詳しく絵で解説すると

ふくらました場合

自分側に膨らますと図のようにフラッシュを食らわなかったり、敵が違うアングルを見てくれる可能性を作れます。

だから基本は自分側に膨らました方が良いとされているんですね。
しかしadeさんも指摘するように例外や考え方の違いも存在します。

一例としては設置に干渉したい場合です。

inスモークから設置位置に干渉できる

例えばブリーズAに耐えスモークを使うならここを少し膨らませることによってオープン設置のポジションにスキルやモク抜きで設置を阻害することができます。
これが膨らんでいないと角度が足らず、狙うことができません。

結局は状況によってスモークの炊き方を変えなければいけません、相手の傾向や自分の戦い方を考えて調整していくしかないのです。

ですが作戦案を提案をすることはできます。次は各マップでのおすすめ耐えスモークを紹介していきます。

各マップ耐えスモーク

1.アセント

まずはAから

入ってもよし、ヘブン下に入ってもヨシ、多くのポジションを作りリポジショニングもしやすい、その上ヘブンからの飛び出しもしやすい最高のスモークです。

続きましてはB

まずはこのローワーへのスモーク、これは単純な耐えスモークという意味もありつつ、敵のスモークを利用してCTからサイトへの動線を作るという意味も含まれています。
耐えスモークは寄ってくる味方が飛び出しにくい部分をカバーする意味もあるのです。

ボートハウスに使うスモーク

もう一つはサイトの中に使うこのスモーク、ここはスキルを入れられると耐えるのが難しいボートハウスで立ち回らせるためのスモークです。

少し星のポジションに余裕を持たせることで思わぬ射線からピークすることもできます。

ローワーから入ってくる敵をCTからの寄りで挟むことができる。

2.ヘイブン

Aサイト

Aには下水と箱を繋ぐようなこのスモーク
これで下水からの進行はinスモークしなければいけない上に、ロング側もサイトをクリアするために距離が出来るため、一気にサイトを掌握されてしまいやすいサイト中での耐えを可能にします。

※これも一応耐えスモークのおかげ

Cサイト

次はCサイト、ここは鉄板のこのスモーク、Cサイトの掌握に必須なサイト奥へのアプローチを難しくさせます。

スモークの位置にグレネードを配置するとより強固に守ることができます。

3.スプリット

Bの耐えスモークは先ほどの説明があるので省きAのスモークを2種類紹介します。

サイトの奥で立ち回るためのこのスモーク、個人的にはアストラやサイファーであれば一度オフアングルで勝負した後に展開なども強いかと思います。

もう一つはここ、一見ただ膨らんだスモークに見えますが星の部分に隠れれる隙間ができ、ドローンなどに時間を使わせることが出来るかつ、エルボーからもサイトの中からもヘブンからも射線が通せるアングルとなっている強力なスモークです。

4.バインド

Aサイト

Aはここ、設置の阻害と浴場との挟みを拒むスモーク

バインドAはリテイクを前提にした設置遅延が強く、その中で攻め側視点ではエリアを取り切らない中での設置は怖いでしょう。

Bサイト

Bサイトはここ、ロング側でもいいですがフッカー側だとCTの通路から味方が入りやすいので一応こちらを紹介します。

5.ブリーズ

Aサイトでは最初に解説した膨らまし以外はあまりありませんが、Bサイトはこのスモークがあります。


真ん中の柱と壁を塞ぐ

ブリーズBはチョークポイントで抑えることがセオリーです、しかし難しいのであればサイト裏で耐えるのも選択肢になるかと思います。

ヴァイパーの耐えスモークは衰弱が入るため侵入しにくく、別サイドからの進行が増えますがブリーズのBサイトは通路が狭いため進行が難しくなります。

使用例はこちら、手前でyayが勝負した後サイト裏で耐えながら味方の寄りを待つ展開に持ち込ませます。
その後のcrashiesのショックボルトが刺さったのも設置位置にスモークがあったためです。

6.ロータス

Aサイト

Aサイトはシンプルにここ、サイト奥までのクリアリングを難しくするスモーク。出来るだけヘブン側に膨らませて置いたほうが星部分にポジションが出来るため選択肢が増える。

※なおここのスモーク炊くぐらいなら扉ワンウェイやメインスモークなどのほうが強いと思われる。

Bサイトは無いためCサイト
ここは非常に特徴的な構造なので様々なパターンがあります。

階段をからの侵入を防ぐ

まずはここから、オーメンの位置に入り壁を使うのがポイントです。スモークに入る時はこの箱で隠れ、スモークに入った瞬間を狙います。

細長い部分でもあるためロータスで使用されやすいオーメンのパラノイアを返しやすいポジショニングというのも強力です。

ヴァイパーやアストラなどの大きなスモークでないと使えない

次はこちら設置位置へのスモーク、勿論スモーク中を警戒させる部分もありますが肝は線の部分。

星の部分に入りスモークが消えるタイミングまで待ちます。
敵は設置位置以外は警戒していないのでマルチキルを狙えるという寸法です。※なお絶対死ぬ

最後はシンプルにサイト奥を取らせないスモークです。インスモーク時には星の部分を使いワンキルした後のモク抜きを壁で軽減します。
時間稼ぎとして強力です。

7.サンセット編

まだまだ雰囲気がわかない方も多そうなサンセットですが通路が狭いため耐えスモークが非常に強力なマップです。

Aサイト

エルボーは非常にスモークが強力

Aはエルボーが強力です。非常に狭いこのエリアでここにスモークを炊くと一部耐えモクと同様に壁を使ってモク抜きでのカバーを往なすことができます。

Bサイト

なんか下品

Bサイトは両側のどちらかにスモークを置きましょう。

画像左側であればオーメンスモークでも完全に閉めることができる上に、星のポジションを明けることでフラッシュを避けたり、すれ違いを発生させることが出来ます。

まとめ

今回は耐えスモークについて解説していきました。コントローラーで「ラッシュが止めれな〜い」という方は耐えスモークを使ってみるのも一つの選択肢に入れていきましょう。

全ての場所にスキルで干渉できるのがスモークのいい所ですからね。

もう一つ、あまり紹介はできませんでしたがこのスモークたち+他のスキル、パラノイアや吸い込み、他エージェントのスキルなどを組み合わせることで大きく時間を稼ぐことができます。

是非カスタムなどに入ってどういった守り方が強そうなのか考えてみてください。


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